ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

沖縄最後の大物

2009-08-28 01:37:36 | 沖縄
とにかく面白い人は音楽も良い。
大城美佐子、よなは徹
「ふたり唄~ウムイ継承」CD発売記念 東京ライブへ行ってきました。

民謡界の至宝、嘉手苅林昌とのデュオで既に数々の伝説を残している大城さん。
若い頃の姿も見たかったけれど、ばあさん好きのワタシとしては20年後の歌う姿もこれまた是非見たいと思うのです。
一昨年前、那覇の民謡ライブハウス「島思い」へ行った時、演奏は見れなかったけどカウンター越しに大城さんを見てるだけで楽しくなりました。

しこたま飲んで歌、というのが当たり前の沖縄、青山スパイラルの会場はちと不似合いでした。
東京でのライブは、お仕事と割りきってるのかもね。
お茶目で気ままな大城さんのライブは、PAのところで盗み見した進行表通りにすべて終了。


食堂の、ばあさんにシャベリ倒されて富山

2009-08-23 22:22:11 | ワールドミュージック
ちょいと入ったスーパーのおばちゃん
「えー!東京からきたの?」 『お、おばちゃん、つり、、、』
「富山のスキヤキ、そんなに有名なの?!」  『いや~、、、』
「おばちゃんも何年か前に見に行ったわ、でもスタンディングでね~、疲れるんよ、何がいいんだか分からないけど、若い人にはいいんでしょう?楽しんできてね!」
富山は、女の人が元気いいです(どこでもそうか~?)

富山空港からバスで小1時間の南砺市 福野、タイムスリップしたような街並みもすばらしい文化的町。何処を歩いていても、心地よい水の流れの音が聞こえます。
田舎町にぽつんとありがちなコンビ二などはどこにも見当たりません。商店街は多くが閉まってますが、建物は保存されているようで(町から補助金がでるのかな)虫食い状態ではなく、いつか再生するんじゃないかという気配があるのです。


富山のワールド・ミュージック・フェスティバル
「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2009」
へ行って来ました。

そりゃ、有名でないですが、この文化の低落した日本の、ある田舎町にこんな素敵なイベントが行われているなんて、嬉しい限り。
これから政治や庶民の意識が変われば、地方も復興するかも、、、

到着初日は、雨

バスを降りてさ迷っているとこんな所発見、何かいいことありそう。



狭いけれど設備がそろった今時なビジネスホテルもあったけど、地元旅館ぽい名前のとこをあえて予約。
散歩中、雨に降られ軒下で雨宿り。そのすぐそば、寂れた商店街の真ん中に、外見はつげ義春が好きそうな商人宿風の旅館を発見。
ありゃりゃやたら狭そうだぞ。大丈夫か?



しかし!間口は狭いがマレーシアのマラッカの建物並みの奥行きの長さ。入ってみると、部屋は何部屋もあり、小さいがいい感じの中庭が眺められる落ち着いた和室にチェックイン。
股引姿で出てきたご主人に「鶴の間ね」と言われ部屋へ入ると、あら立派。
この宿、外見は古いながら、トイレはウォシュレットだし、入るだけで明かりは点くし、風呂は一定温度で常に入浴可、部屋には空気清浄機まで。完璧なるアメニティー。
毎日昼近くまで、畳の上で読書&お昼寝。2階なんで、目の前でミンミン蝉が泣きまくり。
客は他に、東京から同じ便で着たらしいバックパックに雨よけカバーを付けてた旅行装備完璧な若者1人だけ。静かなもんです。

初日の屋外のライブは、各ミュージシャンのワークショップに参加した地元民の発表の場。入場無料。テント席でテーブルにビールとつまみを広げてゆるりと鑑賞。
フジロックだけ出演するために来日する外タレのように、ただ田舎町でライブをやって金と飯食ってとんぼ返りするのでなく、このフェスはミュージシャンが福野に滞在して音楽を伝えていくのです。自分の子供や孫の晴れ姿を見に来る客多し。
昼間羽田の屋上でビール飲んで、ここでも飲み食いしすぎのせいか、お眠になり途中退席。ヘリオスのほうのカフェでさらに寝酒の地ビールをひっかける。




2日目の屋外ライブの前、みんなが駅前からパレード。
スーパーで買い込んだ地元つまみをテーブルに並べます。さす(クロカワカジキ)
昆布じめ、べっこう(溶いた卵の入ったゼリー?)、こずくらという魚の焼いた物(味噌がのっかってました)、まだまだ日本にも聞いたことの無い食べ物があるのだよ。
フローラルステージ1発目は、韓国伝統打楽器チャンゴを使った「ソナギプロジェクト」
レインフォレストで見た韓国の「NOREUMMACHI」も強烈でしたが、これも凄かった~。韓国のこの手の音楽シーンは盛り上がってるのかしら。10月の蔚山行きが楽しみ。
2つ目、サカキマンゴー&~は、興味がないのでちょいと外出。田んぼの真ん中から夜空の星を眺めます。
トリは、トーゴのピーター・ソロ。砂漠のブルースからラテンのりまで、世界一周リズムの旅。何でも出来て、人をエンジョイさせるハコバン的なノリは嫌いじゃないです。




2、3日目ともに高校生以下は無料。シルバーも無料にしてもいいんじゃない?

