ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

沖縄で出産

2014-10-11 04:08:06 | 沖縄

親も兄弟もいない(ついでに未だに友達もいない、、、)沖縄で暮らすのは移民のようで異国気分も味わえ良いもんですが、気軽に頼る人のいない地での二人目の出産というのは、案外たいへんなものだと知りました。

ワタシ(♂)が産んだんじゃないけどね。

何時の時代もどこの国でも、結婚そして出産はめでたいこと。なんだか会うひと会うひとみんなに祝福されるんで、

「もしかして、ついにこれから夢に見たバラ色の生活が始まるのかしら?」と、ノー天気に思っちゃったりしてました。当たり前だけど現実の生活はそうではなーい!一ヶ月位は相方は廃人(狂人?)の模様。掃除、洗濯、家事、オヤジ、母子に割り込んで行こうとするエネルギーの余り余ったHくんの相手。毎日が、たーいへん~

 

娘は、3週間も早くこの世に産まれました。そう、何の心の準備もなく、何の外泊の準備もない内に。早朝、「やばいかも~(昔の意味のやばい)」の声を発してから二度寝を決め込んだ相方、朝になって本当に産まれそうだと言うので、急かされてHクンと車に乗り込みました。急いでお出かけの時いつもなら「キーキー」唸ってるところが、案外落ち着いてるのが不思議でした。母子未来センター(助産所)まで30分、畳の部屋へ入って、スッポンと出てくるまではあっという間でした。持って行ったリンゴを剥いてもらって、食べてるうちに産まれちゃいましたね~

↑主役は当分譲る気なしの、、、(沖縄中部でのお産は「母子未来センター」お勧めですよ)

電話:098-938-1103(イイオサン)
FAX:098-939-1188(イイハハ)

 

今思うと、相方の弟夫婦が沖縄へ遊びに来た時の置き土産「JALパックのクーポン券」。これが、まあ予定より早く出てきてしまった原因ではないか?このクーポン、県内の各所の観光施設が軽食付きで無料で利用できるという優れもの。短期の旅行者じゃ使い切れないけど、地元民にとっては、かなりおいしいものでした。おかげでまず自腹では行かないようなフルーツパークやらパイナップルランドやらで大盛りアイス食ったりの豪遊が出来ました。宜野湾のサムズアンカーイン最高!ビオスの丘やお菓子御殿のレストランもついに行っちゃった~

そして、最後に残った南部のクーポン。これを使って、長い鍾乳洞の玉泉洞(ぶくぶく茶付)~カフェクルクマ(カレー付き)~ガンガーラの谷ツアーのハシゴ。ちょっと早すぎた娘の誕生日は、このディープな胎内巡りツアーを終えた翌朝でした。

鍾乳洞を出たとたんに、今が出る時と勘違いしてしまったのか?

長いトンネルのような暗闇が嫌になってしまったのか?

しかし、そのおかげで我ら4人家族は、妙な一体感で包まれてます。今となっては、皆で一緒に胎内をミクロの世界のようにくぐり抜けて来たかのような不思議気分。体重2300kgに満たないこのエロスの塊りは一時は病院へ救急車で運ばれましたが、ものすごい勢いでバンバンオッパイを吸い1週間でウチへ母と共に戻って来ました。そしてその生きるという絶大な力で、我が家を襲った負の力を一掃してくれたのでした。生きるって素晴らしい!!


沖縄は日本のはるか南に浮かれる島

2014-03-08 09:28:27 | 沖縄
これといった産業のない沖縄では、英語をマスターして米軍基地内で働くことか大学を出てお役所に勤めるのが、唯一のエリートコースです。

日本の景気が良い頃、多くのうちなんちゅうは農業や漁業を継がず仕事を求め内地へ出て行きました。しかしその後、建設業などでお払い箱になって島に戻ると、もういい歳で就職もままならず生活保護。万が一、就職出来ても本土と比べはるかに安月給なんで子供なんかいたら食ってはいけません。

一方、公務員は安定してるので、その多くがこの読谷あたりでも高い土地を買い、家を建てます。


先日、震災を忘れられない人にとっては、笑えない事件がありました。

沖縄では珍しい震度4の大きな地震があったその三日後、糸満市でいきなり
「大津波警報!大津波警報!!直ちに高台へ避難してください」
との放送が市内に流されたと。

市役所無線室の職員の操作ミスか機械の故障か分かりませんが、そりゃいけませんでしょ。
しかも!3分も経ってから、誤報を訂正するのでなく、
なんと!

