ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

ネイチャーコテージ「森のおうち」の塗るもの

2016-06-18 14:07:59 | 877プロジェクト
とにかく沖縄、とくにヤンバルの森は湿気がはげしい。
なんで、壁や床は調湿効果の高いものにしたい。ツヤツヤのペンキやビニール素材のクロスなどもっての他。

壁は珪藻土か漆喰。

床は無垢で無垢塗装のフローリングか、断熱材の入っていないイグサの琉球畳。

木部は木の呼吸を遮らない自然塗料。



特に自然素材にこだわるつもりはなかったけど、エアコンや除湿機などの家電をなるだけ使わずに心地よく過ごそうと考えると、結果的に内装は自然
のものになっていくのでした。
 

個室の壁は植物性プランクトン“珪藻”の化石を使った本物の珪藻土「エコクーン」
初心者にも塗りやすく、色も質感も非常に美しいですがかなり高価なんで個室のみ採用。
しかし!この壁の部屋の空気、明らかに違います。何故か非常にリラックスできるんです。不思議!!

「エコクイーン」には調湿効果があるだけでなく、どうやら高い抗酸化作用があって「アトピーが治った」「アレルギーが改善された」とうい報告もあるようです。本当かな?

その他の壁は、漆喰。
沖縄では主に赤かわらを屋根にくっつけるのに使う「沖縄ムーチー(餅)」。その余りで、色んな大工が屋根にシーサーを作るんで、いろんな顔のシーサーができるんです。
読谷から近くの漆喰工場で20kの土嚢袋入りが買えるのでとっても便利。車で行くと、殆ど豚小屋みたいなところからおつゆをポタポタさせた袋を車に積んでくれます。値段はメーカー品の珪藻土と比べると10分の1とめちゃ安。
漆喰というと、お城のような白さを想像しますがここで買うものは黄色っぽいムーチです。


それにしても塗り壁、奥が深いです!
元々は土壁の上に塗るものが、今では住宅の石膏ボードや合板の上に塗るために色んな方法が考えられてます。
ま、初めてだし前面はがしてやり直しとかの失敗はするし、前半と後半で上達度があがって統一感なかったりだけど、最終的には何とかなりました。多くの知人友人が手伝ってくれての完成。皆様に感謝です。


キッチンや脱衣所の木部は、オスモの防カビ塗料を塗って仕上げに撥水の強いリボスの自然塗料「クノス」
その他は、比較的安価な英国製自然塗料「ワトコオイル」を色分けして塗っていきます。 これらは、亜麻仁油が主成分で、体に悪い成分が入ってないからというより、木目が美しく出て仕上がりがとってもいい感じなんで塗りがいがあります。もうあちこち塗りまくりです。

色の加減が木によって違うんで塗り分けに苦労しました。
「森のおうち」のロフトなどの骨組みは「ヒノキ」を使ってます。ナチュラルを塗るのが一番上品で綺麗に見えるんですが、色を茶系にしたい時はある程度こげ茶色位に濃くしないと汚く見えてしまいます。
ナチュラルのワトコに、ダークウォルナットを混ぜて色々実験しましたが混ぜ加減が難しい。

引越しまで、あと、○○日!!



















レインフォレスト「森のおうち」のエレキ

2016-06-03 08:01:03 | 877プロジェクト
電気関係は、どうしても自前で揃えなくてはならないものがあります。
モノが内地と比べて圧倒的に少ない沖縄ですが、この二店の趣味の良いアンティーク屋さん、、、大スキです。

ご主人が金物、電気物を創作もする浦添の「シュシュ」で購入した、なんともいえない風情のライト
廃品を組み合わせたこの世に二度とない芸術作品



二店舗目が那覇でオープンしたばかりの「20世紀ハイツ」で、探して仕入れてもらったセクシースイッチ
プラスチックが発明される以前の「ベイクライト」という素材
店主は、絶頂期(スターセイラー)のティムバックレーを凌ぐグレートシンガー!!



沖縄でいいものを掴むにはこの二店。
良心価格なうえ融通は利くし、良い買い物をしたという気分にしかならない、、、


とはいえ、全部沖縄で揃えられるわけでもなく、インターネット経由で関西のお店屋さんから陶器や真鍮のコンセントカバーやらを購入。
実店舗のあるお店屋さんで電話で話す機会あったけど、丁寧で心こもった対応は、やっぱ良い買い物をしたという気分にしかならない感触でありました。