ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

ZOMBIE-CHANGで、されど幸せ

2019-04-16 07:59:00 | ロック
天池真理からアグナスチャン、ピンクレディーにキャンディーズ、そして松田聖子。
そんなアイドルたちと同時に、ビートルズ、ストーンズ、井上陽水、ツェッペリン、パンク、ニューウェーブ、AORまで聴いて育った少年時代。

そんなんが、今ここへ来てドップリはまっているのが、
ZOMBIE-CHANGだ。

まるで、青春が甦ったかのごとし。
少年に戻ったかのごとし。
80年代新宿ツバキハウスのLondon nightにいるみたい。

アングラ、サイケ、パンクニューウェーブ等のカウンターカルチャーに、アイドル的、DIY的な要素も加わった、作って歌って踊って演じて見せるZombie-changのMeirinは天才アーティスト。
自称アーティストだらけの世の中で、抜群に抜きん出てる。


初め、ゾンビちゃんと言う名前で、かなりアクの強いギター弾き語りをしていたようだが、
おじさん相手じゃなく同世代に訴えたいと言うことで、
電子楽器に持ち代え、一人で作詞作曲からトラックメイキングまで手 掛けるZOMBIE-CHANGというユニットを始める。
80年代の音楽に似てると言われ、逆に研究をする。
そして、昨年ドラムとベースが入って軽快なロックバンドサウンド寄りに新改、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

Youtubeで一曲だけ聞くと、「まぁ面白いし可愛いね」と思うだけかも知れないが、2曲3曲と見ていくと、これは凄いということになる。



ZOMBIE-CHANG『WE SHOULD KISS』



ノイズ音で始まる所からかっこ良いく、踏切の音でぐっと締まる。
後半の2段回高揚していく展開も凄い。
チープな鍵盤の音色も最高!何度聴いても飽きない。
PVを見ながら我が子と一緒に振り付けを真似するのも楽しいが、ライブ観たときやってしまいそうで恐い。




ZOMBIE-CHANG『モナリザ』


軽快な歌詞がまず面白い。そして、シンセのメロディラインが秀逸。
PVではいている三本ラインのアディダス緑ジャージ姿がダサかっこ良い。おしゃれを軽々と通り越している。
因みにワタシ、同じの寝巻きにはいてるよ。今度ライブにはいて行こう❗

今時はやる気と才能さえあれば、デザインや音源作りまではPC上でできてしまう。
CDのジャケやPVの内容までにも関わるメイリンのDIY精神が素晴らしい。

小学校の運動会は、YMOのライディーンとモナリザで決まり。



ZOMBIE-CHANG 「愛のせいで」


シンガーでエッセイストの寺尾紗穂さんが今帰仁に来る途中で、車でランダムに音楽を流していたんだけど、この曲がかかった時、
「わっ、声が低い❗誰ですか?」と興味を持ったようだった。
今、この手の声を出せる人はメイリンちゃんしかいないね。

横浜中華街近くで生まれ、孤独な中学生時代にパンクにはまりライブハウス通い、高校を途中で飛び出し上京。
独りで世の中に向かっていく姿を想像すると、
自分も、もう一度上京するところから人生やり直したい気分になっちゃった。


以前のアルバムは、インディーズ感やアート感が強い音作りだったが(それでも歴史的名曲多々あり)、去年出した「PETIT PETIT PETIT」は、垢抜けたバンドサウンドで大人も子供も一緒に合唱出来る捨て曲なしの大傑作アルバム。





今こそ、次世代のインデペンデントな文化が力を持って、AKBだの椎名林檎だの安倍晋三だのを駆逐して欲しい。




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オウムと阪神淡路大震災の頃

2014-11-19 16:47:31 | ロック

つい最近、youtubeでさかなのポコペンがボーカルのフィッシュマンズ見ました。めちゃかっこいい。このライブではいろんなミュージシャンがボーカルやってるけど、皆さん器用すぎてピンと来ない。しかし!さかなのポコペンにはグッときたと思う人は少なくないんじゃないかな。
リアルタイムではまるで聴いたことなかったフィッシュマンズ。東京90年代の気分って、自分にとっても確かにこんなんだったんだな。
↓そしてもっとも自分の90年代の気分を表している曲。

