ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

菜の花畑の笑顔と銃弾

2009-02-25 20:12:18 | Weblog
テレビ見て泣くなんて、下等なヒトだと常日頃から思ってました。

しかーし、アフガニスタンで殺害された伊藤和也さん(31歳)の話を、NHKスペシャル
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090223.html
で見て、チョチョぎれてしまいました。
枯れた台地に緑を取り戻すんです。

どうも私、虚構のお涙物語より、現実に起きたことにしか涙腺がゆるまないんです。そう、チェゲバラが農民と一緒に農作業してる映像だけで涙が出るんです

今日、深夜再放送やるからまた見て泣いちゃおうかしらね。

暑がりの女より、寒がりの女のほうが、かわいいもんだ

2009-02-21 22:12:30 | 映画・読書
って、誰かがいってたな~。
漫画「深夜食堂」3巻の冒頭はこう始まります。

昔懐かしくシンプルな料理に、ひとつひとつドラマが絡まります。
心の底がじんわり。
滝田ゆう漫画の現代版とも思われる阿倍夜郎のこの漫画は、結構売れているようです。最近の名作「極道めし」にも近い、B級ノスタルジックグルメ漫画です。


私にとっての深夜食堂は、高円寺の民生食堂「天平」
http://blog.goo.ne.jp/whitesenya/e/8276b8a4182d5d3065c44aafa9d40a59
なのですが、あそこはディープ過ぎで深夜というより[深海食堂]でありました。


 「営業時間は、深夜0時から朝の7時まで。
 メニューは、豚汁定食600円にビール、酒、焼酎、あとは勝手に注文してくれ りゃあ、できるもんなら作るよ。」

出される料理は、タコの形の赤いウインナー、猫まんま、ナポリタン、ポテトサラダetc、、、

ひとつ真似して、家でも深夜食堂ごっこしちゃいました。
メニューは、

「きのうのカレー」

市販のカレールーに野菜多めのいわゆる家庭(ウチ)のカレー。
冷蔵庫でちょっと固くなったきのうのカレーをアツアツのご飯の上にかけて、とろかしながら食べるんだ。
もちろんカレー天国西荻の、どのカレー屋にもおいてない品であります。

コーヒーといえば、ホットかアイス
スパゲッティーといえば、ナポリタンかミートソース
ラーメンといえば、出前一丁かチャルメラか
そんな単純だけれど、おいしい時代があったんです。

コマンダンテは、ブリジット・バルドーがお好き

2009-02-19 17:52:26 | 映画・読書
キューバの前国家元首でキューバ革命の英雄フィデル・カストロ。
まさにアメリカ人そのものの言動をとるオリーバーストン監督。

アメリカ未公開のドキュメンタリー映画「コマンダンテ」を見ました。

かたや大国アメリカを相手に新国家を建設したカリスマ。
一方、オリバーストーンは、三流TVの芸能レポーターのようでありました。

“おっさん”としか呼びようのないダサーい失言失態だらけの日本の政治家とくらべ、カストロは、大物映画俳優か大物ロックミュージシャンのようにイカしてます。
若い女の子がキャーキャー言っちゃうんです。
思わず走り出しちゃうんです。
カストロがベンツから降りると、回りはもう「ア・ハード・デイズ・ナイト」
こんなに熱狂的に愛されるオジイサンが、はたして他の国にいるでしょうか?


アメリカ資本主義の破綻で、今まさにエコロジーと医療福祉を柱にした社会主義のキューバは大注目なのです。

混血アニメ

2009-02-17 18:09:50 | ブラジル
朝の天気予報と、NHKの世界遺産や、知るを楽しむ、スペシャル、一期一会(恥)等のほかに1つだけ民放で見ているTV番組があります。

毎週水曜深夜フジテレビで放送されているアクションロードムービー風アニメの「ミチコとハッチン」であります。

ブラジル音楽界の新鋭“カシン”が音楽を担当してるってんで見だしたんですが、これがもうカッチョよくってたまりません。
舞台がいいんです。太陽と原色に溢れる中南米の何処かの土地なんですが、ポルトガル語が出てくるみたいなので、ブラジルを想定してるんでしょうか。
貧困によって荒廃している街はまるで「シティ・オブ・ゴット」の世界です。
そんな場所で、様々な出会いや別れの物語があり、再び逃走劇が続いていきます。

真木ようこ、大後寿々花、坂井真紀と素人声優ばかりなのもいい感じです。

はたして、この深夜のアニメ、どんな人が見てるんでしょうね?
普通にアニメオタク(今でもそんな言葉あるの?)には、主人公の胸がでっかい事以外は興味もたれなさそうだし、、、

あのコは、どこのコ♪赤い風船ヨ

2009-02-15 22:31:32 | 映画・読書
音痴で何が悪い!
と、浅田美代子から新しい価値観を学んだのは数十年前。

日本歌謡界のパンク?ボサノーバ?

