ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

「さらば東京その3」西荻

2011-06-30 12:18:34 | 西荻
「そんなに西荻が好きなら、新しいところに自分でそんな街をつくればいい」

まあ、良く考えてみると、西荻の全部が全部好きなわけではないんですが。
やはり東京で人が多すぎるところ、終電間際の駅の混雑振り、マッチ箱のような小さな建売住宅の駐車場にも外車が入っていて格差を感じる等、挙げてもしょうもないんですが。

でも、新しいところに作れないものもあります。
大自然というわけではないんですが、中途半端な田舎で車の排気ガスを吸わされてるよりも、はるかに空気は良く、居心地良い場所。
それが20年近くお世話になった「善福寺公園」


湧き水の池を中心に、自然の良さを生かした公園です。きちんと整備されているので、ゴミやうっそうとしすぎる所は無く、本当に気持ちいいところです。


いろんなことが起きても、そこへ行けば毎年春になればサクラは咲き、毎年蓮も咲きます。とにかく、天気が良くてちょっとでも時間があると行きたくなる場所。
でもね、景色を見るとすぐ飽きてウチへ戻りたくなります。そう、すぐ戻れるんです。これが重要。


人間だけが、地球上に生きてるわけではないのです。


最短距離でなく、善福寺川沿いにクネクネ歩いて行って、いつの間にか方角が分からなくなって公園に到着するのがトリップの秘訣。日常から一瞬にして離れられるマジック公園。

ラストライブ・イン・トキョー

2011-06-25 07:46:07 | ザ・バナナメイツ
本日25日、ザ☆バナナメイツのおそらく東京では最後になるライブがあります。

場所:高円寺ペンギンハウス
時間:7時半スタートの一番目
料金:1800円

是非是非、お越しください。ハードロッキンな名曲「赤いキャンデー」やりますよ~
バイバイ、東京~!バイバイ、西荻~!
あ、まだ7月末までは居ますからね。「まだ居たの?」なんて言わないでよ。



「赤いキャンディ」

 おばーちゃんの、しわざだったのさ
 おばーちゃんの、しわざだったのさ
 おばーちゃんの、しわざだったのさ
 おばーちゃんの、しわざだったのさ

1蝶々は卵に、ベビィは大人に
 なっちゃうの、秘密だよ
 みんなが欲しがる私のキャンディ
 天国の贈り物
 ママからの贈り物

2最初は、誰も気づいてなかった
 調子がいいのは知っていた
 最初は、誰も気づいてなかった
 歯が生えて、バレたのさ
 歯が生えて、バレたのさ

 おばーちゃんの皺が、のびてゆく
 おばーちゃんの皺が、のびてゆく
 おばーちゃんの皺が、のびてゆく
 おばーちゃんの皺が、のびてゆく

 おばーちゃんが飴を、舐めたのさ


さりげなくも、感動的な宿はそこにあった「土の宿」

2011-06-22 20:43:05 | 沖縄
沖縄研修旅行、最後の二泊は普通にお客として今帰仁の結家と伊江島の土の宿に泊まりました。

結家は、海が目の前の眺めの良い所。夕食は1人一品持ち寄り会。ワイワイ楽しみたいヒトにはお薦めです。


うって変わって、「土の宿」は囲炉裏のある開けっ放しの古民家風のたたずまいで、ふくぎの木に囲まれたいかにも離島の静かな雰囲気。

ここが、最高の宿でした。

今まで旅行やゲストハウス調査の為に数多く宿を泊まり歩きましたが、こんな素敵な気分になったのは初めてでした。


わたくし、学生の頃旅といえば“つげ義春”の真似をして東北の湯治宿など鄙びたところへ行くのが好きでした。漫画で読んだ風景を探して、同じ気分になろうとあちこちいっけん何もないような地味なところへ行ったものです。
同じような旅をしている川本三郎などの本を読んでにんまりしたり、つげ義春が好きな川崎長太郎の本を読んで富津富浦へ旅に出て放屁したりと、小さな地図の中でも膨らむものがいっぱいでした。

「土の宿」の良さは簡単には説明できないので、是非実際に訪れてみると良い旅になること間違いなしでしょう。

西荻へ戻ってからソク図書館で借りて読んだ本
『おきなわ土の宿物語』木村浩子署<小学館> に、
  「浩子さんにとって社会福祉とは何ですか」との質問に
  「福祉とは、お金を配ったり、立派な建物を建てたりするように思う人がいるけれど、私にとっては、ふれ合いです、出会いです」
と、ありました。