ザ・スペシャルビュー「この世の存在の秘密」

野望があるわけでも、希望も絶望もなく、バンド活動をするのが当たり前の生活であるかのように何も考えてなかった気がします。
アシッドでサイケなこのバンドは、大学の一年下のフィッシュマンズとはかけ離れ、世間には相手にされず地道に活動を続けたのでした。 そして、

ザ・スペシャルヴュー2011年1月以来、約4年ぶりのライヴ
東京高円寺 ペンギンハウス
平成24年11月30日(日)17時30分開場 18時開演 
チャージ¥1800

「じょうゆうさん~」と、数年呼ばれ続けるワタシでした。

 

 


1980という不幸な年

2014-05-20 18:36:49 | ロック
おそらく、田舎の普通のロック少年にとって不幸のはじまりのエイティーズ。

まず、ポールマッカートニー&ウイングスの来日中止。
しかも、空港でマリファナ不法所持という失態。日本をバカにしてたのか、単に間抜けなだけだったのか。


時代はパンク後ニューウェーブで、ヤンキー全盛の頃。
そんな中、自分はビートルズが本当に好きなんだ!とカミングアウト。
チケット取って、確か名古屋まで泊りがけで行くことをみんなに自慢していたところ、この逮捕ニュースのせいでクラスのみんなにバカにされてしまいました。
ポールやビートルズなどオールドロック云々というより、洋楽ロック全般がダサいことに思われてしまった。

「ラム」や「ヴィーナス&マース」などが好きなんだけど、「バック・トゥ・ジ・エッグ」でロック回帰した後のこの80年の公演は是非見ておきたかったなぁ。

そして、ジョンボーナムの死。
ゲロをのどに詰まらせるというこれまたありがちだけど、年寄りがのどにモチを詰まらせるに近い悲惨な死に方。ヤクでも交通事故でもなく、
「ゲロで死ぬ」
そんな情けない死に方が、世の中にはあるんだと生まれて初めて知りました。

そして最後は、ジョンレノンの死。
ジョンのソロといえば「ジョン(魂)たま」でしょうが、「マインドゲームス」や「心の壁、愛の橋」を良く聞いてました。鬱屈した思春期に、これらのアルバムの薄ら暗さがたまりませんでしたね。
そして、息子ショーン・レノンの育児に専念していたジョンが、5年間の主夫生活を終え、音楽業界に復帰する記念すべき作品となるはずであった「ダブルファンタジー」
これが出たばっかのときの訃報。ツェッペリンの解散も影に隠れてしまいました。
こうしてロック不毛の80年代、アングラ以外はダサいばかりの薄っぺらな洋楽ロック80年代が始まったのでありました。

Hクンがもうすぐ4歳。
ということはヨミタンのジョンことワタクシの復帰もあと1年後か。
復帰しても、撃たないでね、、、
有名人じゃないし。




マーキームーンってどんな月?

2013-09-21 15:12:27 | ロック
19日は、中秋の名月。石垣では「とぅばらーま大会」、本島でも各地で綱引きやら豊年祭やら獅子舞やらがありました。そしてこの十五夜の日、豊作を祈願し、ヒヌカン(火の神)と仏壇、神棚に供えた後に食べるのが「ふちゃぎ」

餅に、小豆をまぶしただけのものですが何だかとっても美味そう。でも実際は小豆は甘くないし、餅と言っても沖縄の餅は米粉を練って蒸したもの。団子じゃん!
たまたま貰った「ふちゃぎ」をHくんにあげると、バクバク3つも食ってました。
ちょっと横取りして味見してみると、
めちゃ甘い、、、
今どきの砂糖の入った「甘ふちゃぎ」だったのでした。