3日目は2時半から屋内劇場にてのフィナーレ。

スキヤキ・スティール・オーケストラのスティールドラムですっかり気持ちよくなりウトウト。

2番目は、カメルーンの歌姫カレース・モチオ・フォツォ。
親指ピアノやアコギを叩きながらのパフォーマンスは、ある意味ガサツな感じ。それが逆に私には楽しめました。
7月のボルネオのレインフォレストの時も感じましたが、洗練されたフージョンサウンドより、田舎丸出しというか辺境の地丸出しの強靭なサウンド、器用じゃなくともその人にしか出来ないモノ、それしかできねえんだって音にどうしても魅せられます。

大トリは、ジンバブエ「表現の自由」「人権」「社会平等」のために歌い続けているチウォニーソ。「ムビラ」(親指ピアノ)を使った洗練されたバンドサウンド。
ANAの最終に乗るため、4曲目で会場を後にし、大慌てでバス乗り場へ。
ああ、残念だが田んぼの中を空港へ。



おまけ。
昼飯をいただくために入った寂れた街の最後の寂れた食堂。中川食堂。
戸が開いているんで(私エアコン嫌い)、旨いビールがゆっくり飲めそう~と、意を決して入店したんですが。
高校野球を無言で見ているジイサンと、待ってましたの元気百倍のばあさん。
こちとら、飛んで火に入る夏の虫。
ビールを頼むも、戸を閉められエアコンをバチコンと点火?!
ばあさんが、こちらの注文する間もなくしゃべり始めました。止まりません!!

ばあさんに、めっぽう弱い私は言いなりで、、、
選挙に行かなきゃ行けないことから、ノリノりで楽しんできなさいということまで。

なんとか、親子丼を頼んだら、殆んど子しか入ってなかったし。
ビールと勝手に出てきたつまみ込みのお会計もちょいとお高いのはなんとも、、、

このあたり、スナックなど繁華街の跡地広がっていてその昔はさぞかし栄えていたようですが、何の産業があったのかな~?

この夏、ここ最近の文化的お出かけをメモしてと、、、、

2009-08-16 11:08:29 | 音楽
8月1日、「ケチャまつり芸能山城組」
週末だけど、西新宿側はとっても静かです。高層ビルに囲まれた露天の広場で、ケチャやグルジア男性合唱やブルガリア女性合唱、世界極めつけの演しものが(バナナの叩き売りまで)次々登場。
しかも入場無料!ビールは近くのコンビニで容易に調達。極楽極楽~
以前行ったメキシコのコロニアルタウンのライブといえば、こんな環境だったな~。日本のように、チャージを払ってドキドキしながら地下のライブハウスへいくんじゃなくって、買い物ついでにパティオで音が鳴ってるからついでにちょっと見ていこうという感じ。



8月6日、映画「琵琶法師・山鹿良之」
知り合いが上映を企画したこともあって、はるばる野方まで。
じじいの生と芸にかける執念に、もうおったまげました。
帰り、野方の有名店・焼きとんの秋元屋へ寄れて大満足(こっちがメインか?)



8月8日、「阿佐ヶ谷バリ舞踊祭」
時間がなく前半しか見られませんでした。コミカルな男踊りがよかったけど、後半にならないとガムランの生演奏が聞けませんでした。今回は、神社が改築中で近くの小学校のグラウンドにて。入場無料。



8月14日、『ヴィニシウス ─愛とボサノヴァの日々─』
9回結婚!子供多数。ボサはブラジルの音楽のほんの一部分ですが、強力なんだよね~。そのお坊ちゃまサロン活動のほとんどに、このオジサン詩人は関わってたんですね。お宝映像満載。



8月15日、六本木ヒルズアリーナ・カリビアン フェスタ『Alexander with Puros Habanos』
大江戸線ができてから、麻布十番が近くなってうれしい。だって、オープンなカフェ~や美味いパン屋がいっぱいあるんですもの。
ソンのライブ、なかなか楽しめました。
ここ、高い天井が開閉するんです(雨でも大丈夫だ)。
昨年バウルを見た日は風通し悪かったけど、本日は風が気持ちいい~。
入場無料。
Alexanderって人、ミュージシャンというよりショウマン、楽しいぞ、それで良し。
ステージ脇では、サルサ好き(=ソーシャルダンス好き)がクルクル回りに回ってるよ。
しかし、帰りは麻布十番パティオに面した素敵なフレンチカフェ“ル・プティ・トノー”にて散財。
パリのビストロのようで人外だらけのいいお店、ヨーロッパ旅行気分に浸れました。


地震が頻繁な今日この頃、テンサイとは?

