ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

絶滅寸前人種・驚異の蛇女

2008-11-30 00:50:47 | 芸能
今世紀最後の?見世物小屋、花園神社の酉の市で、蛇女の小雪ちゃんを観てきました。



長い一日。


自宅のベランダから、西新宿高層ビル方向を見ると、みごとな朝焼け。

天気のいい冬の日はいつも、善福寺公園へ散歩行ってから、ポカポカ日の差す温室のようなマイルームで、薄着で沖縄民謡聴きながらビール&ランチのリゾートランチタイム。
が、今日は青春時代を過ごした港区白金へ行く用事ありで、お外でランチ。

電車に乗って目黒駅へ。ちょいと歩いて、庭園美術館の庭を一瞬見学。テラスのあるここのカフェは流行っておりました。
もうちょと先へ歩き、銀色に染まった銀杏並木の外苑西通りへ。
この辺りは、オープンテラスのお店がごく自然に並んでいて外国気分(中央線にはないんだよね~)。
その中の適当なカフェへ入店。内部は広く派手で開放的な西洋酒場風。こりゃ、真昼間からワインをガブガブいっちゃいたい雰囲気で、ベリーグーです!
こんなのメキシコのオアハカ以来だにゃ。値段も安いし。Cafe La Bohemeという店でした。

一軒家に住むなら、UAなどのいる緑いっぱいの藤野がいいな~と、思ってましたが、白金も悪くない。まあ、子犬にならなきゃ無理ですが。だって、ランチが7~8000円って店がざらにあるんです。

doughnut plantというお店で、ちょいとお高いドーナッツを購入。最近ドーナッツって流行ってんのか?ミスタードーナツ以外の店ができるのはありがたいが。穴の空いたものは好物なのです。レンコン、バームクーヘン、ちくわ、、、
しかし、京都や大阪の古い喫茶店で出るアツアツサクサクのドーナッツが本当は食べたーーーい。


駅近くレトロなコーヒー屋、カフェ・アイン(ここは沖縄?タコライスがあったぞ)でストロングな珈琲で目を覚まし、本日第一の目的地カフェルベロへ。

ジプシー音楽研究で有名な関口義人さんのイベント「音楽夜噺」の会場です。

住宅街の中の古民家を改装したカフェ、明かりがいっぱい入る店の前には、赤い実のなってる木があったりしてもう素っ敵~!広さもそこそこ(ここがポイント)あって、いつまでも寛げそう。近所にあれば毎日行くだろう私にとって理想的なカフェ。しまった、ここでランチにすりゃよかった、、、
本日のお題は「ロック・ジャーナリズムとワールド・ミュージック」。おしゃべりと音楽の2時間半。残念なことに次回からは会場を変えるそうです。


新宿へ移動、伊勢丹「豆源」で隠れ食い用の塩豆買って、本日第二の目的地ピットインへ。
N.Y.から帰国中の加藤英樹(B)のGreen Zoneを見ました。
大友良英(G)植村昌弘(Ds)というメンツ。
笑ってしまえる(褒め言葉)くらい暗黒でヘビーでサスペンスでロックでした。最高!


頭から離れないクリムゾンのような暗黒のリフを口ずさみながら、本日最後の目的地、花園神社へ。
今年は3の酉まであって、今日は最終日です。
規模は浅草のそれの10分の1位ですが、さすが新宿、モノ本の8-さんがいっぱいいて怖い怖い。
いい匂いの屋台、金魚すくい、熊手のお店の三本締めを冷やかして、いよいよ「お代は見てのお帰りだー!」の見世物小屋。
中からは、「うぎゃーーー!」という観客の叫び声。写真撮影禁止。
もう入るっきゃないです。

「あぎゃーーー!!!」







                  


なななんと!今年の映画大賞(私の)を受賞!!“77BOADRUM”

2008-11-28 23:33:07 | 映画・読書
2007.07.07。N.Y.の川のほとりで77台のドラムが渦を巻き、大地を揺り動かした!上映時間:77分777秒!!

螺旋状に配置された77人のドラムがいっせいに演奏をするという驚愕のパフォーマンス映像です。

中道通りに最近出来た、8つのあんしん「はらドーナッツ」を持って、78番目のメンバーとして参加してきました!

この映像は、youtubeでたくさんあがってるけれど、バウスシアターの爆音PAシステムで鑑賞して正解でした。結果的に、今年見た映画のNO.1であります。
も~う、V∞REDOMSは、日本の誇りですね。今年は、ザキールフセイン先生と、これで満腹です。


今日は、もうひとつの奇跡。
食べるのを忘れたはらドーナッツ、家へ帰ってから誤って久米仙の中に落っことしてしまいました。
しっかし!この泡盛漬けのドーナッツの美味いこと美味いこと、、、

おお!当たり前のようで奇跡なり、今だ健在。

2008-11-26 23:23:09 | 散歩
枯れた季節となりました。六義園などのある千石近辺をフラフラ散歩。


そして、念願の「たぬき食堂」へ入店いたしました!