「訓練でした」と、、、放送。




保育園の先生、一日体験

2014-01-22 08:13:24 | 沖縄
「石川岳で父娘遭難 ドングリ拾いに」
『7日午後5時30分ごろ、うるま市石川の石川岳から「石川岳に入った夫と娘が戻ってこない」と、妻(43)から石川署に通報があった。同署によると、遭難したのは沖縄市の会社員男性(43)と、小学1年の娘(6)。同署や消防が捜索に当たっているが、8日午前零時現在、見つかっていない。』      2009年11月8日「琉球新報」

「石川岳登山」
Hクンの保育園では、昨年末の最大のイベントがその遠足でした。
その登山に向かってみんなで訓練などしていたようですが、ウチは内地へ行くために残念ながら欠席で、そのまま長い冬休み入りでした。

が、悪天候のため年を越して延期になってました!
それを今年になって聞いたHくん3歳、かなりブルー。

そして登山の前日、付き添いの若い男性が急遽行けなくなり、その代役としてワタシ(やっぱ暇そうに見えたか)に白羽の矢が立ってしまいました!
お断りも、まことにしづらく、ハイと言ったはいいが、かなりブルー。

前からロープでよじ登る箇所もある難所と聞いてたし、先月から続く大気汚染による気管支の不調もある上運動不足で腰も痛い、そして体力に自信もまるでなし。年少の子を背負いながら、さらに重い荷物を持たされたんじゃ脱落、遭難、凍死、間違いなし、、、

ちなみに遭難事件、
『消防や警察は同日午前7時20分ごろから、約100人態勢で捜索を再開。石川岳の頂上から直線距離で約3キロ離れた恩納村側で、歩いていた親子を捜索隊が発見した。
親子は夜が明けるのを待って、川沿いに下山してきたという』
怪我はなかったそうですが、ハブや魔物の住む山で、一昼夜過ごすのはさぞかし恐かったろうに、、、


ま、しかし、今更「やっぱ、ごめん、行きたくな~い」なんて言えないし、美味しいお弁当の支給があると言うので、意を決して行ってきました石川岳。

先ずは、バス停から沖縄県石川青少年の家まで、およそ1キロ歩きます。
登山コースは、往復1~1.5時間のAコース、2~3時間のBコース、3~5時間の3コースがあり、我々はAコース。
車であれば、うるま市民の森公園のお城の展望台から入る、もっとも楽ちんなコースもあります。

トトロの道と聞いただけで大喜びの子供達。どうやらトトロを見つけてよじ登ってるよう、、、


青年の家にいるおじさんの所で、登山者名簿に記入していざ出陣。桜の咲く木の所から、いきなりロープの急勾配で山道へ。さて、どうなることやら、、、


標高はたいしたことないけど勾配が急なので、青年の家からのコースはロープをつかんでよじ登るワイルドな箇所の連続!
引率はワタシ含め3名。3歳児以上は、もう各自で登るしかありません。
さすがに一箇所だけ、1歳児の女の子(軽くて良かった)をおんぶ紐で運びましたが、後は手をつなぐだけで登りました。頂上付近の緩やかなところまで来ると、ワタシの手を振りほどいて先に行ってしまいました。つれないな~


およそ1時間、脱落者もなく無事全員登頂に成功!!


山はそんなに高くないけど、眺めも良いし道中に普段見られない植物や虫(ヒルとか)もいて楽しめます。沖縄の冬場は、海より山がいいですね。

Hクンも、バス停から青年の家への道で早くも脱落しかけましたが、途中で配られた飴の効果もあり何とか登りました。
後日、「また、山登り行きた~い」と言うほど気に入っていた様子でしたが、単に飴がなめられるという理由だと発覚。

ワタシの分の飴まで心配してくれたり、バスやお弁当の時のワタシの隣の席を密かに取り合う年長組みの女子たちよ、フォーエバーヤング!!


