ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

フジとサマソニ、両制覇

2019-08-25 09:15:00 | ライブ
BBQで火もつけられないし、蚊に刺されるのが大嫌い、テントで寝るくらいなら車で寝るヤワな奴が、、、

「面倒くさい」この日本独自の言葉を、常々心のなかで呟くモノグサ野郎が、、、

そんな輩(ワタシ)が、今年の夏は二つの夏フェスへ参加した。
フジロックフェスティバル2019とサマーソニック2019だ。
しかし、枕詞がつくのだ、それは、






「おうちで」






そう、Youtubeライブ配信を、沖縄の本部富士近くに位置する森の中の自宅で見たのでした。

題して「モトブフジロックフェスティバル

一人じゃ寂しいので、家にいそうな奴に声かけたら、一人ひっかかった。
楽しくチャットやりながら鑑賞。なんだかんだ結構、忙しいぜ。



フジロックは、三日に渡り2channel配信なので、どれを何時観るかチェックしなくてはならない。この作業が結構めんどくさい。

知ってるアーティストが少ないので、公式サイトのプロフィールをチェック。
すると、かなりの数観ておきたいのが選出された。


さてさて、テーブルにJBLのスピーカーとPCをセット。
期待は高まる、初まりは逃さないように、、、ドキドキドキ
 




と、興奮のうち視聴始めたは良いが、最初の日本女性アーティスト見てるウチに早くも飽きてきた~



若い世代にはいるだろう、センスもテクも持っていて、超絶ノリノリなのは判るんだが、素直ではないワタシには、「それ以上のものが感じられぬ」
「今さら」な感じ。



日本のバンドは、プロフィールにだまされた感じで、どれも今一だった。
冴えないルックスのボーカルが流行りなのか、小便臭いバンドとか、手馴れたプロのオヤジ寄せ集めバンドとか、聞いてられない。
そして、外国のだけど、サイケバンドと期待したら、ヘビメタだった奴には、ズッこけたぜ!!ロックのジャンルっていつの間にか変化してたのか??


じっくり楽しめたのは、、、
Mitski と
クルアンビン!!


次点で、ペイブメント以降の様々なオルタナロック
を思い起こさせるアンノウンモータルオーケストラ、
安定した演奏のロックンロール女子のコートニー、
タイのモーラムダンスバンド、パラダイスバンコク。



結果として、Mitskiという新進気鋭のアーティストを見つけられたことが、非常に価値のあることだった。
名前は聞いていたが、日本生まれで幼少期を様々な国で転々と過ごしたと言うこの女性、ただ者ではなかった。
体操選手のように動きながら歌う姿に目が釘付け。

音楽性云々よりも、日本をすっ飛ばして世界で成功しているという事実と、この窮屈な世の中において自我と対峙し、肉体的及び精神的な解放を試みようとする強い意志に感激。

もはや国としては終わろうとしている日本を相手にしている時代ではないのだな。

こんな才あるパンクな姉ちゃんMitskiには、是非とも三原じゅん子をはじめとするモーレツオバサン達をやっつけてもらいたい。



クルアンビンは予想以上に人気だったし、1時間半にわたるフルのステージでも、聞いてて疲れたり飽きたりすることなかった。
(当たり前だ、エアコン入れた部屋で椅子に座ってくつろいで見てるんだから)
それにしても、「聞き慣れた音に見慣れたルックスなのに、何故か新しい」
こんなことが、まだまだ出来るなんて!
生きるヒントをもらったよ!!

と、チャットの相手に言おうとしたけど、そう言えば、、、、、、、、、

その相手のやってるバンドがまさにクルアンビンと同じコンセプトだった!

エキゾチカを感じさせるギターインスト、ひたすら軽いクレバーなドラム、絶妙に音数を抜いたリフで着実なリズムを作る素人さ加減絶妙で可愛いベーシスト、、、
バンド名を安易につけってしまって、後悔してるところまで似ていたりして、、、







これはまだ4人の頃の映像




はて、ではいったいどこが違ったのか?

