ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

「寺尾紗穂、ワンマンライブ@groove」満員御礼万々歳!の裏側2

2016-02-16 18:53:55 | ライブ
会場の浦添grooveには、ちゃんとした控え室がなかったんで、読谷のローカル俺々ロッカー(40代、独身、親と同居暮らし)「ナオキ屋」と3人で、付近のドーナツ屋で本番開始を待っておりました。
ナオキ屋、いつもの調子で自分Tシャツを着た写真をとりまくり。最後にゃ、お店の人にまで頼んでウルトラポーズ♪



トラーブルは、こんな時に起きていたのでした!


今回主催者を務めた沖縄タイムス記者の真面目なC君は、本当がんばったんです。
何とか早く予約定員まで行くように動いたり、会場の準備から、ピアノの調弦の依頼まで。

そして、その努力の結果か、ライブ当日朝刊(沖縄タイムス)の読者投稿欄に、65歳の方からの投稿があったのです。
リハ中に、C君はワタシにPCで記事を自慢げに見せてくれました。
それは、紗穂さんという素晴しい存在の宣伝に加え、今夜そのライブがあるという、企画側にとって非常にありがたい内容。

ところが、その記事を読んだらしい高齢の女性たちが、数名で開演直前満員の会場へ来られました。
おそらく普段、地下の狭いライブハウスなどという所へ来たりはしない方たち。
主に宣伝と予約は、facebookとメールで受け付けていたので、当日券だと立ち見もしくは入場できない場合があることは、周知したつもりでした。が、新聞の投稿にそんな情報が載ってるわけありません。
ぎゅう詰め満員で、やむを得ずC君がおば様たちの入場をお断りすると、
なんと、、、
開演待ちを静かに待ってるお客さんたちの中で、

「まったくもう!予約制だなんて、聞いてなかったざますわよ!!」(想像)

という内容の言葉を、大きな声で皆に聞こえるように吐き捨てて怒って帰ったとか。


そんなことを知らないワタシは、リクエストをいっぱいしたら全部やってくれて、アンコールでは駄目もとで頼んだデビッドボウイ「レディースターダスト」までやってもらえて、本望を遂げた気分でありました。
ボウイやルーリードは、ポピュラーミュージックの世界で「マイノリティー」に光を当てた先人だったので、自分の中で紗穂さんに繋がりを感じていたんです。
始終ノリノリだったナオキ屋とこの喜びを共感しようと思えど、「この曲知らなかった」って、、、トホホな君、
ま「レッツダンス」世代だから、仕方ないか。

さて、殆ど「寺尾紗穂・選曲byワタシ」の沖縄ワンマンライブ!!
およそ3時間近くのピアノと歌だけの世界。そりゃ、もう、かっこよくって素晴しすぎました!
1曲1曲に今歌うべき必要があり、意味のないものは1曲たりともなし。
内容がよければ全てよしの大成功に終わりました。


P.S.
打ち上げのため車移動ということで、地理にうといワタシは紗穂さんを乗せて「ナオキ屋」の車のあとを付いて行きました。
ところが途中、「ナオキ屋号」黄色信号で止まるかと思いきや、加速して遠く暗闇に消えて行ってしまった!
俺々君!もう、うしろ見ててよ~。


「寺尾紗穂、ワンマンライブ@groove」満員御礼万々歳!の裏側1

2016-02-10 21:43:06 | ライブ
さてさて、ガラにもなく「来沖アーティスト応援」というミッションにのり出してしまった。チラシ配りやネットでの宣伝やれるだけやって、一番気がかりだったのが、チケット売れ行き。
が、努力が実ってか開催直前になんとか予約で満席に!あとは、飛行機が東京から飛んで、本人がライブハウスまで無事に来れば、めでたしめでたし。

当日、一緒に空港にお迎えに行く予定の主催者の沖縄タイムス記者・非常にきまじめなCくん(読谷出身)から家を出る直前に℡あり。
「子供と自分もインフルの疑いで今受診待ち中」と、、、大丈夫か??
しかしCくんと、なんとか那覇で待ち合わせし、車に乗り込む。

「よかった!今から、行けばちょうどよい時間ですね~」
って、、、

「あんさん!時間間違えてるよ!今が、もう、その到着時間さぁ!!」

猛スピードダッシュでタイヤを鳴らし、赤信号を吹っ飛ばしたCクンのハイブリッドカーは、20分遅れで空港に到着。


さて、『メンソーレ~紗穂様』の看板を作ってこなかったことを後悔しつつ、到着ロビーを見回すが、それらしき影なし。
到着便の掲示板も見るが、それらしき便もなし。

「???」

やたら口が渇くので、ひとまずトイレ入り口のウォータークーラーでちゅうちゅう。
これって、なかなかいっぱい飲めないね~
口に入る水より流れていく水のほうが多いさぁ~

