ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

二度目のぜんそく入院の一方

2018-12-24 11:03:00 | 子育て
風邪で、また学校休んで家でゴロゴロしてた8才のH君。
咳が出るなら、マスクしろよって言った翌日の夜中に、喘息の症状(呼吸が困難になり寝られなくなる)が出て、早朝救急外来へ、そのまま入院となってしまった。
アレルギーへのステロイド投与と、血中酸素濃度低下のための酸素吸入治療。

読谷に住んでいるときも、全く同じように入院経験があり、その時は自分も気管支の調子が悪いし、間違いなく「pm2.5が高いせい」と、ほぼ断定的に思ってたけど、医者には要因のひとつになりうるとしか言われなかった。

コンクリートのアパートから、森の中の木造の家へ引っ越してきて、環境的な原因も特に見当たらない。




さて、困ったことは、
クリスマス明けに内地へ行く予定と、
風邪をひいて(毎度子供からうつされてます)体がダルくて仕方ないワタシと、
未だオッパイ離れしてない4歳のNちゃん。

今回、乳離れも兼ねて母親が病院へ付きっきりになってるので、
トーチャンと二人きりのサイレントナイト目指して、カウントダウンなのだ。


家に居ると、元気な少女のゴッコ遊びに延々と付き合わされそうなので、お菓子をリュックに詰めて車で外出。
夜の海洋博公園のピカピカイルミネーションで、デート気分を盛り上げ、たまたま開催してた映画上映会で「舟を編む」のアニメ版を半分まで。しかし、駐車料も含めすべて無料だからありがたい。
最期に、ホテルの外来風呂入って帰宅。

翌日は、勝山の軽トラ祭りへ。
シークァーサー園が毎月主催してる小さなマーケットだ。
園のジュースやシャーベットが無料の上、ヤギさんにそこらのはっぱあげて遊べる。
軽トラが十数台集まり、苗木や、琉球メダカ、ジューシーやそば等を販売、全て手作りのレベル、実にほのぼのしている。
後悔先に立たずの、サンマ炭火焼(匂いに騙された)を食べてしまったところで、ワタシの風邪の症状がピークに。娘を寝かせながら一事帰宅。倒れるように昼寝。
夢の中でなんか外にヒトの気配がすると思ってたら、先に娘の目が覚めていた。一人で何をしていたかは未だ謎。

自分の家だと思い込んでいる離れの小屋でオママゴトした後、やることもないので自分の散髪へ連れて行った。体調悪い時は、本読むか床屋へ行くのが日課なのだ。

トーチャン頑張ってね、とか、
痛くない?とか、
娘に応援されての散髪に、自分だけでなく店全体が和んだ。



普段は、ママ、ママ、とべったりで、ワタシがチョッカイ出すとこわい顔でにらんだりするくせに、

案外ふたりきりになると
「マーマ、よく怒って鬼だから、トーチャンが良い」
とか、
「トーチャンだったら、アイスやケーキ買ってくれるんだよね」
と、特に支障もなく過ごせた。

けど、本日は朝からワタシが起き上がることも出来ず、娘はディズニーアニメ三昧。











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「森のおうち」小屋三棟目 ザ・ウォール

2018-12-22 06:11:00 | 877プロジェクト
今年も、裏の三角山(通称)に、毎晩イルミネーションがピカピカ輝く季節となりました。
これが、我が家のクリスマスツリーってことで、ツリーは省略。
ついでに、「煙突がないから、うちにはサンタ来ないよ」って、言っても、子供たちはちっとも信じてくれない。

そもそも、半袖サンダル履きのところに、厚着のサンタなんかあわんでしょうに。



さて、カルスト(2億5千万年前の石灰岩が長い歳月をかけて雨水などにより侵食されてできた地形)に囲まれた、世界遺産に未登録の、わが森のおうちの露天風呂遺跡。

友人(fromハンガリー)の、ノルさんがこの冬一緒に露天風呂したいと言って、一日手伝いに来てくれて、草刈り。




風呂場らしき形が見えてきた。
まずは、現状復帰手前までいったな。
そう、以前、一度は自力で発掘して、綺麗に明るくなったんだけど、2年もしたら元に戻ってた。


この一年半位、周りの森の手入れをする暇がなかったのと、台風で倒れた木や折れたでかい枝を解体するのに、この11月~12月は毎日森林作業。
涼しくなったらやろうと思ってたが、今年はまだ暑い!
しかし、これを怠るとモジャモジャのジャングルに戻って廃墟遺跡になってしまうので、汗をかきかきチェーンソーを振り回す。