答えは、、、、、、

「ヒザカックン攻撃」

これがあるかないかだった!!







youtubeで見られる、今のところベストなライブ。
5:00以後、ギターのボリューム上げていき、ピックをさっと持つところがたまらん。



・たとえ爆音がなくても、演奏の緩急と色気だけで、聞く者は昇天出来る。
・ジャンルはどうであれ、引き算で音色とリズムの隙間を作っていけば、まだまだ永遠に新たな組み合わせは有り得る。
・商業音楽と同傾向のバスキングやユーチューバーの音楽とも違う、飽きさせない音楽、娯楽の新しい王道の新登場。

そしてやはりなんと言っても、生身の魅力。
場所や観客が変れば、出音も演奏も毎回違ってくるし、衣装や小ネタも実際見ないとね。
自分が小学校の頃、全国を巡業してテレビ放映していたドリフ「8時だよ全員集合」の活動形態を思い起こす。ライブ故の緊張感はとてつもなく、毎週親に嫌がれてもテレビにしがみついて見ていたよ。

やっぱ、これからはライブ(生)の時代だな。
本当。
自宅観戦で言うのも何だが。




サマソニは、1channelで迷う必要なし。
しかし、面白いのがひとつもなかった!
80sの売れ線引ニューウェーブとノー天気なアメリカンロック、つまらないアイドルばかり。でも、お客さんはノリノリ。
何だか遠くの世界の絵空事のようだった。
三日間、またチャットやりながら楽しもうと思ったが、残念ながら見るものなし。
保守的な音楽なんて、ゴミでしかない。





「2019年夏フェス」まとめ

フジロックの Mitukiとクルアンビンに、ささやかな希望の光を見つけた。



商業音楽一辺倒のサマソニでフィーバーする若者たちのノー天気な姿
観て、真っ暗な気分の2019夏。

「君達、AKBの投票はしても本当の選挙は行ってないでしょ?」
「来年は音楽なんてどうでもよくて、オリンピックで盛り上がるんでしょ?」

やはり、多くの無能で強欲な人間たちに、この国の権力が掌握され続けているというのが、絶望的な現実なんだ、と再確認した。


間抜けな人口が増えすぎた結果か?香港とは違うんだな。




都会では、最近物乞いが増えてきていると聞くし、希望の光はどこにどう見出せばよいか。
何か次元の違う発想でいかないと、見つけられないのだろうことは分かった、2 0 1 9 サマー。
















メイリンのやさしさ

2019-08-09 23:38:54 | ライブ
「辛いことがあっても、勇気と優しさを忘れないで。それが魔法の力になる」

両親の愛情を受けて、きちんとしつけられて育ったエラは、ボロを着ていても心の清らかさがエレガントな振る舞いに現れる。姿勢やしぐさ、その上気配りなどがきちんとできる。


愛を自ら掴みに行く勇気と周囲への思いやりがあれば、“幸運”という魔法が恋心を成就させてくれる。

最近、一緒に見たアニメのシンデレラですね。






のまちゃん(4才)は、大きくなったらアイドルになりたいんだと。

アイドルにも、ヒトに言われるままのことをやるのと、
自分の頭で考えて自分のやりたい通りにやるのがあるんだよ、と言ってみたりする。

あと、アイドルはオナラしないんだよ、って言葉にはしないが思ってみる。


上のニイニイ、ヒビ(9才)も見たいというので、チビ二人連れて那覇まで2時間車を飛ばし、「ゾンビーチャング」を観てきた。
ゾンビーチャングはメイリンという娘がやってるゆに彼女は、作詞作曲からトラック制作、ジャケやグッズのデザインまで自分で出来てしまう。
おそらく沖縄で初ライブ。
のまちゃんにとっては、4歳のライブハウスデビューだ。




爆音と言うほどでもないが、狭い室内ライブハウスの音は演奏前のDJタイムでもかなりでかい。
立ち見で大人ばかりだから良く見えないと思い、最前列へいくとPAのスピーカーからの音がきつい。ステージにへばりついてる子供たちには、耳悪くなるから塞いどいてと言っておく。
薄暗いステージに、直前のセッティングのためメイリンが出てきた。一番神経を使うところだ。最初の出音がうまくハマまるかコケるかはここで決まる。

いったん楽屋にはけたと思ったメイリンが手になんか持って出てきた。
そしてうちの子供たちに何か差し出そうとしてる。
なんと、耳を押さえている子供二人を見た彼女が、防音イアーマフを何処からかわざわざ持ってきてくれたのだ。


出世と競争しか考えてないような○△坂みたいなアイドルに、こんな他人への気遣いがはたして出来るか?