今日は、早稲田松竹で「赤い風船 LeBallonRouge」を見ました。
‘56カンヌ映画祭パルム・ドール受賞の仏映画です。パリ・メニルモンタンの街を子供が風船と歩き回るだけのお話ですが、妄想、いえ想像が風船いっぱいに膨らみます。

帰りはいつものように看板建築群や、花壇一杯敷格安や、エスニニック食堂を眺めながら東中野へ行軍。
歩くにつれ、ワチキの頭上にも赤い風船がついてきまして、それを掴んで舞い上がってしまいたい気持に駆られるのでした。

息を吸いながら歌うような

2009-02-15 12:24:51 | 音楽
前列の人に、唾が飛ぶこと0%の綺麗なライブを西荻はビンスパークで見てきました。普段なら4組もバンドを見ると胸焼けするんですが、どれも味よしで完食。
出演者の平均年齢は、前々日アケタで見た「渋谷毅オーケストラ」の3分の1才。



出演は、企画の[つばくろ舎]のところから拝借:

 「りら るら すい」にも出演、暫しの休止期間を経て昨秋ライヴ活動を再開、そし て来たる2月6日にはいよいよ待望の2ndアルバムをP-Vineよりリリースする"とう めいロボ"今回はMUDDY WORLDの添田雄介氏とデュオでの出演、

 国内はもとより、海外でも高い評価を得て近日イギリスとスペインのレーベルか らCDRをリリースする"muffin"、 Andersensのメンバーでもある岸田佳也氏、井 口淑子さんとのトリオで奏でるは唯一無二のアシッドな世界、

 その若さからは想像もつかない程の圧倒的な歌声の持ち主mmm(ミーマイモー)嬢 を擁する、珠玉の情動時空発信部隊"マリア・ハト"、
 これぞ間違いなく現在考えうる限りの最高の組み合わせと断言!!

 来月ベルギーから初の音源(カセット)をリリースする銀塩つばめは、ゲストに  vol.9出演の金色夜叉サイトウ氏と辻隼人氏を迎えての出演◇


自分や身内関係のライブのことを書くのは初めてです。
いまさら何故って?
だって、その音楽はよく解るんですけど、他人事のようだったんですから。

一昔前なら、アシッドフォークやトラッドフォークなどは一部のサイケマニアだけのものでした。しかし時代は変わり、というか世代が代わり、フォークギターを持つ人で、ちょいと気の利いた人はニックドレイクやティムバックレーを当たり前のように聞くんでしょう。

4バンド全部、息を吸いながら歌うような女性ボーカル。そして演奏者の美男子率95%。


私はというと、会場でポッケに入れたチーズをつまみながら焼酎お湯割りに、話題と言えば友人の病気の話、、、10年前にもこの店にいた、携帯のメールが苦手なオネーさんとも顔なじみでした。


花粉のせいか、鼻水垂らしながら自宅に戻って、Bridget St. Johnや Linda Perhacsなどを棚から探し出し聞き入ってしまいました。写真は、ケビンエアーズとブリジットのデュエット曲入りのアルバム。

衝撃のお蔵出し4点を入手

2009-02-11 11:39:43 | ロック
CD屋へ、足を運ばなくなって数年になりますが、アワワいろんなものが掘り出されていたのですね。

石川晶&カウント・バッファロー「ウガンダ(アフリカンロックの夜明け)」'72
そして
フード・ブレイン「新宿マッド」'70
山下洋輔トリオ「天使の恍惚」'72
ジャックス「腹貸し女」'68

石川晶って写真をみると、どう見ても日本人には見えましぇん。この時代のドラマーってそのまんまウガンダみたいな顔が多いのは何故?
アフロでサイケでエクスペリメンタルなモノホンのロックです。
どのアルバムも、その時初めて生まれたばかりの緊張感ある、荒々しくもとんでもない演奏ばかり。
フードブレインの1曲目なんて、もう何演ってんの???で、何度も爆音で聞き返してしまうのでした。

ゲバゲバ、132分と133分と88分!

2009-02-09 19:29:18 | 映画・読書
「あの頃、世界で一番かっこいいのがゲバラだった」   ジョン・レノン


今話題の『チェ 28歳 の革命』  『チェ 39歳 別れの手紙』

もう一つ、ついでに
ちょいと昔の「チェ・ゲバラ-人々のために-」
を見ました。


もちろん、武器による国家闘争という方法には手放しで賛同できませんが、世界経済がねずみ講の終焉のように破綻しようとしている今、彼の眼差しはより美しく輝いて見えます。


スティーヴン・ソダーバーグ監督の2本は、一般上映。映画館の観客は、ゲバラの事をあまり知らないような人が多いように思われました。
そういう私も、メキシコとグアテマラへ行くまでは「かっこいい男」とは思ってませんんでした。
中南米の複雑な人種の成り立ちと、貧困を旅行で目の当たりにしたこと。
パレンケのジャングルの中の宿のレストランで見た、メスティーソのヒッピーバンド。彼等は「チェゲバァ~ラ~♪」という美しい曲を毎日歌っていたのです。それらが、以前見た映画の主人公『モーターサイクル・ダイアリーズ』と繋がりました。


  もしわれわれが空想家のようだといわれるならば、
  救いがたい理想主義者だといわれるならば、
  できもしないことを考えているといわれるならば、
  何千回でも答えよう。
 
  「そのとおりだ」と。



チェが、もし世界を変えていたら?とも思います。


世界はもはや、景気回復なんて願うようなステージじゃないところまで来ています。
ネズミ講経済社会は終わりです。
(でも、ネズミ講で捕まる奴って、また出所しても同じことやるんだよね~)

地球は、人間だけが生きてるわけではないんです。