上の口は餅を食べる口、下の口は、、、

2014-01-09 08:15:26 | 沖縄
昨日は、ムーチー(鬼餅)


このサンニン(月桃)の葉で巻かれた、うすら甘いべたべたなモチを食べる旧暦12月8日は、沖縄で一番寒い時期とされてます。
予想通り、本日からおお寒、北風ぴゅーぴゅーの天気。こりゃまさに、沖縄方言で言うところのムーチービーサー(鬼餅寒)

鬼餅の由来には諸説ありますが、昔、首里から大里に移り住んだ男が夜な夜な鬼になって人畜を襲うことから、その男の妹(姉?)が憂いて、鉄釘入りのムーチー(鉄の塊、瓦入り、モーアーサー《イシクラゲ》入り等諸説あり)を兄に食べさせ、弱ったところを海に蹴り落として殺したというもの。
このように、鬼退治にムーチーが使われたことから「鬼餅」と呼ばれることとなったんだとさ。

ムーチーを炊いた煮汁は、「ウネーフカ フコーウチ(鬼は外、福は内)」といって屋敷の回りにまき、ムーチーを包んだカーサ(サンニンの葉)は十字に結んで、人の出入りする入口や軒先に吊るし、鬼が家の中に入ってくるのを防ぐようになったそうです。


御近所から3つ頂き、Hクンがいろ園でも作って持って帰ったんで、今日の朝食はムーチー。
ベタベタで、サンニンの葉っぱからモチがうまくはがれず、大人でも食べるのに苦労するところ、もちろん甘いもん好きのHクンも必死に喰らいついておりました。
もう、お口の周りや手のひらベタベタ。テーブルもベタベタ。
その後、Hくんの触ったところ、すべてベタベタ。

餅粉のモチ(内地で言うところのダンゴ)なんで、乾くの待って爪で剥がすしかないかいねぇ~


下の口に興味のあるコワい物好きな方へ↓

〈玉城村(たまぐすく)のオバァ伝承の話〉

途中までは同じですが、鬼になったのは弟で、姉が退治します。

姉さんが餅を食べようと言って、崖っ渕の岩場に弟を誘う。
彼女は、「※ホーハイ、ホーハイ」とかけ声を掛けながら、     〈※ホー=陰部〉
着物の裾をめくり、
「姉さんには、口がもう一つあるさ」という。

いぶかしげに弟が覗き込んだ途端、
姉は「ホーハイ、ホーハイ」と叫んで、
力いっぱい、弟を海に突き落とす。

「姉さ~ん、ね~さ~ん、どうしてこんなことをするの?」
と、弟の哀切な声がこだまして、その身体は海に消えた。


「上の口は、餅を食べる口。下の口は、、、お前を(鬼)かみ殺す口!!」
こんなお話、80歳を超しても元気いっぱいのおばぁから実際に聞いたら、本当にこわいね~

沖縄県民は年越しそばも『沖縄そば』

2014-01-02 02:07:44 | 沖縄
でもね、やっぱ日本蕎麦がどうしても食べたくてね、大型スーパーで購入してきました。サクサクの海老天も、こちらでは無いので生えびを自宅で揚げてね。

年越しは、近所の座喜味城址の公園で「今、ここ、日本一 カウントダウンコンサート」があったので行って来ました。沖縄といえども夜の屋外は寒いんで、ズボンの下にタイツ穿いてね。
もちろん入場無料で、出演は、ナオキ屋 / 古謝美佐子 / そべポーポー / きいやま商店、他に長淵剛とディアマンテスの(物真似?)カバーバンド。あまりにゆるい進行で早い時間からおしていて、中盤ミラーボールみたいな服を着て大登場した「ナオキ屋」は、曲を1曲だけに減らされて可愛そうでした。
読谷村は今年、日本一人口の多い村が「市」になっちゃたんで、繰り上げで「日本一人口の多い村」になりましたよ。


元旦の初仕事は、愛車サンバークンのプラグ取替え。
    
午前中、村内放送で沖縄民謡が流れる中の作業は、「沖縄の正月」の気分が盛り上がります。近所のガキンチョに邪魔されながら、嘉手納の部品屋で買ったプラグをオートバックスで買った専用レンチではずしていきます。さび付いた4本のプラグはあまりに硬くて、時間と力が掛かり、一汗かいてしまいました。