数年前、店の前をちょくちょく通っていては、いつか開いている時間帯に来てみたいと思ってました。とにかく、その店名もさることながら、出汁のきいたイイ店構えをしていたのです。

ランチタイムにはいると、普通にOLさんがいたりしてきれいに改装された店でした。しかし、いい具合に昔のたたずまいを残していて、京都の銭湯を改築したカフェを思い起こしました。短冊の黒板に書かれたメニューなどはたぶん昔から使っていたものなんでしょう。

もつ丼ぶり、美味でありました。


その昔はどん臭いイメージの東洋大学ですが、キャンパスの前を通るとクリスマス?のイルミネーションのまぁオサレなこと。入学して見たくなりました。


このあたりへ来たら、絶対寄る場所・白山の昔ながらの“映画館”へ。
映画館といっても映画はかかりません。そう、ジャズ喫茶の名前なんんです。
その存在の世界遺産的価値は、トルコへ行ってもカッパドキア、インドへ行ってもタジマハールへ行かない私にとってもかなり高いものです。

70年代から残ってるだろう便所の落書きも、鍵をガッチャンとかけると明かりと換気扇がつくというアナログ回路も健在!

街は、集団で飲み歩く学生がいっぱいいましたが、今時の大学生なんかはジャズ喫茶に入らないのかな~?

宍戸(割礼)→坂本(ゆらゆら帝国)→LOI(ex.ヴェガポップ)

2008-11-25 11:29:21 | 音楽
さあ、この流れは何だ??
デビットボウイ→ミックカーン→?なんてのも、、、

そう~、眉無しミュージシャンの系譜でした。
山口富士夫→ゆらゆら帝国ってのもありそうですがね。でも、坂本君は昔、割礼のライブに通っていて眉毛を剃ったんですね。しかも差をつけるために真ん中だけチョンと残して。
→LOIってのはこじつけ。本当は、デビットボウイ→LOIが正解かな?


高円寺円盤へ行ったら、中古盤コーナーにヴェガポップのCDあったけど、私じゃありませんよ。まさかキコリ経理?売ったの。


ショーケン→坂本龍一→上祐→小室哲哉

2008-11-19 16:55:08 | Weblog
捕まってるヒト多いです、、、
私が、似てると言われたことがある編歴リスト。


ゴミのような音楽を大量生産して音楽業界を汚染させた小室 哲哉ですが、ついに逮捕されましたね。あの目つきは確実にヤクをやってる目なので、何時捕まってもしょうがないかと思いましたがチョイト違いましたけどね。
真面目に音楽をやってる人の中には、死刑にしてもらいたいと言うかたもいるかと思いますが、私はどうもあの顔をみると悪く言えない感じなんです。

そう、あの顔を見ると、どうしても頭に浮かんでくるのヴェガポップのリーダーLOIhttp://www2.bbweb-arena.com/rats2000/
最近は、眉毛なかったり、女装したりで変なんですが。


その昔、割礼のライブの打ち上げで、たまたま隣に座ったオネエさんに
「あなためちゃカッコ良かったワ~」
などと話しかけられました。どうやら、ライブを初めて見た彼女は私を宍戸クンと勘違いしているようでした。ちょっと酔っ払っていましたけど。
宍戸クンはステージ降りると、眼鏡はめていて永遠の浪人生のようなボケた風貌に化けているので、一見分りづらいのです。


そのまた昔、脱退したヴェガポップのライブを見に行き、打ち上げに出た時でした。
対バンの羅針盤の山本精一さんが
「ヴェガポップは長く活動してるの~?」
などと話しかけられました(関西人は調子がいいね~)。一応元メンバーなので、適当に話を合わせましたが。


私がLOIに似ているということは、小室にも似てるってことか、、、?いやいや、そりゃやだな~~。

何故、今ルーリードが「ベルリン」やるの、、、

2008-11-15 21:44:55 | 映画・読書
TVブロスでも取り上げられていたマンガ「少女ファイト」がもう面白過ぎてたまりません。
しかし!そろそろ次のライブ演奏に向けて気分を音楽モードに戻そうと、音楽映画を2つ見に行きました。

1つは「ルーリード/ベルリン」

もう一つは「小梅姐さん」

小梅の方は、

『黒田節』『炭坑節』『おてもやん』・・・。
天性の芸能者としての資質を、芸者という生き方を選択することで開花させた、
“鶯(うぐいす)芸者”赤坂小梅。
豪胆、そして艶。その真実とよみがえる小梅節の真髄。

という歌い文句でしたが、映画としてはその人物の豪放磊落な感じは出し切れてませんでした。
でも、黒田節や炭鉱節を盆踊りのBGMでなく、ちゃんと聞くことが出来てよかったです。こういう記録映画のためなら、お金を払う意義があるような気がしたのでした。

しかし、問題の「ベルリン」
下北沢には、ロック飲み屋で、その名もそのまま「ベルリン」という店がありました(まだあるかな?)。下北でよく飲んでいた頃、ロック飲み屋へは遅い時間に泥酔して行ったものでして、そこを我々は、「げろりん」と呼んでました、、、。うーん、関係ないや。

ずっと封印しておいて欲しかった!!



