ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

辿り着いた所、そこは「嘘の島」

2015-06-29 19:32:21 | 877プロジェクト
2011年の震災以前から、なんとなく中央(東京)の生活から、いつかは離れようかとぼんやり考えてはいました。

今思うと、たまたま運が良かったのか親のおかげか、たいした努力もせずに金銭的にも自由な時間にも恵まれた東京の暮らしを享受してました。
ごみごみした都心には用がなければ出ないので、普段は井の頭公園や玉川上水路など武蔵野の緑の中を行き来する暮らし。満員電車など無縁で、徒歩や自転車が主な交通手段でした。

時代は「フィッシュマンズ」から「ゆらゆら帝国」な空気の中、閉塞感をなんとなく感じつつもフワフワした気分。

恵まれた暮らしといってもいたって質素で、流行にとらわれない長持ちする服を着て、外食するにも真心こもった大衆食堂を愛し、唯一浪費と言えば年に1度の1~2週間の海外旅行。
「9時5時」の仕事中は「何で自分はこんな職にしか就けなかったんだろう?」
と思いつつも、余暇をバンド、読書、映画で費やすことの繰り返し。

そんな中、
「辿り着くべき場所はなくてよいのか?」
「何かどこかにあるんじゃないか?」 
そして
「ここではない何か」を求める気持ばかりがしだいに膨らんでいきました。

おそらく都会に挫折していたというより、自分に挫折していたんでしょう。
「自分を変えるには環境を変える」という短絡的な思考で何かを探していました。

子共ができた一方で、音楽活動には行き詰まり、生活の糧のみと割り切っていた仕事にも行き詰まり、そしてあの震災。
2011年はまさにターニングポイントでした。

さてどこへ脱出しようか?
案はいろいろあがり決まりませんでした。

この際東北へ?
いやでっかいどう北海道、
一度は住みたい京都、
西表島、
愛知、
大阪、
奈良、
長野、
箱根、
熱海、
尾道、
瀬戸内の島

あちこちへ1歳の子供を連れ旅しました。
時には住み込みで宿のヘルパー、時には農業手伝い。


そして最終的にたどり着いたのは、沖縄本島読谷村(ヨミタンソン)。
フクシマ同様、複雑な利害関係で成り立つオキナワ。
違いは、危険な原発か危険な基地かの差。

そんな島の田舎の中部から、ど田舎の北部・本部町(もとぶちょう)山里へ引越し予定。

そこは、2億年前の古い石灰岩が雨風に溶かされ、円錐状の小さな山がいくつもそびえ立つ、わが国唯一の「円錐カルスト」にあります。


そんな聖地(メッカ)の森の中、
夜明けと共に、
必死に火をおこす母子。
※ヒヌカンを祀るのは、女性の役目。

沖縄で古代より受け継がれてきた民間の信仰、ヒヌカン(火の神)
海に囲まれている沖縄では、古代より太陽の昇る東の遙か彼方に理想郷(ニライカナイ)があると信じ崇めてきた。
その根底には、昇る太陽を神聖なものとして崇めたことに始まる。
そもそも火は、文明の象徴とも考えられており、生命力の象徴としてもたとえられている。
いつしか人々は、陽の昇るニライカナイから火がもたらされたと言う考えを持ち、
火は太陽の化身として崇められるようになった。
すると、地上で燃えさかる火にも神が宿ると考えるようになり、常に火が存在するカマドに対して、神を祀るようになった。


「お前の居場所はどこにもないぜ!」

2015-06-04 09:28:45 | 877プロジェクト
環境整備中のジャングルハウス「森のお家」

やる気、本気をみせるため、道路に面したエントランスに表札をくっつけてみました。



バーナーであぶり焼きした板に、グラフィティーペイントを軽く塗って
鉄材屋で火花を散らしながらちょん切ったL字のアイアンくっつけ
ひとつとして同じものはないインド人手作りの文字を並べ

まさか
「バナナ」
と読むとは、お釈迦様でも、、、


〈仮タイトル〉
旅するものが求める
「ここではない何処か、、、」

いや、当たり前すぎる。
しかもここは終着点ではないし。

旅に終わりはない。
「何処でもない所、、、」

なんか、良いんでないかい。

「無処所」=「ノーフェアービル」
にしようとしたところ


「まさか、nowheresville のスペルミスじぁねだべね?」
と友人に指摘され
そんな細かいところ、写真で見て良く気が付くものだと感心しつつ

「俺のとっておきのブツ、どこにもないぜ!ビル!!」
byキース・リチャズ

との名言が、ロックの歴史教科書にあったとうことに、一応収まる。

突然変異のような文化・芸術の変革は、時として勘違いから始まる。

プランツハント・イン・オキナワ

2015-06-01 07:51:21 | 877プロジェクト
ワタシは、プランツハンター。

様々な植物が自生してる沖縄で、
多くの危険を顧みず、
ヤンバルの山奥へ入って、愛車サンバーに入りきらないようなヒカゲヘゴを頂いてきたり、
陸では育たないと言われている、海岸自生する「シロタエギク」をほりあげて森への移植に成功させたり。

ジャングルホテル「森のお家」に植える様々な植物を常に探しています。

さて、無料で園芸やるにも限界あり。
沖縄市で数回開催される植木市に通ったり、ホームセンターを回ったり。

しかし最近は、ネットや都心のインテリアグリーンショップ、オシャレプランツ屋をチェック、めぼしいモノがあったら生産農家で探すようになりました。
なんだか、本屋を回ってチェックして、アマゾンで安いのを探して買うのに似てるな~

観葉植物などは、そのほとんどが温暖なオキナワで生産され、全国に渡ってるようです。
家族でやってる農園は、家庭菜園など趣味の延長でやってる所も多くホノボノしてるけど、うるま市にある観葉植物の農園は、従業員も多数。しっかりした会社で、バリバリ出荷してました。

あるハウスは、この樹(ソングオブインディア?)ばかり


アガベ植えて、テキーラのみたーい、、、


レアプランツとして、今人気のユッカロストラータ。身長の高さくらいだとオシャレプランツ屋では80万円とかで売ってる!!数年後にはそこらで目にしそうだし、耐寒性があるので、沖縄で植える魅力はなし。


今回は、営業の人が不在で値段のこと等相談できませんでしたが、後日連絡して交渉に挑みます。