この放送は、「公民館で演奏してるんだ」と言うガキンチョ達と見に行ったけど、誰もいませんでした。初ダマサレ。

半袖日和ポカポカのお昼は、弁当持って渡具知 ビーチ。

「お正月は貝殻でシーサーを作ろう」ワークショップを開催すべく、グルーガンと目玉を買い揃えたはいいが、ビーチでゴミみたいなものばかり収集するお2人。

沖縄は花粉天国の島

2013-12-07 16:24:50 | 沖縄
鼻グシュグシュが止まらないのです。
でも、身体がだるくて風邪のような気もするし、鼻水の止まらなさからして花粉アレルギーのような気もするし、、、

よく、沖縄へ移住する人が「温暖だし、花粉症もないし、いいところです」などと言うのを聞きますが、それは間違ってます。
確かにスギ花粉はありませんが、亜熱帯の沖縄は年中温暖で、常に何かしらの花粉が飛んでる花粉大天国なのです。

私の場合、毎年(と言っても2年目)暖かくなりだした4月から5月の梅雨入りまで花粉症で悩まされます。この時期の原因は、おそらく海岸線の防風林などに植えられた外来種の「モクマオウ」。昨年の大型台風のときかなり倒れて喜んでましたが、それでも今年もたいへんつらく、抗アレルギー剤のお世話になりました。

そして、この11月。鼻水だらだら止まらないけど目は特にかゆくないので、まあ風邪引いたかと思ったときから、はや一ヶ月。
しかも、確実に風邪による38℃熱発のカンカン照りの好天気の日、Hクンの運動会がありました。


親も子供といっしょに二人三脚や障害物などありました。あと、何故か父親だけでの本気の綱引きもありました。

あややちゃんの沖縄旅日記、3

2013-10-24 19:07:08 | 沖縄
先月、初めて沖縄を訪れたアヤヤちゃんから、旅の記録の本が届きました。
3日目は、東海岸から西へ戻って、本部半島方面へ。今帰仁辺りは住んでみたいと思ってるところです。

                             ②                                ①

東村高江の共同売店で購入した大宜味産の今川焼き。かなり甘そうだったのに見つけられた。
アンダーギーは道の駅で売ってる三矢本舗のやつね。
                             
                             ④                                ③

子供のことも、ちゃんと一人の人間として向き合ってくれる宿主。アヤヤちゃんにもらった赤い車をトレードに出す非情な男H。
定番のエメラルドグリーンの海に架かる橋を、渡っては戻る、古宇利島コース。

                             ⑥                                ⑤

今帰仁の集落は、離島と変わらない風情があって素敵です。

                             ⑧                                ⑦

年に一回、この時期に今帰仁、石川、読谷と無料で見られる闘牛大会が開かれます。

                             ⑩                                ⑨

ぜんざいは、是非とも食わせてみたかった、、、

                             ⑫                                ⑪

女子には清潔第一のこの安宿をお勧めしてます。高級魚イラブチャーの青さはまさに沖縄の海の色。

                             ⑭                                ⑬

那覇の朝の散歩には農蓮市場、一押しです。取り壊しになるらしいが、まだあるみたい。

                             ⑯                                ⑮

オジイにね、、、
                             ⑱                                ⑰

我々が、東京から年に何度も沖縄へ通っていた頃に感じてたことと同じことだな。なんだか今となっては、懐かしいその焦燥感。琉球=竜宮。

                             ⑳                                ⑲

野鳥マニアだったのね。今度は双眼鏡持ってこないと。


我が家の宝ものとして大事にこの本は保管しておきたいけど、みんなに見せたくてたまらない。
J-popのように不法投棄ゴミのような大量のCDをつくるようなことは止めて、1冊だけど心こもった宝のようなものをつくることを皆が心がけていけば、日本も豊かになるだろうに。東京オリンピック後、なにかしらの犠牲になった地方で廃墟が広がるか、はたまた日本全体が廃墟になるか、、、

またおいでね。あややとムー。
次は、通りすがりの旅人のように来ると言うことだけど、またきっとね。
6月の梅雨明けから7月の夏休み前までがベストシーズンだよ。夕陽が綺麗過ぎるし、海も綺麗過ぎるし、空も青過ぎるし最高さぁ。


あややちゃんの沖縄旅日記、2

2013-10-23 19:06:42 | 沖縄
先月、初めて沖縄を訪れたアヤヤちゃんから、旅の記録の本が届きました。
二日目は一緒に泊りがけで北部へ。間もなく走行距離15万キロのサンバー君、まだまだ馬力もあるし元気です。今時の車と比べて、かなりうるさい奴だし急に止まれない(ブレーキ効き悪し)奴だけどすっかり愛着が湧いてきて、やっぱりこいつでなきゃって気持ち。