昔、カーボーイジャンキーズが「スイートジェーン」をカバーしてました。アンニュイでムーディーデブルージーな作品。ルーリードは、今までカバーされたものの中で最高のヴァージョンと絶賛してました。
確か、古い教会で1本のマイクで1日で録音されたアルバム。よく聞くと教会の外を歩く人の声が聞こえます。シンセの産業ロックが全盛の80年代、このシンプルな手法が新鮮で衝撃を受けました。

そしてお月様大好きのテレヴィジョンの「マーキームーン」。ウイルコのライブ演奏は完璧だけどやっぱコピーだな。
トムバーラインが絶賛すべきバージョンは、これだね


学園祭的完コピバンド

2013-07-04 11:19:34 | ロック
今春来日した、再結成後まだ続くテレビジョンに、アメリカの良心ウイルコ。
どちらも沖縄へ来ることも無く行けませんでしたが、さっきyoutubeでペイブメントをカバーしてるウイルコを発見!

じぇじぇ~!
ビッグスター「サンキュー・フレンズ」
チープトリック「サレンダー」
シンリジー「ボーイズ・アー・バック・イン・タウン」
ヴェルヴェット「フー・ラヴ・ザ・サン」
キンクス「ウォータールー・サンセット」
グレートフルデッド「リップル」
ビートルズ「アンド・ユアー・バード・キャン・シング」

カウントファイブの「サイコティック・リアクション」
までやってる!!

全曲一緒に合唱できるじゃない~これは生で見たらホンマ楽しそう!

他に、ブルーオイスターカルト、ニックロウ、ニールヤング、ストーンズ、、、
最近のウイルコのライブはカバーが多いらしく、これらを日本公演でやったかどうだか分かりませんが、やっぱ現役のバンド、見ておきたかった、、、テレビジョンは、再結成はなかったと思ってますからスルー。


Wilco cover of Television - Marquee Moon (Solid Sound 2013)


ところで、沖縄で初めてスタジオ入りしました。60年代後半の名曲をカバーするバンド。二人のシーズン、ビーナス、、、

爆破すべき美術館、そうすべきではない美術館

2013-06-21 19:46:36 | ロック
子連れママは、地元のヤンママから3.11以降の移住組みまでいっぱいいるし、カフェや手作り市などのイベント等の受け皿も多いが、やはりマイノリティの子連れとーひゃんは、行き場にいつも困ってます。誰か、ネコカフェなんかじゃなくパパカフェとか作ってくれないでしょうか。パパ同志って女子と違ってすぐに和めないから、落ちつか無そうで行かないけど、、、
ああ、明日はまた魔の土曜日、フルタイムひびびと一緒。

しかも!本人が生まれて初めて認識した、待ちに待った誕生日。もう何ヶ月も前から楽しみにしてるのです。いったい、何をすりゃいいのやら、、、

とりあえず大好きなケーキをひびびに内緒で買って、陰ながら祝おうと思ってます。今んところ、スポンジ生地の上にクリームがのった「ケーキ」と言う甘い存在は彼にはばれてないようで、ふふふ。
西荻のアテスウェイみたいな洗練された味のケーキ屋、沖縄にもないかね~?


そんな話はさておき、先日はヒビを送った後、久々のフリーの日。

普天間の基地近く、オキナワン「stand」の聖地(意味通じる?)・佐喜眞美術館へ行って参りました。ヒビがまだお腹(俺のじゃないヨ)にいる時以来だから、3年ぶりか。

ちょうど、草間彌生展をやっていたから行ったのですが、ここは沖縄を訪れた人には必ず立ち寄ってもらいたい「人間と戦争」をテーマにした素晴らしい私設美術館です。
佐敷町のシュガーホールや、キリスト教短期大学の設計で有名な真喜志好一による設計。屋上からは普天間の基地が見下ろすことができ、屋上の階段は、慰霊の日(6月23日)には、太陽が一直線に沈むよう配慮して設計されています。

6月22日が3歳の誕生日で、
23日沖縄は慰霊の日で休日になります。地方限定の公休日のため残念ながら、国家公務員の休みや振替休日は、なしよ。

三上 寛 - 「美術館」

はねないリズムとは?

