ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

ダイ・カウボ-イ・ダイ  くたばれ カウボーイ野郎 くたばれ

2008-03-27 03:21:23 | 
何百万人も殺したのだから

次はあなたが死ぬ番よ

大殺戮ミッションなど 

もう正当化できる時代ではないのよ


( Quetzal 「DIE COWBOY DAI」)


欧米社会の500年以上続く植民地化による奴隷制度と大量虐殺についての歌です。このカウボーイのメンタリティーがなくならない限り、私たちが破壊の道を進んでいるのは間違いありません。
スミスのモリッシーのソロ「マーガレット・オン・ザ・ギロチン」にインスピレーションを受けたといわれているこの曲は、モリッシーの歌声同様に優しくも物悲しく心の奥に響いてきます。


スペイン人等の白人が約10%、インディヘナ(先住民)が約25%、そして残りの多くがメスティーソと呼ばれる混血が占めるメキシコ。


そこは、陽気なマリアッチ、テーキーラ、古代文明の太陽の国であるとともに、
「征服者と被征服者の間の、呪われた子どもたちの国」でもあるのです。

自分の血が、侵略者によって強姦されたり妾になった女からのものであり、かつ自分の血が、その侵略者からのものでもある。このメスティーソの複雑な想いは、単一民族(厳密にはそうではないが)の日本人には、簡単には理解しづらいものです。


今回、メキシコとグアテマラを旅して、初めてメスティーソというものを意識するようになりました。





近代の媚薬・チョコレート発祥の秘密の地を求めて

2008-03-06 21:21:24 | 
直径が、なんと!30cmもあるビッグで素敵なチョコレートがウチにやってきました。

まるで、額縁のついた絵のように綺麗なので部屋に飾ってましたが、ふとした瞬間、我慢しきれず食べちゃいました。
しかし、かなり甘党のワタシですが、食べても食べてもなくなりません。
うーん、お菓子と幸せは、長持ちするのがいいですね。


ところでその昔、早稲田の定食屋で出されていた、「チョコとん」にヒントを得て、自宅でコロッケの中に板チョコを入れて作ったことがあります。
自分で言うのもなんですが、メチャう旨でした!!

名づけて「チョコロッケ」

ネーミングもいけてるし、断面の見た目、おじゃがとチョコと衣の美しいハーモニーといい、元祖を凌ぐ一品でした。(特許申請してたら、今頃大金持ちになってたかも)


さて、今週末から、侵略者スペインが持ち帰り全世界に広がったと言われているチョコレートの地、メキシコへ行ってきます。

行程としては、まずは空路で、インディオの文化色の強い“オアハカ”(海抜1,563m)まで行きます。
モンテアルバンやミトラの遺跡、樹齢2000年以上42mもあるトゥーレの木が有名です。

次に、バスで山を下って、キューバ音楽の影響のある港街“ベラクルス”へ。ラバンバ♪でダンソンします。

パレンケ遺跡でジャングルライフを堪能した後、再び高地のサンクリストバルデラスカサスへ。
ここは村上春樹さんもお気に入りの街だそうです。コロニアルな宿の中庭で、鳥のさえずりとともにゆっくり過ごすつもりです。飽きたら、近郊のそれぞれ個性ある村を訪ね歩きます。

さて、ここからが大変。グアテマラへ向かって陸路で長時間の国境越え。
世界一美しいと言われている湖の湖畔の村、パナハッチェルとヒッピーな村サンペドロラグーナへ行き、ボケーっと過ごします。
しかし、すでにセマナサンタ(聖週間)、キリスト教の国では何処でもお祭り騒ぎの1週間なのです。

最終目的地は、世界的に有名な、アンティグアのセマナサンタを見物です。国中から泥棒も集まってくるらしいので油断はできません。

最後に、メキシコシティーで1泊して成田へ。

無事帰れることを祈って、いざメヒコ。