ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

沖縄でイタ飯

2019-04-28 06:19:00 | 
「あいやー!閉まってる」



○△○□の新曲発表
沖縄での実体験を元に、わざわざイタ飯を食わせようとして失敗した、やんぱるの田舎に住むキザな男のうろたえる姿をえがいた、新曲「そばでいいのに」
chinra.netニュース





沖縄の北部の森の中で、世間から遠く離れ、下世話なテレビ番組「ポツンと一軒家」に見つけられないように、ひっそりと暮らしているワタシにとって、
今年一番の重要なミッション。

それは、当代きってのシンガーソングライター兼文筆家の女性を、那覇空港から、今帰仁の会場(カフェ)まで安全無事に送り届けること。
チケットは早々ソールドアウト。スタッフやお客さんが、その歌とピアノを熱い想いで待ち望む好企画である。




空港から会場まで高速でおよそ2時間。

東京からの飛行機の到着が11時なので、途中でランチを計画。
首里あたりのソバ屋も考えたけど、那覇近郊だと車が混んだら大変、リハに遅れてしまう。

名護まで来れば、店はいくらでもあるが、
第一候補として、道中にある辺野古にある「イタリアンレストラン」と言う名の食堂を検討。
昔一度行ったことがあるが、その名からは想像できない、沖縄に良くある古いドライブインレストラン的な食堂だ。
A,B,Cランチ、カレーにタコスにステーキ、みそしる(レタスや卵の入った味噌汁が丼に入った定食)、おかず(野菜炒めの定食)まである。

バーカウンターに古いドル札が壁に貼ってあったりと、基地の門前町として栄えた頃の面影が残る店内は、沖縄ならではだ。
漫画の本がずらりと並び、子供の頃通ったらしい黒木メイサの色紙も貼ってある。

基地に賛成とか反対とか言うより、さり気無く独特な辺野古の店や街並みを感じてもらうのも、良いだろう。




念のため、前もって営業日をネットでチェック。
ググったら、本部のまちぐぁー(町営市場)のコーヒー屋の店主がお薦め口コミがあり、ほっこりした。

「普通なら気のきいたカフェにでも連れていくだろうけど、そんな店、あんたじゃないと誰も連れて行かないから、良いんじゃない」
と、相方の同意も確認

この近所には店もないし、やってるハズだからもうここに決定!




あと、
「空腹が駄目な人だから(本人がエッセーで書いている)気をつけて」

と、わざわざ言われていた。

当の相方が、まさしくそれで、腹が減ると何振り構わず怒りだす。




心配なので、念のため島バナナを車のフロントに置いて出発。


早めに出たので途中、時間を調整して空港へ。
身軽なはずだから、路上でサッとピックアップする予定が、最近整備されて空港の前に一般の車は停車できなくなっていた。
しかたなく、慌てて、込み合う空港の駐車場に止めに向かう。

少し時間が過ぎたが、到着ロビーへ向かうと、それらしい人影なし。

暫し待つと、飛行機が風で遅れて到着。
無事再会となる。





「お昼まだなら、辺野古のイタリアンレストランへ入りましょう」

と、だけ、言っちゃった。





店に入れば、そのオチが分かってガッテンするだろう。



車中、ドーナツ盤時代の沖縄民謡を聞きながら、世間話。

高速入り口へ迷いながらたどり着き、宜野座インター出口へ着いたのは13時過ぎ。

ランチタイムもそらそろギリギリか。

あと、10㎞も北上すれば辺野古の街。



片田舎の公民館がやたら立派でねぇ、などと言いながら、街中の目当ての店付近まで車で来てみると、

何だか妙に静か。







嫌な予感、、、



つぶれたのか?



売り切れたのか?