2013-04-03 01:22:55 | ロック
「phewが言う“はねないリズム”とはなにかを考えると、それは
“世界があるがままのリズム”、
マシンで発生する不自然な一定のクリックではなく、強制的な躁状態のリズムではなく、祭りのときのリズムではなく、
よせては返す海岸の波の音であり、人の脈拍である。それは常に変動する自然のリズム、オーガニックなグルーブである。」 web d!ce より

東京を脱出して約2年、
沖縄へ引っ越して1年たちました。
4月は、ここ読谷の海上にアメリカの戦艦が大挙してやって来た時期。これから6月23日の沖縄の終戦の日(慰霊の日)まで、日本軍の島民への残虐行為やアメリカ軍の激しい戦闘が続いたようです。

Phewが2年位前に出したカバーアルバム『FIVE FINGER DISCOUNT~万引き』に撃沈されました。


今宵は、現在進行形でロックが必要とされている、沖縄東村高江へ。山奥にある素晴らしすぎる「カフェ山瓶」でのphew&七尾旅人出演の高江音楽祭を見るために。

ここ高江には、最近でも、遠藤ミチロウ、友部正人、坂田明、青葉市子、七尾旅人等が訪れ演奏しています。沖縄のビーチのイベントも気分良いですが、やんぱるの森の中で聞く音楽はこれまた最高です。みんな高江へ行こうね。

Phew - 素晴らしい人生


↓あひゃ、20年前!の音源。でも、音は40年位前のもののようにも聞こえるね。
ザ・スペシャルヴュー - ラヴ・ライト

さよなら、Kevin Ayers

2013-02-22 22:29:10 | ロック
ケヴィン・エアーズ、2月18日フランスにある自宅で死去。
死因は明らかにされていませんが、眠るように亡くなっていたとのこと。68歳。
「燃えなければ、輝けない」というメモが置いてあったとのこと。

思えば、約10年前、2004年。
3回目のケビンの来日。旅行気分で見るのもおつなもんかと、あえて東京公演は行かずに、関西の2つの公演のチケットを購入しました。

5月14日(金) 近江八幡 酒遊館
料金:前売り\6,000/当日\6,500
琵琶湖のあまりの汚さにギョッとした。桜の時期を過ぎた近江八幡には行くとこも見るところもなし。あとは、水郷巡りか、メンソレータムのウィリアム・メルル・ヴォリズ(一柳米来留)の記念館巡りくらい。
時間より早めに会場へ到着、前列に陣取ったら、曲順表が見えた!
「ほほー、2部構成で20曲近くタイトルが書いてある。こりゃ、電車に乗って来たかいがあった!」
しかし!こちらも旅気分で大期待したのも悪かったが、それにしても酷かった。本番、数曲でまさかの退場。一度は舞い戻って来たが、再び退場(10年前で、記憶も定かではないが)。15分くらい歌、聴けたかな?
もう、冗談かと思いました。かなり、がっかり。
でも、熱心なファンばかりだったのか、日本人の習性か、誰もブーイングするでもなくお開き。終演後、愚痴をこぼす居酒屋も近所にはなく、とぼとぼ歩いて、ビジネスホテルへ帰りました。

5月15日(土) 大阪BRIDGE
料金:前売り\6,500/当日\6,800
さすがに、都会の公演、年季の入ったエンターテイナー振りを発揮してくれるかと期待したのもつかの間、またしても途中退場。
再び出てきても、なんだかやる気ないのか、機嫌悪いのか、ボロボロなのでした。
おもしろい、おもしろくないに関して、ハッキリしている大阪の客、後半次第に帰ってしまう客が増えていき、半分くらいは最後まで居ずに帰ってしまいまた。こんなハッキリ観客に見捨てられたライブは私にとって、初めてでした。

