親も兄弟もいない(ついでに未だに友達もいない、、、)沖縄で暮らすのは移民のようで異国気分も味わえ良いもんですが、気軽に頼る人のいない地での二人目の出産というのは、案外たいへんなものだと知りました。
ワタシ(♂)が産んだんじゃないけどね。
何時の時代もどこの国でも、結婚そして出産はめでたいこと。なんだか会うひと会うひとみんなに祝福されるんで、
「もしかして、ついにこれから夢に見たバラ色の生活が始まるのかしら?」と、ノー天気に思っちゃったりしてました。当たり前だけど現実の生活はそうではなーい!一ヶ月位は相方は廃人(狂人?)の模様。掃除、洗濯、家事、オヤジ、母子に割り込んで行こうとするエネルギーの余り余ったHくんの相手。毎日が、たーいへん~
娘は、3週間も早くこの世に産まれました。そう、何の心の準備もなく、何の外泊の準備もない内に。早朝、「やばいかも~(昔の意味のやばい)」の声を発してから二度寝を決め込んだ相方、朝になって本当に産まれそうだと言うので、急かされてHクンと車に乗り込みました。急いでお出かけの時いつもなら「キーキー」唸ってるところが、案外落ち着いてるのが不思議でした。母子未来センター(助産所)まで30分、畳の部屋へ入って、スッポンと出てくるまではあっという間でした。持って行ったリンゴを剥いてもらって、食べてるうちに産まれちゃいましたね~
↑主役は当分譲る気なしの、、、(沖縄中部でのお産は「母子未来センター」お勧めですよ)
電話:098-938-1103(イイオサン)
FAX:098-939-1188(イイハハ)
今思うと、相方の弟夫婦が沖縄へ遊びに来た時の置き土産「JALパックのクーポン券」。これが、まあ予定より早く出てきてしまった原因ではないか?このクーポン、県内の各所の観光施設が軽食付きで無料で利用できるという優れもの。短期の旅行者じゃ使い切れないけど、地元民にとっては、かなりおいしいものでした。おかげでまず自腹では行かないようなフルーツパークやらパイナップルランドやらで大盛りアイス食ったりの豪遊が出来ました。宜野湾のサムズアンカーイン最高!ビオスの丘やお菓子御殿のレストランもついに行っちゃった~
そして、最後に残った南部のクーポン。これを使って、長い鍾乳洞の玉泉洞(ぶくぶく茶付)~カフェクルクマ(カレー付き)~ガンガーラの谷ツアーのハシゴ。ちょっと早すぎた娘の誕生日は、このディープな胎内巡りツアーを終えた翌朝でした。
鍾乳洞を出たとたんに、今が出る時と勘違いしてしまったのか?
長いトンネルのような暗闇が嫌になってしまったのか?
しかし、そのおかげで我ら4人家族は、妙な一体感で包まれてます。今となっては、皆で一緒に胎内をミクロの世界のようにくぐり抜けて来たかのような不思議気分。体重2300kgに満たないこのエロスの塊りは一時は病院へ救急車で運ばれましたが、ものすごい勢いでバンバンオッパイを吸い1週間でウチへ母と共に戻って来ました。そしてその生きるという絶大な力で、我が家を襲った負の力を一掃してくれたのでした。生きるって素晴らしい!!