まさかね、、、






いや、ドアに

「本日休業」

の看板が見えた。



万事休す。

この辺りには他に店が何もない。




島バナナは、もう途中で食べちゃったし、、、











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カネコアヤノに、手当てをしてもらう

2019-04-17 11:28:00 | 音楽
家族の輪はぐるぐる回る
2人は出会い 恋をして
愛が生まれ 私が生まれ
手を繋ぎ ひとつ屋根の下

まだ知らない 明日からのことを
まだどこにも行かない つもりはない

私 あなたの子供 嫌でもあなたに似ちゃうみたい
立ち姿に笑い方 喋り方に怒り方

家族の輪はぐるぐる回る
私もいつか 恋をして
愛を知って 涙も知って
結ばれる日が くるのでしょう




カーステレオから、カネコアヤノの「家族について」が流れていると、4才と8才の子供が騒ぎ出した

「かーちゃんが泣いてる!」

「なんで??」




NHKラジオ高橋源一郎のすっぴんで、誰かが言ってたけどソロ演奏の時は、
まるで「武士みたい」

本当に、居合抜きを見ているかの如しの歌とギター、ただ事ではない。

DRIP TOKYO #2 カネコアヤノ





はっひいえんどや高田渡が好きなようだが、その繊細さと力強さは遠藤賢司を思い起こす。

日常を切り取ったような歌の内容は、同世代の女子には強く共感できるだろうが、すでに通り過ごしたひとにもまさに青春の味を思い出させる。
実は、ワタシも聴くたびに涙が出てしまう曲が数曲ある。手当てをしてもらいたいのに、泣かされるのだ。まいった。



令和を牽引していく女子で注目してる人たちは、皆バンドもソロもどちらも魅力が存分に出せる力を持っている。
カネカアヤノ、Zombie-chang、柴田聡子、、、


嘘で固められた平成の時代と共に、操られてるだけのゴミのようなJ-popは死滅するがよい。






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ZOMBIE-CHANGで、されど幸せ

2019-04-16 07:59:00 | ロック
天池真理からアグナスチャン、ピンクレディーにキャンディーズ、そして松田聖子。
そんなアイドルたちと同時に、ビートルズ、ストーンズ、井上陽水、ツェッペリン、パンク、ニューウェーブ、AORまで聴いて育った少年時代。

そんなんが、今ここへ来てドップリはまっているのが、
ZOMBIE-CHANGだ。

まるで、青春が甦ったかのごとし。
少年に戻ったかのごとし。
80年代新宿ツバキハウスのLondon nightにいるみたい。

アングラ、サイケ、パンクニューウェーブ等のカウンターカルチャーに、アイドル的、DIY的な要素も加わった、作って歌って踊って演じて見せるZombie-changのMeirinは天才アーティスト。
自称アーティストだらけの世の中で、抜群に抜きん出てる。


初め、ゾンビちゃんと言う名前で、かなりアクの強いギター弾き語りをしていたようだが、
おじさん相手じゃなく同世代に訴えたいと言うことで、
電子楽器に持ち代え、一人で作詞作曲からトラックメイキングまで手 掛けるZOMBIE-CHANGというユニットを始める。
80年代の音楽に似てると言われ、逆に研究をする。
そして、昨年ドラムとベースが入って軽快なロックバンドサウンド寄りに新改、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

Youtubeで一曲だけ聞くと、「まぁ面白いし可愛いね」と思うだけかも知れないが、2曲3曲と見ていくと、これは凄いということになる。



ZOMBIE-CHANG『WE SHOULD KISS』



ノイズ音で始まる所からかっこ良いく、踏切の音でぐっと締まる。
後半の2段回高揚していく展開も凄い。
チープな鍵盤の音色も最高!何度聴いても飽きない。
PVを見ながら我が子と一緒に振り付けを真似するのも楽しいが、ライブ観たときやってしまいそうで恐い。




ZOMBIE-CHANG『モナリザ』


軽快な歌詞がまず面白い。そして、シンセのメロディラインが秀逸。
PVではいている三本ラインのアディダス緑ジャージ姿がダサかっこ良い。おしゃれを軽々と通り越している。
因みにワタシ、同じの寝巻きにはいてるよ。今度ライブにはいて行こう❗