いやいや、そんな場合じゃない

まさか、何らかの理由で乗り遅れた?
いや、まさか連絡ミスで日にちを間違えてた?
悪い想像はいくらでも浮かぶ。
しかし、東京からの到着便がないのはおかしい。

C君に℡してみると、「もしや、L.C.Cでバス降り場に来るかも」と

おいおい、最初にどこの便かくらい、聞いといてよ~もう。

慌てて、バス降り場へ来ると降車中。
しかし、影なしで、次のバスの到着を待つ。

ちょっとポーズも決めて、
「はいさーい!めんそーれ」
なんて、低い声で言ったりしてみようか、、、
異例の寒さの中腕を組んで、そんなことを考えてるとバスが到着。
しかし、、、降りてくる客の中に彼女の影なし。

もう、口渇くから再び水のみ場へ行き、水をちゅうちゅう。

寒いから、空港の2重の出入り口の間で、バスが来るのを待つことに。
バスが到着したら直ぐ外へ出て、「寒い中、長々待ってたことをアピールしよう作戦」を開始するが、
待ち人来たらず。
外へ中へ、出たり入ったりの繰り返し。
どうも飛行機の乗客数に対して、バスのキャパと本数が少ない様子。

待つ間、また水をちゅうちゅう、でもバスが来るといけないからゆっくり飲めない。
バスが来るたび、水飲みにくるワタシ、まるでおもちゃの「水のみ鳥」


最後に、こりゃのど飴でも購入して口を潤そうと、売店探して、のろいレジ待ってる内に、本人のせたバスは到着し、迎えの民を探しておりました!


「あひゃ!これじゃ、こっちが遅れたみたいじゃん。ま、元々そうだけど、、、」

3人で首里へ車を飛ばしてそば食って、いったんホテルにチェックイン。Cクンは会場設営や準備で先にgrooveへ。
あまり時間がないのでリハを一時間遅らせ18時入りということに。せっかくだからやはり街でも散歩してからと思うが、あいにくの寒い雨。
渋滞があると心配だから、17時にワタシが車でお迎えに行くことになりました。

ホテルでピックアップして会場へ行く前に、やはりちょいとだけ沖縄気分でも味わおうと、マイ駐車場(旧農連市場前)から公設市場までご案内。
アイデアにんべんさん作のチラシを置いた素敵な女子古本屋へ行くも、どちらもお休み。壁に貼って貰ったチラシを見せて「ワタシこんなに仕事しましたよ作戦」もみごと失敗。

普通の古書店で沖縄本をご購入後、お勧めした手作りジーマミー豆腐、パッションフルーツ、スターフルーツ等果物をサクサクと数点お買い上げ。
先の南国旅で購入した果物が、たいそう娘さんたちに喜ばれたそうで、今回の短い旅の間にもお土産がいっぱい。
女子はお買い物、本当に好きね~

ところでだ、さすがにこのワタシも入りの時間が気になりだした。しかし、活気有る庶民の市場の誘惑は続く。
市場内に入るのは初めてだったようで、青いイラブチャーなどでっかい熱帯の鮮やかなお魚を見て、
このまま「持って帰りたい」と言い出した。

「下してから容器に保冷剤入れれば持つけどね、夜冷凍庫に入れとかないと明日までに溶けちゃうわね、、、」と、おばちゃん

「切り身じゃなくって、この姿のまま持って帰りたいの」と、彼女

分かる分かるその気持ち。
同じに日本なのに、こんな鮮やかなお魚食べてる所へ行ってきたの、さぁどんな味か食べて見ましょう。
などと、娘さんたちを喜ばせたかったんでしょう。


いやいや、沙穂さま、クール宅急便で送るならまだしも、間もなく我々はライブハウスに行かなきゃなりませぬ。
時間も迫っております。
いや、リハ入りのお時間とっくに過ぎてました。
そんな、お魚抱えて、、、
どうか!どうか!!ご勘弁を~~~!!


と、いうわけで、地下の満員の狭い会場に、生魚の臭いが漂うピアノ弾き語りライブにはならず、
アンコールで、デビッドボウイの「レディースターダスト」が飛び出すという、この世に二度とないようなとっても素敵なライブになりました!!