2009-08-13 21:37:23 | 音楽
若くして亡くなったある真っ直ぐな男
(彼を思うとどうしてもsakanaのBlind Moon『君の友達を, 君は, 隠したがったりしてはいけないよ~』が頭に流れます)
が、生前みんなの前で言ってました、

この世の俺の知ってる中で、犬風クンと植野クンは、文句なしに天才だ!

その時、それを聞いていたワタシを含めその他の人はきっと(何!俺を差し置いてと)ムカムカ~としたに違いません。
ワタシ、かなり嫉妬しましたが、間違ってはいないのであります。


先日、高円寺円盤で、DVD「テニスコーツの沖縄旅行」を入手しました。
植野クンだけでなく、さや嬢、この二人、この世の私の知ってる中で文句なしに“天才”です。
沖縄のいくつかの小さなカフェでのライブ映像をまとめたものですが、ゾクゾクするくらいその感動が伝わってきます。この二人、バンドをやっても何をやっても面白いんですな。
これが、青春メロコアかビギンかオヤジコピーバンドが幅をきかせている沖縄への本土からの返答となり、刺激を受けた新しいオキナワンの若いミュージシャンが新しいことをはじめていく。そんなロック黎明期の英米関係のように音楽が成長していけばいいのに、、、
したらば、ワタシ一番乗りで移住するです。


お犬様のおかげだったのね

2009-08-12 18:46:37 | 散歩
省エネだ地球環境だなんだと言っても、結局エアコン好きな日本人。
つけっぱなし!もったいない!と言って明かりや暖房を消したがる「おばハン」も、夏は違います。

「ああ、暑い暑い」
うちわでうちまたぱたぱた(そりゃちょっと違うタイプのおばハンか?)

「暑くって仕事やってらんないわよ~!!」
すたすたすたと、エアコンのスイッチ最大にバッチン!!!
という日本、なかなかオープンエアでゆっくりするようなCafeがありません。

But!
三鷹にて発見。
しかもビールがファミレス価格。っていうかここファミレスか~。
こんな乾いた夏の夕方でもエアコン好きの日本人の皆さん屋内で飲食しておりまして、テラスはがらがら。

屋外の空気を吸いながら、安いグラスビールにミュージック。至福のときです。
イヤフォンのBGMは大城美佐子の最新作「二人唄」
自分の周囲3メートルだけ、まったり空気がながれまするぅ~。

しかし!2曲目に入った瞬間、
いきなり、後ろでキャンキャンキャン!!

うるさい子犬連れがやってきてしまいました。見ると、お犬様はベビーカーのようなものに乗っておられます。

BGMを、最近借りた山下洋輔トリオの「ピアニストを聞け」にチェンジし、坂田明のハナモゲラ語を聞くも、キャンキャンが五月蠅くて落ち着きません。
これは、ヒトの迷惑かえりみず電車の中で自分の子供を好き放題させている親にも言えますが、
「あんたが可愛いと思っていても、みんなが可愛いと思ってるわけじゃないですからね」

ああ、テラスのカフェが増え始めたのは、近年あのゴキブリよりのさばるワンワン連れ客のおかげだったのね~
(ワタクシ犬様は嫌いじゃないですが)

ゆんたくもありの、、、

2009-08-08 23:38:23 | 沖縄
飯田橋の素晴らしい沖縄料理屋へ、連れて行ってもらいました。
お酒を頼むと、後は民宿の夕飯のように小皿がいくつも出てきて、後は大皿でナーベーラチャンプルやゴーヤチャンプル、チラガー煮付け等がバンバン出てきました。

ゆるゆる、帰りの電車でもだいの大人がこんな状態(写真は、私じゃありません)。

真夏の夜の夢~満月の散歩

2009-08-05 20:16:27 | 散歩
本日は、中央線4駅歩き潰しまひた。
途中、愉しげな金魚の水槽発見。

散歩のBGMは、モロッコのローリングストーンズ、名前失念。
ベルベルミュージックです。
ひたすら、つまったような?なまったような?リズムが強弱が重なりながら反復されます。この長尺な演奏をイアフォンで聴きながら歩き続けるだけで、夢気分・天国であります。

帰宅後は、TVのスイッチオン、たまたまやってたNHKの「SONGS 矢沢永吉 Part2」に感激。あのエーちゃんにも、抜けがら状態の時があったのね~
20代だったら、わたしもスタジオにいたいところ。


ところで、沖縄好きには話題の映画「真夏の夜の夢」

なんと!ロケ地は数年前に1週間ほど過ごしたことのある、伊是名島。
琉球王朝第二尚氏の始祖、尚円王の出身地で有緒ある島なんです。
三線かついだにいちゃんや、観光客だらけの八重山と違い、ごくごく素朴でいいところなんです。古い家や石垣が多く残っており、フクギの木もいっぱい。
ほかの沖縄かぶれの人には教えたくない島なんです。
民宿ときわのオバァは元気かな~、めしマジで旨かった、、、