生まれ持ってきたもの

2008-11-13 19:35:50 | Weblog
中国語の “ゆう”、  韓国語の “恨”、 ブラジルの “サウダージ”、  ロシアの “トスカ”

これらの国には、それぞれ心萎える状態を言い表す言葉があり、大切な感情の表現として尊ばれ、悪い感情を表す言葉ではないと言われています。

はて、この日本では、、、、?

そう最近、冷たい風と共に私のもとにやって来た『暗愁』

どこかの病院の講演会で、五木寛之氏が言ってました。
寂しいような切ないような心の萎えた状態を表すこの「暗愁」という言葉は、日清・日露戦争を経て、合理化の波の中で消えていった。
そして、永井荷風が最後に使い、敗戦と同時に死語となり完全に使われなくなった。

戦後は暗愁なき時代、マイナス志向はこころと体によくない、泣くこと悲しむこと、嘆くことは、新派的、義理人情的、封建的といわれるようになり、古い価値観を捨てて、日本は影のない明るいだけの世界を目指して走り続けてきたのです。

でも私の場合、ギンギラギンの太陽の元、毎年長い長い夏をノー天気のお気楽極楽生活を送ってしまう反動か、必ずその死語となったアイツがやって来ます。
日本に生まれ、日本に住み着いている日本人の宿命なんでしょうか。生まれつき背負ってきたものなんでしょう。


 ブラジル音楽にサウダージが必要なように、日本の音楽にも「暗愁」のような味 わいは不可欠。
 歌でも作ることにしようかな~。

 今年は、あとライブ演奏を4本こなしたら終わり、それ以上は何も望まないよう にしよ。

アイツがやってきたときには、身をすくめて納得する、肩を落とし、背中を丸め、しゃがみこんで何度も何度も大きなため息をつく、するとほんの少し肩の重さが軽くなる。そのときに立ち上がって歩けばよいのだ。


年末は、シーパンドンのデット島&コーン島のやさしい人々に会えるはず。
ラオスの最南端、カンボジアとの国境が隣接するメコン川流域、数千もの島々の中の小さな島へ。

暗愁の季節がやって来た。

2008-11-11 08:24:36 | 映画・読書
とうとう私の「永遠の夏」(今年は2月中米~10月沖縄で夏が長かったワ!)が終わりを告げました。


風邪のせいでちょいと体調がすぐれないのもあり、心がシュンとしてるんです。

まだまだ暖房要らずの暖かいマイルームは、快適なので
「当分は籠もる生活をしよう!」と決めました。

やっぱ、冬眠の前には、準備が必要。
「お買いものだ!」
ヌクヌクの楽なことのためなら、熱っぽい身体も軽く動き出します。

西友で、バナナやみかん、プリンやヨーグルト、100円均一のブルボンのお菓子3点等をごっそり買い込みました。
あとは、本屋を回って「海街diary」、「よつばと」、「少女ファイト」「シグルイ」、「極道めし」、「岳」などの最近評判の漫画を購入。昔の自分だったら絶対買わない一般誌に連載されたものばかり。今回は難しいモノはなしです。ねこじるの本も数冊買いましたけど。


でも籠り始めの1冊目は、チョイと前に古本で買って、まだ読んでなかった車谷長吉の「灘の男」。

粋で、いなせで、権太くれ。それが灘の男や!!
腕っ節の強い男たちが命をかけて闘う一大行事「灘のけんか祭り」の本拠地には、伝説の大人物が二人いた。塩を牛車で運ぶ仕事から、浜田運送という百台余りのトラックを有する会社を成した濱田長蔵と、船の錨鎖(アンカーチェーン)などの部品を扱う製造会社を興した濱中重太郎。幼き頃は喧嘩相手だった二人は成人後、村の顔役としてお互いを尊敬するようになる。
二人の豪快な男の人生が、執拗なまでの取材と描写により浮かび上がる。

『今日の過大な人権尊重と民主化の果てにあるのは、偽善である。濱長はんにも重たんにも、偽善はかけらもなかった。二人とも、日本の中世の能狂言に出て来る悪太郎である。「悪」という字は、今日では「悪い」という意味に使われるが、日本古来は「強い」という意味であり、従って悪太郎とは、強い男である。だから諧謔味があって、魅力的なのだ。』と、最後にひょっこり作者が顔を出します。

おもろいです。

今世紀最後の小説家ですね、車谷さんは。
この本で、私小説作家廃業を宣言したってのは、本当でしょうかね?