今時はやる気と才能さえあれば、デザインや音源作りまではPC上でできてしまう。
CDのジャケやPVの内容までにも関わるメイリンのDIY精神が素晴らしい。

小学校の運動会は、YMOのライディーンとモナリザで決まり。



ZOMBIE-CHANG 「愛のせいで」


シンガーでエッセイストの寺尾紗穂さんが今帰仁に来る途中で、車でランダムに音楽を流していたんだけど、この曲がかかった時、
「わっ、声が低い❗誰ですか?」と興味を持ったようだった。
今、この手の声を出せる人はメイリンちゃんしかいないね。

横浜中華街近くで生まれ、孤独な中学生時代にパンクにはまりライブハウス通い、高校を途中で飛び出し上京。
独りで世の中に向かっていく姿を想像すると、
自分も、もう一度上京するところから人生やり直したい気分になっちゃった。


以前のアルバムは、インディーズ感やアート感が強い音作りだったが(それでも歴史的名曲多々あり)、去年出した「PETIT PETIT PETIT」は、垢抜けたバンドサウンドで大人も子供も一緒に合唱出来る捨て曲なしの大傑作アルバム。





今こそ、次世代のインデペンデントな文化が力を持って、AKBだの椎名林檎だの安倍晋三だのを駆逐して欲しい。




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平成最後の春休み4.「孤独のグルメ」

2019-04-07 12:07:23 | 
年末のテレビの「孤独のグルメ」で、名古屋には独自の台湾ラーメンという名物があると知る。
昔は、東京から渥美に帰郷すると少し戻って名古屋で遊んだりしたもんだけど、その存在は知らなかった。

大須という今では観光客とそれ目当ての新しい店ばかりが目立つ門前町に、味仙という賑やかな店があったので入店。



ワンフロアーのだだっ広い店内は活気にみなぎっている。
一人というと、四人がけのテーブルに御相席で案内される。



左右と前方に知らない人が座る丸テーブルは、何だか妙な緊張がある。


いきなり、頼んでもない瓶ビールとグラスが置かれた!
えっ?と思うと、
それは単なる水であった。その理由は後で分かる。

生ビールと台湾ラーメンを注文。メニューにはアメリカンもあると。なんじゃそれ?



ビールを一口飲んで間もなく、早くも台湾ラーメン登場。
腹が減っていたので、まぁ良いか、この際一気にビールも麺も食っちまおうと思ったら、

これが、何とも辛くて食えない。

たまに食べるインスタントの韓国ラーメンの比ではない。
ビールより先に水を飲みながら麺を箸で一本づつつまむ。
汁なんて飲めたもんではない。

もう仕方ないので、スマホをいじりながらチビチビと食べる。

台湾料理って、辛かったっけ??

隣の麻婆豆腐が妙に旨そうだが、辛いのか?

他の人はラーメンだが、普通にズルズル食べてるぞ。

甘いもん好きだと思っていた名古屋人が、、、
ここでムセたり、残したりはできぬ
ぞ。


ま、とにかく何も味わえることもなく、水とビールを飲み干して、汁を全部残して、長い時間かけて麺のみ完食。

負け犬のように退散。




翌日、近所に入りたい店もなかったので、再び味仙へ。
土曜で待ち客が外にあふれ出ている。

一人なら直ぐかと思いきや、随分待たされ、また相席テーブルへ。

今日は、3名グループの中に一人で御相席。
どうも、前方の長髪長身の男に見覚えがあるが、、、
誰だ?