コテージへ続く、カルスト庭園内へのエントランス。



草抜いて、少し掘り下げ、防草シートを張って、砂利まいて、
アジア雑貨の閉店セールで安く仕入れた陶器の破片をまいたけど、全然足りなかった。




渋々、送料がべらぼうに高い瓦チップをネットで20体ほどお取り寄せ。
なんか、綺麗過ぎる?










10年ほど放置されて、魑魅魍魎の住みかだったトイレシャワー棟。







躯体のブロックのみ残して生まれ変わり、
残すは、外壁








赤土を濾してセメントと砂と混ぜて塗ったけど、少なかったせいか色が出ない。しかも、砂の中の骨材が大きく引き摺って小手がスムーズにいかない!







ベンガラは高いと思ってたけど、
陶芸用のもの(これお薦めね)が、安く見つかった。
一袋1㎏混ぜ、ケイ砂という岩を砕いた細かい砂を使って塗ったら、
高級料亭か、遊廓の内壁のような色合いに。







最後に、質感を損なわないカビよけ防水のクリア塗料を塗って、乾いてきたら、周りの森の緑に見事に解け合う薄い赤煉瓦色になりました。

沖縄の森の妖精は、やっぱ島サンダル。












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子供とお出かけ 穴場 やんばるアートフェス

2018-12-20 18:44:55 | 子育て
ゆるい沖縄。
アートもゆるい、気がする。
ローファイというか、ヘタウマな印象が強いのは勝手な思い込みか?

しかし、ゆるい故に、アートのイベントは、子供の遊び場としてなかなか向いていた。
ちょっとでも外れたことをすると、ささっと係りが来て注意される美術館のようなお堅いところはまるでなし。


北部の廃校を利用した「やんばるアートフェス」へ、お二人様(8才♂&4才♀)同伴で行ってきた。

小学校跡なので、もちろん滑り台やぶらんこもある。
中庭にある木製の遊具で遊んでいる間、あたりを散策。
主な展示は教室や体育館で、大きなオブジェや手作り雑貨関係のワークショップブースは運動場にあった。


アイヌ伝承楽器ムックリの創作ワークショップがあるとのことで、案内所の若い女の子に、どこでやってるか尋ねるが、要領を得ない。

沖縄の田舎の店屋のおばちゃんは、大体店の品物のことを聞いても答えが来ないが、、、ここでも、同じく。


まぁ、小さな小学校なんで大丈夫、自分で探すねと一回り。外のブースにアイヌの関連のブースがありすぐ見つかる。


でっかい、鳥の巣みたいなオブジェの中で?で、まったり。



結局、子供の相手で展示や体育館でのライブもちゃんと見られなかったけど、ポン菓子もらったり、何よりも子供が自由に遊べて良かった。

跳び箱にベースギターがくっついた変てこな楽器とか、面白そうなものが他にもあったので、もう一回行ってみよう。




新世代型ツインギターバンド、ケヴィン・モービー

2018-12-12 07:27:00 | 音楽
今、ツインリードギターがアツい!

チロリチロリチロ、チロリチロリチロ、チロリチロリチロチー🎵
イーグルス、ホテルカルフォルニア、勿論弾けるよ~

ツインギターは大きく分けると、
オールマンなどの男臭いサザンロック系、と、ウィッシュボーンアッシュ~シンリジー系の哀愁系に分かれる。

ハモり中心のツインリードギターは、決めたフレーズをなぞるしかないと言う宿命故に、世の中から消えたと思っていたら、
WILCOが、少し前のライブ映像で、シンリジーの曲やってるのを聞いて、まことに懐かしくなった。

彼らは、名曲Impossible Germanyで、トリプルギターの素晴らし過ぎる演奏をやっているが、
beatlesのand your bird can singをトリプルでやってるのを映像で見て、やられた❗
本家はおそらく、ジョージが二本重ねて録っているが、今までそのギラギラ感を越えるカバーをついぞ聞いたことがなかった。
それを、三人で越したんだな。