かくして、そんな優しさを間近に目撃した人たちの心を鷲づかみにし、素晴しいライブになった。





この日はバンド編成。翌日のソロも激しく見たかったという思い強し。
スタイル良し、顔良し、センス良し。その上優しく、自己実現する勇気も半端ない、はず。もう言うことなし。




四肢が長い憧れのメイリンに、目がハートマークののまちゃん。
youtubeで何度も見て、その歌や動き踊りを真似てきた、そのスターがいま目の前に!
何度も「このひとほんものなの?」ときかれた。

最後の曲では力尽きて、ステージに顔を伏せて、立ち寝。














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鈍行列車の旅to人形フェスタ

2019-08-04 10:47:09 | 
とにかく大規模で、手元に届いたパンフだけではどこで何を見たらいいのか良く分からない飯田人形フェスタ2019へ行ってきた。
市内で、数ヵ所、どんだけ遠いか分からない市街でも何十カ所もやってるし、期間も長くていつ行けば良いのか良くわからないし、人形三昧で飽きるんじゃないかと最後まで迷ってたけど、山梨の友人が泊まり掛けで遊びに来てくれるというのが決めてになった。つまんなかったら、ドライブとか市内の動物園行くでも良いし。






飯田は、実家の近くの豊橋から風光明媚なローカル線、飯田線の鈍行で約4時間。
鈍行列車の一人旅なんて久しぶり。スローな旅を満喫すべく
明治21(1888)年創業の駅弁屋「壺屋」の稲荷ずしを買ってホームに並ぶ。

列車は他を見てると、クロスとロングシートの混ざったセミクロスシート式の予想。
狙いは、クロスシートの窓側進行方。天竜川の眺めや暑い日差しの方角はチェックしてなかったので、この際左右どちらでも良い。車窓を眺めながらお弁当がおいしく食べられれば。
旅行者らしき男性の次、2番目に並んでいるので、この男の逆方向へ突っ込んで行き隣のドアーから攻めてくる相手の逆をつけば、確実に狙いのシートをゲットできる確率。



数十分後、予想通りの車両が到着。
シュミレーション通り、前の人の逆へ入り狙いの席へ余裕で行こうとした時、
猛烈な勢いで同じボックスへ突入して来たのが、隣のドアの列の後方に並んでいた

オバサン二人組み

一瞬でも遅かったら、危うく弾け出されるところだったが、ハァハァするオバハンを制して、何食わぬ顔で狙いの席にお先に着席できた。

しかし!
その二人組(60代?)に前と横を完全に囲まれてしまった。

列車が発車すると、
「森ビルで娘が式あげた時、どうこう、、、」とか
「こんな鈍行列車乗るなんて周りにはいないわね~」とか
「あなた、進行方向じゃなくって大丈夫?」
などの二人の会話が延々と続く。

バックからは、お煎餅、冷やしたゼリー、果物、次から次へと出てくる、そして間髪入れず開かれたお弁当。

膝は当たるし、何か動く度に腕もさわる。
本を読むにも集中できない。前の人なんか、3分に一回はワシの顔をチラ見してくる。

足を組み替えるのさえ躊躇して、唱える

「わたしは石、かちかちの固い石」

石がお弁当を楽しく食べるなんてこと、この世にありえません。





飯田のゲストハウスは、長野駅から鈍行で数駅だが、古民家を綺麗に改装した居心地の良いところで、夜は居酒屋もやっていてとっても良かった。

飯田の街は、コンビニやスーパーも少なく昔ながらの町並みも残っていて良いかと、初日は思ったが、地元の祭りとフェスタが重なってにきやかだっただけで、単に寂れていてコンビニすら町中には成り立たないだけなのであった。

そして、暑い。ひたすら暑い。
長野へ行けば避暑出来ると勝手に思ってたのは、遠い沖縄に住んでる故の勘違い。
冬に半袖で沖縄来る人みたいなもんだわ。

フェスタは有料無料色々あって、まず最初に見ようと予定していたオランダ人のスタッフド・パペット・シアターの会場へ無料送迎バスで着いてみると、なんと売り切れ!
冒頭から路頭に迷うことになったが、大道芸や指人形とか面白かった。郊外の竹田扇之助記念国際糸操り人形館も行けて良かった。
友達来なかったら、1日だけて充分だったけど。








大人向け、子供入場禁止、オランダのおじさんが一人で何役もやったやつの、人形



公園にはパラソルのアート



お寺の塀のかざり



サウンドストリートといえば渋谷陽一か?



この日は演目はなかった。舞台の上に見えるぶっとい梁を見るだけでも萌えてしまった、歴史的木造建築物。



暑い時は熱いのを、、、
いやいや
余計に暑くなった。