あっ、昨夜見たバンドのギターじゃないか?
断片的に聞こえてきてしまう会話からも、間違いなさそうだが、どうも話が気になる。


今日こそは、味を知ろうと注文は、生ビールと手羽とニンニクチャーハン小。

味も量も丁度良かったけど、相席の相手がバンドの歌姫だったらヤバかったな。絶対に緊張して食えなかっただろう。いや、興奮して話し掛けて、軽くあしらわれ、味のしない飯を食うはめになってたかも、ああヤバ~

ああ、ヤバいなんて言葉、久々に使ったわ。












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平成最後の春休み3.「zombie-changとカネコアヤノ」

2019-04-06 23:41:00 | 音楽
待望のライブ見物!@名古屋

しかも、現在もっとも注目している二人のアーティストの出演。

どちらも、ピンでも充分な魅力を醸し出して来ているが、今回はロックバンドの編成での出演。
既に解散して過去のバンドと思っていたゆらゆら帝国の影響が、こんな所にあきらかにあったのは感慨深い。
サイケ、アングラの価値観をオーバーグラウンドに浸透させた功績は、その音楽作りと共にも栄誉を
讃えたい。
ハードロックなSGギターを女の子が持つ時代になるとは、、、実は軽くて弾きやすいんだよな。




前売りはソールドアウト。
ビルの地下のライブハウスで並ばされて待っていると、メッチャ可愛いコがニコニコして来た。

あ、あ、あー。
Youtubeで見るより、本物は10倍以上可愛い。メイリンだ!さすが、モデルの仕事もしてただけあってスラッと引き締まってる。都会の雑踏の中でも思わず眼がいってしまうだろう。


さて開演、まずは今回は前座扱いのカネコアヤのバンドセットが登場。これが、更に可愛いかった。
もう、アイドルスターを一度に二人も見てしまった中二の気分。
隣のギターの男がでかいせいか?アヤノちゃんはお人形のように小さくて細くてカゲロウのよう。
だが、歌い出すと、ドラゴン怒りの鉄拳、ブルース・リーなのでした。


次に待ってましたの、ゾンビーチャング。
どの曲もアレンジが素晴らしい。オンリーワンズやテレビジョンをギュッと凝縮して、更にポップに更にダンサブルにしたかのよう。
演奏中の目線の動き、表情、軽い振り付け、どれも見逃せない面白さ。
何があっても、笑顔ひとつで軽く吹き飛ばしてしまう強さに、脱帽。

ツアー初日というのと、このハコでのリハもちゃんとやってないせいか、音出しが今一だったけど、充分その魅力を堪能できた。
また年内に、どこかで見に行きたい!
その時は子供を連れて、一緒に歌ってPVの振り付けを踊って騒ごう。





アーティストグッズと言うものを、ライブ会場で産まれて始めて並んで買いました。
娘の土産と偽って、、、










蛇足、
翌日は寄席へ。外観は綺麗にしてあるか、中は昭和のまんま。独楽回しの柳家三亀司という芸人の毒舌がやたら面白かったので、3,000円の元はとった。













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平成最後の春休み2.「聖子とロックの小屋」

2019-04-02 23:38:00 | Weblog
愛知の渥美の実家のかたずけ。
父親が独り暮らしで、敷地の管理に手間が掛かるので、家の前の草ぼうぼうの農地を売ることにした。

田舎の長男の息子にとって、「家」とか「墓」は、面倒なことばかり。
まぁ、そんなことは、割愛。

土地を売ることに関して、自分が子供の頃使っていた離れの小屋も引き渡さなくてはならなくなった。
大工のじいさんが、ひとりで建てた7.5畳の小屋。小学生の頃から高校卒業まで過ごした部屋だ。50年近くなるから古民家と言ってもいいだろうが、痛みも少なくまだまだ使える。
既に土地は売れているので、買い主の方で取り壊すのだろが、父親の荷物もあるので、2年は処分を待つ書類を書いてもらってある。

入り口にはストーンズとツェッペリンのあまり見ないポスターが貼ってある、さすが小四でギターを始めたロック少年だ(ワシ)
ところが、部屋に入ると、ドラエモンのグッズやら手塚治虫の漫画、へき易したのが、松田聖子のポスターや写真集の数々!

ロックと漫画とアイドルが同居する少年時代。

ドラエモンばっか見てんじゃねぇ!と言ってる息子には内緒だが、この小屋では主に押入れで寝起きしていたのだ。








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