                                 ②                             ①

車で5分のウラ真栄田ビーチは、お魚もサンゴも豊富。砂浜から岩場、洞窟の池まであり楽しめます。普段は地元民くらいしか行かない静かなビーチ。でもこの日は、オモテ真栄田岬(青の洞窟)の北風で移動してきた団体様で見る見るうちにビーチが埋まっていきました。

                                ④                              ③  

円盤CDRシリーズ「ザ・ガキ」!教育上よろしくない下ネタお下劣曲のオンパレード。子供は、こういう歌は瞬時に覚えてしまう。
名護のパーラーわかば、親切に「みそ汁」じゃなく「みそ汁定食」と書いてあったんだっけかな。
                                
                                ⑥                              ⑤ 

塩屋湾から東村に抜ける道中の適当な場所で下りて、マングローブ散策。
映画「標的の村」でやっとその認知度が上がりつつある高江の集落を下った川に下りてみたけど、透明度が今一でした。タナガーはあんまりいなかった。
                                 
                                ⑧                              ⑦

公衆トイレも水道もないとこでウンコ漏らされあせったけど、川はオシリ洗うのに実に適したところでした。
まもなく還暦の宿主ナリちゃんは、一人でインドへ行ったりする強靭な人間。10月から車中泊で日本を横断する旅に出るそうです。                                 
                                ⑩                              ⑨

時間がないのに「ウチ(読谷)まで迎えに来てよ」などと言うわがままをさえぎって、バスで途中まで向かって来て貰う。しかし、無賃乗車でお金ないから降りるバス停まで先に来て待っててくれと、実に面倒なことをしてくれる母ちゃん。
                                 
                                ⑫                              ⑪

たまに食べると美味しい「ヒカゲヘゴの新芽」
いざ収穫しようと思うと、案外その新芽は手が届かなかったりして、取りやすいヘゴを見つけ出すまでずっとキョロキョロ運転で眼が疲れました。
こんな静かで綺麗な海に、基地など造るなんて絶対やめて欲しいと誰でも思うはず。あややちゃんの沖縄旅日記、3へ続く、、、

あややちゃんの沖縄旅日記、1

2013-10-22 19:06:23 | 沖縄
先月、本人にとって久々の旅で、初めて沖縄を訪れたアヤヤちゃんから、旅の記録の本が届きました。非常に丁寧な手作りの本。あまりの出来のよさに感激して、我が家では取り合いになってます。


まさにこの世に一冊だけの手作りの良さ。
                              ②                                ①

沖縄音楽といえば、ビギンでもH.Y.きいやま商店でもなく、高円寺円盤のorijinal CD-R series、いにしえのシングル版発掘作品シリーズです。沖縄モノも多く、名作「みけちゃん」は誰に聞かせても大喜びされます。歴史に埋もれてしまいがちな貴重なレコードの再発見と再評価、田口さん、本当にいい仕事してます。

                              ④                                ③

金月は、キンチチと読みます。読谷のじょうとうなそば屋です。実は、初心者には大衆食堂の味の素が入ってそうな大盛りそばを食わせたかったけどね。ま、人間いつ死んじゃうか分からないないから、いいモンを先に、、、          
                              ⑥                                ⑤

お気にのスカートをロバに破かれても動じないナウシカのようなアヤヤ。
一緒にそらいろ園へお迎えに行きました。
       
                              ⑧                                ⑦

読谷には、小さなやちむん(焼き物)工房がいっぱい点在してます。やはり作る現場を見ながら、顔の見えるお買い物は気持ちがいい。
座善見城→座喜味城
                              ⑩                                ⑨

ビーチパーリーで晩飯も考えたけど、ちょっと風が涼しかったので外食。嘉手納の名店「うみゆり」へ。
あややちゃんの沖縄旅日記、2へ続く、、、

ガイジン住宅

2013-09-11 19:54:51 | 沖縄
沖縄では、米兵用の住宅を、米軍ハウスなどとは呼ばず「外人住宅」と呼びます。
内地では70年代からミュージシャンや小説家が輩出されるカッチョいいお家。こちらでは、眺めの良い高台に立っている物件が多く、カフェ、雑貨屋、ゲストハウス等々おしゃれなお家。