輝けるためには、燃えなきゃね。

Kevin Ayers

いまさら見てしまった、FUJI ROCK FESTIVAL'11の出演者

2011-05-26 09:05:50 | ロック
今年は、そんな場合じゃないと、見ないようにしていたフェス関係。
でもね、e+とかぴあとかメールが着たら見ちゃうじゃないですか。まず、行けないけどね、妄想フジロック巡り。

まずは、初日7/29
RON SEXSMITH位かな、真剣に見るのは。
ARCTIC MONKEYS/BIG AUDIO DYNAMITEは酒のつまみ程度に。あと、SHERBETSってバックがあの人たちだったら見てもいいかなぁ。THE SISTERS OF MERCYって生きてたの??
って感じなんで、初日は不参加。

二日目7/30
 おっ、ASIAN DUB FOUNDATION見るでしょ。BATTLESも前のフジの時、お尻しか見れなかったんで是非みたい。なに、CONGOTRONICS vs ROCKERS見る見る。DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN/G.LOVE&SPECIAL SAUCE/岡林信康/SHONEN KNIFE/TODD RUNDGREN、この辺は時間が合えば適当に遠くから見てみたい。そして!MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS、コレ絶対見たいです。

最終日7/31
BUDDY GUYって一応見とこうかな。CORNERSHOPも。なんだか日本人アーチスト多いのは、恐がって来ない外タレが多いってことなのかな、それにしてもなぎら健壱はなんだかフジに似合わないなぁ。YELLOW MAGIC ORCHESTRAは楽しそうだ。
そして!

TINARIWENにWILCO!!
 
えー!絶対野外で見るのめちゃくちゃ楽しそうじゃな~い。

フジロック出演とんぼ返りのマークリボーのラテンバンドにティナリウエン、ウイルコ。これだけでも行く価値あるってことは、、、

メンバー発表

2011-01-04 18:34:13 | ロック
メンバー発表

“Special View”
Dr.Kouki Aizawa
B.Kouji Nishino
G.&Vo.Senya Uemura

ゲスト:Per.Saeking


曲目
タイヨウノトリ
ガラスのビン




「Special View復活ライヴ!!!」

2011年1月9日
場所:新宿歌舞伎町ゴールデンエッグ

13:30~14:00電気醤油
14:10~14:40反芻袋
14:50~15:20犬風&村井英晃
15:30~16:15 Special view

料金:¥1500ワンドリンクつき


ひそかに盛り上がってる THE ONLY ONES 熱

2010-12-18 15:38:00 | ロック
棚の奥から、オンリーワンズのCDを引っ張り出して聞きたくなりました。

その昔、飽きるほど聞き込んでいるので、新鮮さはないんですが、じっくり聞いてるとなんだか歌が無性に歌いたくなりまして、「Flaming torch」と「No Peace For The Wicked」をカバーしてみると、非常に心地よいので、他のやらなきゃならないことを差し置いて、歌詞もじっくり解き明かしながら何度も歌っちゃいました。

曲作りのセンスにしても歌詞にしてもその声質にしても、ルーリードやボブディランやシドバレットよりも、私はピーターペレットが一番だと思います。シンプルで絶妙にポップなコード進行、シニカルな詞、さめた色気のある声がずぶりと心臓をつかみます。何といってもバンド名がいいじゃありませんか。名を付けた時点で、孤高の道を歩んでいくことを約束してしまったかのようです。最初は、名前を「ピーター&ザペッツ」にしてたらしいけど、そのままにしてたら売れてたかもね。

大好きで良く聞いてた頃は、ある評論家兼ミュージシャンから
「ピーターに会ったけど、自分の子供の前でヘロイン打ってるよ」
と聞いていたので、まさかソロで来日、その数年後バンド再結成で立て続けに2度来日するなんて予想も出来ませんでした。
当時はyoutubeもなく、テレビ神奈川かなんかで流された「you've got to pay」「someone who care」の汚い映像のダビングビデオを何度も見てました。
そんな当時、NHKのFMラジオのサウンドストリートで「you've got to pay」が流れた時はびっくりしました。DJは確か仲井戸麗市さんでしたね。