そして、今、
新世代型ツインリードギターを聞かせてくれるのが「ケビンモービー」

と言う名前のバンド、と、思ったら単にバンマスの名前だった。
最近、ピンなのにバンド名風な呼び名をつけるヒトが多かったりしてね、、、

最近のライブ映像を見ると、ボブ・ディランやニール・ヤングだけではなく、テレビジョンや後期ヴェルベットアンダーグラウンド、ゆらゆら帝国みたいな曲まであって、往年のロックファンにはたまらなくうれしい。
ライブ一曲目の「city music」が、格好いい。ともかく、ツインギターが素晴しい。
こんな弾き方のツインギターバンド聞いたのは生まれて初めてだわね。
特に、紅一点の女子ギターリストのたたずまいがよい。
きちんと丁寧に弾くし、熱くなりすぎずクール❗汗かいたこと無さそうだ。この人、かなりお上手です。
リズム隊は実に地味。全体にかなり音量が低く、重くならないのがまた良い。

そして、30はいってるだろうけど、なんとなく君づけしたくなるような容姿も高感度が高いモービーくん。
かつて何だか似たような人いたな、、、
そう、あのマッシュ・スウイートのデビューの頃も可愛いと言われてた、けど、
小太りオタク感が微妙ではある。

ウィルコのジェフ・トゥイーディーは、ますます太ってもなんだか誠実で、ヘタするとジェリーガルシアのような域までもいきそうだが。
さて、モービーくんの行方を見守りたい。



Kevin Morby | Pitchfork Music Festival Paris 2017 | Full Set














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感動と苦痛の、ボヘミアンラプソディー

2018-12-02 09:27:00 | 映画・読書
「これ、知ってるよ」
と、足と手を順に鳴らし始めた。
will you rock youだ
小二の息子でも知っている、クイーン。
今は、その映画が世間で大流行中だ。

そんなクイーンも、中学生の頃、当時は洋楽を聞くというまだまだ特殊な領域の、主にませた女子のものであった。

姉が「世界に捧ぐ」のレコードを持っていたので聞き始めたが、自分で買ったのは確か「バイシクルレース」のシングルが、最初で最後だった。
日本の、しかも女子のためのバンド、というレッテルに、気付くこともなく、
中坊の私は、白人の女性が全裸で競技用の自転車に股がっているジャケに、即やられてしまったのだ。

人生、初のジャケ買い。



ギターキッズだった私には、ブライアンメイのメロディアスで、線のくっきりしたソロはコピー練習にもってこいだった。

クイーン同様に大学出のギタリスト、トムショルツ率いるボストン。
この二つのバンドのギターの音色は、非常に未来を感じさせる無機質でロボット的な感じだった。これが最先端の音色で、電気を大量に使ってるんだろうと思ってた。




映画は、普通に面白かった。
というか、定番のロックバンド物語映画って、どんなの観ても感激しちゃう。

個性的な幼少期、家族との確執、無為な日々、メンバーとの出会い、華々しいデビュー、メンバーとの確執、和解、etc

定番であればあるほど、良い。

あとは音楽さえ良ければ、何も言うことなし。

が、その音楽の音響に難があった。

凄音上映という映画館で観たんだけど、音が苦痛だった。
最後のドントストップミーナウは、普通に聞ける音だったので、映画館のせいではなかった。
あの、ホール音というのか低音が一丸となって響いてくるのが、なんとも我慢ならなかった。

アクションやサスペンス系の商業映画の宣伝で、時々聞かされる嫌な低音が、ずっと続いている感じだった。

昔、東京の20,000ボルトなどのライブハウスでは、ドラムにホール系のリバーブかけて、ドシャーン、バシャーンと、不自然に重い音にするのが当たり前であった。
ある種の狂暴なロックバンドには有効であったが、自分は好きになれなかった。
どんな、ドラマーが叩いてもおなじ音。


楽曲の意外ぶりに驚いた「愛と言う名の欲望」以降はヒゲ面の違和感に興味を失って聴いてこなかった。
が、今となっては、ショーンコネリー並みにおヒゲが素敵と思えてしまう。
ま、映画見て泣いたのは久々だった、とカミングアウト。

















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