沖縄おしゃれ文化スポット・D&DEPARTMENT沖縄で行われた「外人住宅 岡本尚文の写真」展のトークショウへ行ってきました。
コンクリート建築で平屋、一見箱のようなシンプルなつくりの中に、戦後、アメリカに影響をうけた、沖縄の歴史や文化を垣間みることができる外人住宅。
当時の沖縄の少年少女にとって、物質的に豊かなアメリカーの外人住宅で、ガーレンボーイ(庭師)やハウスメイド(家政婦)として働くことが、一番の憧れだったようです。崩れた英語が、そんな現場から次々と無数に生み出され、支配者のアメリカ人たちも、覚えたての沖縄語でなんとかそれに応えました。それまでは耳にもたことのなかった音楽や、初めて食べた味。憧れと恐れと敵意と好奇心がない交ぜになった交流の中から、ある種奇跡としか思えない文化や人間の関係が生まれたのです。
日本が高度経済成長期を迎えようとするその前夜、沖縄では類稀なる異文化交流が始まっていたのですね。
「異文化交流」!大衆文化の中でこれほど面白いものはありません。
まあいいとこばかりでもなく、現実には主人が急に戦死して仕事が無くなったり、また奥さんのいない間に主人に強姦されたりなどの暗い話もあります。
それら様々な歴史を思い描きながら外人住宅を見ると、はたまた感慨深いものがあり、さらに興味がわきます。


話の中で、非常に珍しい初期の赤瓦屋根の外人住宅がカフェになってることを知り、早速建築の調査へ行くことにしました。
何を隠そう、わたくし「古民家鑑定士」なんですから。いや隠してた訳じゃありません、この資格すっかり忘れていました!
戦後、大きな台風が来て沖縄じゅうの瓦が吹っ飛んでから、フラットな屋根が主流になりました。そのお手本になったのが、いまでも多く残ってる箱型の外人住宅。みな、アメリカーはすごい見習えということになったんです。
でも暑いんですよね、屋根無いと、、、
電気独占、使用量無料、使い放題の彼らには何でもないんでしょうが。
読谷の残波へ行く道の海側には、なんとベランダの奥行きが10メートルもあるマンションがあるらしいです。軍属は家賃無料だからね。

{Like a Rolling Stoneの曲調で}
 毎日ベランダでバーベキューかい?
 長浜あたりの眺めの良い家のベランダで、人影見たことないけどな。
 みんなエアコンの効いてる屋内でテレビ見てんだろう。
 「オリンピック、東京に決まった!!」なんて喜びながら、、、
 東京は、もはや日本じゃな~い。
 いやいや、東京を切り捨てて、日本は独立しよう~
 沖縄を犠牲にし、福島を犠牲にし、次はどこを餌食にするの?
 2020年以降のこの国の悲惨な状況が予想できはしないかい?
 滑って転がり落ちていく石のように、、、 


ムカムカしながら書いていると、話がめちゃくちゃになりますな。
次回へ、続く。


次々と壊れていく

2013-08-25 12:38:37 | 沖縄
沖縄でお買い物。これがなかなか難しい。
沖縄の地方で買い物といえばイオンとサンエー。後はメイクマン等の大手ホームセンター。アマゾン以外は、ネットでの大物買い物は、お届け不可能か高額な送料をとられてしまいます。

食料品なんぞは地産地消でいいんです。野菜はたまに台風直撃で出回らなくなったりするけどね。おしゃれなパン屋なんか、ご近所にどこで買うか迷うほどあるし。特別なものは、ネットで買うとか、宜野湾あたりまで行けばカルディで無料コーヒーすすりながらショッピングできるし、ディー& デパートメントもあるさぁ。

しかし、趣味のもの、コレが難しい。特に手にとって見てみないと分からないようなもの。目利きが必要な「一品もの」。木でできた楽器なんかとくにね。

今となってはとても希少な、白いガットギター。
車の後部で、梅雨の時期に「バチン!」と、でかい音がしたかと思ったら、ブリッジがはがれて壊れてしまいました。
もうショック!
これがないと、海に向けてサンバーのバックドアーを開け放ち、H君と二人で毎日コンサートを開くことができないじゃないですか。
やすりで擦って木工ボンドでくっ付け、重りを載せて24時間、が2日後にバチン!
次に、クランプと押さえの板切れまで購入して修復に挑みましたが、4日後に見事にバチン!はがれました。
直すの、もう諦めました。