この福祉という言葉を、文化とか宿とかに置き換えても良いと思います。自分のやりたいゲストハウスの構想が、何だか猛烈に膨らんできました。


追記
実は、わたくしそこの孫娘から短い滞在ではありながら、個人的に名刺をさりげなく渡されました。



日本のベトナム

2011-06-19 23:25:39 | 沖縄
沖縄ゲストハウス臨時マネージャー業務最後の週末、マーケットへ行ってきました。
島のあちこちで週末になると露店が並ぶようで、軍ものコレクターのよだれが出るような品があるといいます。今回私が行ったのは、通称ベトナム通りという所。基地の正式なフリーマーケット会場の出口から、1kmメートル以上に渡って路上に露天が並ぶ様は、まさにアジアのマーケット。違法コピーのDVDやら三線、中古の工具、訳の解らないガラクタまで盛りだくさん。

さて、あと二泊だけは遊びで本部辺りにステイし、これから夏のイベント盛りだくさんの沖縄から一旦東京へ戻ります。
梅雨で西荻のウチがカビてたら嫌だわね。

かつて、音楽の街

2011-06-15 23:20:15 | 沖縄
沖縄で初めてのスタジオ入り。来週、東京へ戻ってすぐに(6/25)バナナメイツのライブがあるからです。
シャッター商店が多いコザですが、飲み屋とライブハウスと音楽スタジオはいっぱいあります。ミュージックタウンなどの新しい音楽施設が出来ても、なんとも今一盛り上がらないのは、今だ昔のヘビメタやコピーバンドのライブハウスや、観光客向け選曲の民謡酒場が(その化石のような娯楽が、ある意味おもろいんですが)多く、新しいものが生まれる気配と必要がないからなんでしょうかね。
車で15分も行けば、ビーチと国際空港並みのショップやカフェが並ぶ北谷(チャタン)に皆行っちゃいます。ただ、横浜みなとみらいみたいな個性なしの北谷からも何も生まれようがありませんが。 
時間になっても何の案内もしてくれないやる気のないスタッフのスタジオ、なんだか自分たちも演奏していて眠くなってしまいました。


でも、満月の夜はなぜか目がさえる。

マークリボーは、フジロックだけでなく、ソロで東京や大阪でもやるって聞いて、やっぱ都会はいいなぁと、寂れた沖縄コザで思うのです。








ちょっと、こげた

2011-06-14 22:02:17 | 沖縄
ゲストハウス修行もあっという間に二週間たち、残すところあと一週間。来たときは新月だったのが今日は十三夜、明後日は十五夜満月です。
毎日畳の上で昼寝して、夜はテラスで空眺めてとノンビリしすぎの修行。

でも、受付から掃除洗濯やることはやってますがね。
ビジネスユースの常連のお客様に
「古いけど清潔だから使ってる(沖縄の安宿は見かけより汚いとこが多いらしい)けど、あなた達が来てからより綺麗になった」
と言われたり、個人的に貴重なプレゼント頂いたりと、遣り甲斐を感じることが多々あります。
その反面、距離の置き方を間違えて、逆にお客様に気を使わせてしまったという失態もありましたが。

本日はお暇を頂き、伝統工芸の盛んな読谷村へ。
「小さなにじ」という最近出来た可愛いゲストハウスへごーやー荘のチラシを持って訪問。
道中暑くて遭難するかと思いました。バス&徒歩では焦げてしまいそう。やっぱ車社会なんだな沖縄は。

文化(幸せ)を取り戻せ

2011-06-11 19:07:14 | 沖縄
バルセロナのカタルーニャ国際賞を受賞した、村上春樹の記事を見ました。
「原発に疑問を持つ人々は非現実な夢想家として退けられてきた。」
「持てる叡知を結集し原発に代わるエネルギー開発を国家レベルで追求すべきだった」
「効率や便宜という名前をもつ災厄の犬たち、、、」

沖縄のコザで、毎朝市場行って、琉球新報読んで、頭上を時々通り抜ける爆音の戦闘機にムカムカする生活をしていると、政治や大企業の言うことに不信感を持つというのは、今更ながらのこと。沖縄市民は日本の政治や本土の大企業にはるか昔から騙されてきています。
震災や原発問題より、ずっーと前から解決しない頭の上(基地)の問題が大です。

ところで、本日よりコザでは、旧盆に向けてエイサーのイベントが始まります。あちこちから練習の太鼓の音は聞こえてましたが、いよいよ夏本番!