さて、ギターを求めての旅の始まり。
沖縄には中古楽器屋というものは存在しません。「沖縄宝島」という「売ります、買います、あげます」の売買サイトを利用するか、リサイクルショップくらい。
まずは、沖縄宝島をチェック。さすがに、あげますのコーナーにはないとは思いつつ覗いてみると、結構面白い。捨てるのにお金のかかる、ブラウン管のテレビやソファー、さらに赤土とか、捨てるにもったいない梱包用のプチプチもらって下さいまで。
でも良く考えてみると、買うと決まってからでないと品を見られないのでパス。
次に、リサイクルショップをチェック。ネットで見ると、沖縄市の知花と名護に楽器専門コーナーのある店を発見、行ってみました。知花店は、1階は普通のリサイクルショップ、入り口にはブルースブラザーズの等身大の人形が置いてあり楽しげ。2階へ行ってみると、、、あるある!ガラクタ(失礼)の山。名前の知らないメーカーのエレキやフォークギター、三線、何でもござれ。ガットギターも6~7本ありました。しかし、鉄弦張ってあったり、弦の巻き方がめちゃくちゃだったり、以前の所有者がかなりいい加減。これは沖縄ならでは?結局、2度店に通ってあれこれ試奏してみましたが購入にはいたりませんでした。
続く、、、


↓ホワイトガッツギターに引き続き、この夏知らぬ間にブリッジがはがれてしまったウクレレ。沖縄は強烈な日差しと湿気と塩害のせいか、恐ろしくモノが壊れる所です。購入して1年チョいの我が家のスバルサンンバー、只今修理中。

内地のルールと、沖縄ルールと、うちのルール

2013-08-07 17:58:25 | 沖縄
「あーかーはー、、、、とまれ!」

「あーおーはー、、、すすめ!」

おまわりさんが「そらいろえん」に来てくれて、信号の渡り方を教わってからは、3歳のH君でもちゃんと分かるようになりました。


でも、大人の世界は違います。沖縄ルールってのがあって、

「青は、注意して進め」
勢い余って、横から飛び出てくる車があるんで、青になっても一息止まってから発車しなくてはなりません。

「黄色は、迷わず進め」
まじめに停止していたら、「黄色は進め」と信じている後続の車に追突されてしまいます。一番危険な色であります。

「赤は止まれ」
これは全国共通。中央の線や、停車線など消えて見えないことが多いけれどね。
他にも、
「左折はウインカー出すな(いや、出すなとは言ってないか、、、交差点以外の左折は皆さんわざわざ出しませんね)。右折は自分が曲がれないからウインカー出せ」とか
「無料パーキングは、隙さえあればどこへでもとめろ」とか
「Yナンバー(運転の荒い外国人)と、わナンバー(不慣れな観光客のレンタカー)の後にはつくな」とか、結構あります。



ところで、うちのかーちゃん。アクセルをオンかオフしかないと思っている荒い運転に、毎度苦情を言っても受け付ける気が微塵もない性格。いったんハンドルを握らせたら、息子ともども命を預けてしまったも同様、こちとらまったく逆らえません。
うちのスバルサンバーは、加速も弱いし、ブレーキも古いタイプで利きが悪い、エアーバックも無装備。安全性にはかなり不安ありです。でもそんなこと等お構いなしで、轟音をたてて飛ばしてくれます。
しかもバンバンとばしてくれる割りに、運動神経は鈍いと言うか、物事を感知してから判断して行動に移す反応が遅いので、毎度ハラハラさせられることの多い「地獄の鬼嫁ドライブ」なのです。

そんな永遠のシルバーマークをつけてる鬼嫁(昔花嫁)の運転で、コザから帰ってきた時の事です。
前方の信号が青から黄色に変わりました。
ブレーキを一瞬かけて、止まるかと思いきや、「コレ行ってもいいよね~?」と責任を一方的にこちらにゆだね、アクセルを踏んでくれました。

交差点を越す前に信号が、赤に変わりました。
もう、アクセル全開です!
「ス、スピード違反、、、」
「いやいやこれは、信号無視、、、」


後ろのチャイルドシートで、しっかり親の運転の仕方を観察しているH君。その後、ドライブ中ずっと楽しそうに何度も何度も唱えてました。

「黄色は、ブゥーーーン!」

「赤は、ブゥーーーーーーーーーン!!」



「桜の森の満開の下」には?

2013-01-20 08:32:46 | 沖縄
二人早起きして、車を1時間とばして行った木下大サーカス。
満席でした!とほほ。

メジャーなイベントは土日に人が集中するのは全国どこでも同じですが、狭い島国沖縄では出かけるところが限られるので(特に冬場)、どうしても人の流れが全島民同じになります。
ベビーシートのヒビビ君は、まだ何しても楽しいお年頃、
替わりと言っちゃなんだけど、墓場でピクニック。
那覇近郊を運転していて、たまたま迷い込んだ小高い場所。

沖縄は、離島や北部以外は異常に人口密度が高く、普通人間が住まないような急斜面や風通しの悪い窪地などにお家がいっぱい。そして一番眺めの良い場所は、外人の住宅が占領しています。ところがお墓、やたら大きい。ウチのアパートの横のそれなど、今の東京だったら3軒は家が建つ広さ。

高級住宅街を抜けたら、広々した場所があるから一休みしようと思ったら墓なのでした。
敷地内に公園のような芝生広場があったのでランチしてたら、見つけました!ピンクのはなびら。
沖縄では、北部で10日頃から桜が咲き始めています。そして桜前線は南下して、ポカポカ陽気の中、もう那覇でも開花ですね。

沖縄で桜と言えば、ソメイヨシノではなく緋寒桜(ヒカンザクラ)。彼岸桜 (ひがんざくら)じゃないですよ。

最後に、例のサンエーに車止めて、大好きなモノレールに乗って(1区間100円)行ったりきたりして、大満足で帰りました。

島中が大忙し、旧盆到来!

2012-08-31 21:17:21 | 沖縄
沖縄は、今でも旧暦を中心に暮らす土地です。
今年のお盆(旧暦7月13~15日)は、8月30~9月1日の三日間。
釣りしたり、畑したりと自然に即して暮らすためには、当然お月様の満ち欠け頼りに行動します。珊瑚(動物だぜ)や海亀の産卵や、ドラゴンフルーツの開花、人の行動までも月からのお知らせによります。
お盆は、もちろんまんまる満月、島民みんな大興奮中なのです!

初日は、ウンケーといって、ご先祖様を迎える日。
最終日が、ウークイといって、送る日。その日に提灯行列したりするもあります。


コザの銀天街のワークショップで、提灯を一家で手作り合作しました。 
何故か、ゴーヤのかたち。

表側、イラブーチャー(ぶ鯛)かい?


裏側、こちらもサカナっぽい、、、


アップ


↓注目!!!ヒビビ君、初テレビ出場!この日のことが、ニュースに放映されてました。H君、主役か、、、

琉球放送・the news

休日の過ごし方

2012-05-13 15:16:00 | 沖縄
今週末は、車ですぐのシーサイドドライブインで独りのんびり読書。


我が村、読谷のすぐ上っかわの恩納村へ入ると雰囲気ががらりと変わり、ハイビスカスが道路沿いに咲き乱れる完全なリゾート地。そんな中に時代に取り残されたレトロなこの店はあります。ジュークボックスやミニカーのコレクション、熱帯魚の水槽のある店内は広々してます。

海に面した窓もでかい!女子店員も皆さんかなりレトロ。かつての姿を想像しながらオーダーします。
これで海がなくてエレクトーンがあったら、西国分寺にかつて存在した一葉松(町田康のエッセイ参照)のよう。

(いまだ大事に保管してる、思い出の「一葉松」靴べら)

レモンティー210円(リプトンティーパックだけど)のナイスなトリップ。


さて、本日の夕日のお供は、「仕事をつくる」安藤忠雄。
ボクサーとしてデビュー後、建築家を目指し突進。大学に通う友達から、教科書を入手し4年で学ぶところを1年で習得。とにかく、独学と本能で世界に戦いを挑んだこの男のエネルギーは凄いです。
その「エネルギー問題」に対しても、「原発全廃、すぐに自然エネルギーにシフトすべき」との知識人達とは違う立場の意見を持っています。自分の利益だけを守ろうとするおっさんたちとはまったく違いますが。
朝日新聞ので横尾忠則の書評もおもろいね。