6月9日と言えば

2011-06-10 22:08:05 | 沖縄
はい、ジョニーディップ、レスポール、薬師丸ひろ子の誕生日でありますが、
6月9日は、今年の沖縄の梅雨明けの日。
普段は7月上旬ですが、今年は記録的な早さで明けました!おめでとう。毎日メチャクチャ暑くて、うだってます。

今週末は宿も満室。昼寝ができまへん。
でも、沖縄の民宿泊まると、ヘルパーのおじさんとか台所とか、便所の入り口の廊下とかでへいきで寝てますから、見習わないとね~

ここ、ごーやー荘は和室3、洋室2(そのうち一部屋はうちが占領)のちっちゃな宿。

昼は縁側、朝夜はテラスですごします。

ハーレーといえばジェーンバーキン

2011-06-05 17:36:47 | 沖縄
糸満ハーレーを見に行くという旅慣れたゲスト達2組をお見送り。子連れ5人のグループは、家族か親戚同士かと思いきや、八重山の鳩間で以前知り合ってから、ちょくちょく一緒に旅行をするという仲間。住所も仕事も性別も年齢もバラバラな人が「旅」というキーワードで集まるのも、まぁ本当に面白いですね。 

午前の業務、掃除に洗濯。
ランチは、縁側でソーミンナポリタン&汁&ビアー&棒付きアイス。

今日は旧暦5月4日沖縄各地でハーリー大会(昔ながらの手漕ぎボートレースの祭)が行われています。
何故か糸満だけ、ハーリーじゃなくハーレーと呼ばれるようです。


夕方、定番のゲート通りへ。アメリカンなショップから、インド、フィリピン、ペルー料理まで、どこもお安い。

男だったら、一生に一度はアマゾネス体験を


畳で昼寝すると、困ること
・かかとが痛くて寝返りならぬ、かかと返りして、目が覚める(だがまた寝る)
・頬っぺに畳のあとがくっきり

あとひとつなんでしょう?

仕事は、消灯24時まで!だが、

2011-06-04 00:35:17 | 沖縄
本日のランチはヤキスバ。

いきなり梅雨明け?昨日はバケツひっくり返したような雨だったのに、うって変わって本日は沖縄日和。
屋外のゆんたくテーブルで食べようと思ったけどジリジリ暑過ぎ、縁側で頂きました。

何だか殆どお客さんのように昼からビール飲んで、食後にアイス食ってとノンビリ過ごしてます。
今日のチェックインは2組、どちらも20時過ぎのゆっくり到着。


琉球新報を眺めると、新進気鋭のルポライター竹中労が初めて沖縄へ行った頃(1969年)の記事が載ってました。彼が約40年前に沖縄音楽のすばしさを本土に知らしめた功績は、計り知れないものがありますね。

「多額の赤字を背負って、フェスティバルを強行しなくてはならなかった、中止できなかった、なぜならそれは、“興業”ではなく、運動だったから」(「島うた通信-冬」)
竹中の情熱と行動力は、多くの貴重な音源や著作を残し、その後の島唄ブームの種火となりました。

トムバーラインやパティースミスがパンクの導火線に火を付けようとしていた70年代初頭、日本では嘉手苅林昌や大城美佐子が本土へ渡って、その特異な音色で皆を驚かしていたのでした。





となりのミケちゃん♪

2011-06-02 15:53:32 | 沖縄
今日のランチは、ニガナーのたっぷり入ったソウミンチャンプルー。チャンプル専用のそうめんを使うと、やっぱ食感が全然違います。
今日は掃除も念入りに終えて、ゲストが居ないので縁側でうろ覚えの「隣のミケチャン」(高円寺円盤の沖縄掘り出し物)を三線で個人レッスン。
「好きっ!好きっ!とても好きっ~」のところで、いきなり近所のオバァが玄関先に現れて、ずっこけました。

「あああ~♪、たまんな~ぁいーいのぅ」