ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

お犬様のおかげだったのね

2009-08-12 18:46:37 | 散歩
省エネだ地球環境だなんだと言っても、結局エアコン好きな日本人。
つけっぱなし!もったいない!と言って明かりや暖房を消したがる「おばハン」も、夏は違います。

「ああ、暑い暑い」
うちわでうちまたぱたぱた(そりゃちょっと違うタイプのおばハンか?)

「暑くって仕事やってらんないわよ~!!」
すたすたすたと、エアコンのスイッチ最大にバッチン!!!
という日本、なかなかオープンエアでゆっくりするようなCafeがありません。

But!
三鷹にて発見。
しかもビールがファミレス価格。っていうかここファミレスか~。
こんな乾いた夏の夕方でもエアコン好きの日本人の皆さん屋内で飲食しておりまして、テラスはがらがら。

屋外の空気を吸いながら、安いグラスビールにミュージック。至福のときです。
イヤフォンのBGMは大城美佐子の最新作「二人唄」
自分の周囲3メートルだけ、まったり空気がながれまするぅ~。

しかし!2曲目に入った瞬間、
いきなり、後ろでキャンキャンキャン!!

うるさい子犬連れがやってきてしまいました。見ると、お犬様はベビーカーのようなものに乗っておられます。

BGMを、最近借りた山下洋輔トリオの「ピアニストを聞け」にチェンジし、坂田明のハナモゲラ語を聞くも、キャンキャンが五月蠅くて落ち着きません。
これは、ヒトの迷惑かえりみず電車の中で自分の子供を好き放題させている親にも言えますが、
「あんたが可愛いと思っていても、みんなが可愛いと思ってるわけじゃないですからね」

ああ、テラスのカフェが増え始めたのは、近年あのゴキブリよりのさばるワンワン連れ客のおかげだったのね~
(ワタクシ犬様は嫌いじゃないですが)

真夏の夜の夢~満月の散歩

2009-08-05 20:16:27 | 散歩
本日は、中央線4駅歩き潰しまひた。
途中、愉しげな金魚の水槽発見。

散歩のBGMは、モロッコのローリングストーンズ、名前失念。
ベルベルミュージックです。
ひたすら、つまったような?なまったような?リズムが強弱が重なりながら反復されます。この長尺な演奏をイアフォンで聴きながら歩き続けるだけで、夢気分・天国であります。

帰宅後は、TVのスイッチオン、たまたまやってたNHKの「SONGS 矢沢永吉 Part2」に感激。あのエーちゃんにも、抜けがら状態の時があったのね~
20代だったら、わたしもスタジオにいたいところ。


ところで、沖縄好きには話題の映画「真夏の夜の夢」

なんと!ロケ地は数年前に1週間ほど過ごしたことのある、伊是名島。
琉球王朝第二尚氏の始祖、尚円王の出身地で有緒ある島なんです。
三線かついだにいちゃんや、観光客だらけの八重山と違い、ごくごく素朴でいいところなんです。古い家や石垣が多く残っており、フクギの木もいっぱい。
ほかの沖縄かぶれの人には教えたくない島なんです。
民宿ときわのオバァは元気かな~、めしマジで旨かった、、、

国分寺ロック飲み屋の老舗が消えた?

2009-06-28 18:59:52 | 散歩
今日のお散歩Menuは、駅前風景が変わりゆく武蔵小金井南口から西へ向かうコース。
梅雨の合間の暑い夕方、野川辺りは草ぼうぼうで最高にフォレスト気分。キーンのサンダル(ラオスで鼻緒が切れたので新調しました)のまま小川に入りたくなります。
ああ、マレーシアはボルネオ島のレインフォレストワールドミュージックフェスティバルも間もなく。
http://www.rainforestmusic-borneo.com/web/en/chairman_message.html
今日は野外フェスの予行練習だい。

しかし、国分寺市領域に入った途端に、緑の小道がいきなり単なるドブ川に。意外にダメじゃないかヒッピーの聖地・国分寺市。あんたは偉いぞボサッとした草っぱらの多い小金井市。

国分寺の街に到着し、先ずは老舗のプー横丁へ。
http://poohshouse.web.fc2.com/pooh_info.html

外から入る風と趣味のいい音楽がメチャ気持ち良すぎ!
ここは、ジャズやラテン系の曲がかかります。漫画や音楽雑誌なども揃っていて幾らでも暇を潰せます。ここに寄る度に、わざわざ来てよかったと思うのです。

私がこの街の学生だったら毎日通うのにな、、、

が、そんな貧乏学生はあまり見かけません。
カフェスローなどへ行く人はいても、多くはガザ地区で人を殺すためのお金をスタバやマックへ振り込んでいます。
若者よ、将来自分が低賃金労働で不自由な暮らしを強いられたくなかったら、保険だと思って個人商店を利用し、ちょっと高くても生産地の庶民に行き渡るような商品を購入しなさい。
格差社会が増幅しているこの現実は、みんなにも責任があるのだよ。


今時のガラス張りのCafeで飯食った(意外と旨かった)後、街ブラ。とにかく学生
多し。

昔、何度か行ったあの店を探します。

あれ?ない~
あのホラ貝がない!
まさか。。。


三鷹の絶景ポイント

2009-05-28 07:37:01 | 散歩
禅林寺で行われる太宰治の桜桃忌も間もなく。
その太宰が足しげく通ったという陸橋は、当時とほぼ同じ状態で残っています。このレトロな橋は、線路の鉄などが柱に使われていて非常に趣きのあるものです。
車庫近くなので車輛労や線路もいっぱい見られ、旅心をくすぐられます。
ここは近所の子供の散歩道にもってこいの場所。子供が一生懸命電車を見ている姿を見ると、自分の心が遠い記憶の扉の奥へと運ばれていきます。

その昔は線路脇で遊んでると、国鉄の職員のおじさんが、いろんな電車や設備の見学をさせてくれたようです。


今日のBGMは、ネオンボーイズの「That's all I know right now」
今どきは、このPUNKの源流がマイスペースで簡単に聞けちゃうんですね。「High Heeled Wheels」って曲は聴いたことがなかったやつだ!

類まれな芸術的天才が一つのバンドにいることの奇跡。長続きしないに決まってる、その時代のその時だけの特別なもの。


帰り道、本屋のチラシに、村上春樹の新作タイトル
「IQ84」
ずい分頭いいんじゃないの。私にゃ読めないかしら~
と、思ってたら1Q84でした。

ミーのカーは、根がついて動きまへん

2009-05-26 23:32:38 | 散歩
このまま朽ちて、土となるもよし。
“今、大人が迷う時代。でもこの男がいる!”の「グラントリノ」の主人公のごとく愛車を発車させて、真の男のケジメをつけるもよし。

私の一番好きな極楽散歩道、荻窪~高円寺間北側は、発見だらけ。紫陽花も枇杷もそろそろ。


ずいぶん久々に、高円寺は地下二階の怖いライブハウス“20000ボルト”へ。
ナイスガイ・浅野ヒロノブ(身内の名を出すのも久々)は、どっこい生きていた!!!

オレンヂ色中央線の顔を発見

2009-05-22 17:50:17 | 散歩
おおー、これは写真に撮っておかなきゃ。
武蔵境駅構内、もう既にフルカラーはこのように展示されるブツなんですね。
(でも、西荻に住んでるとオレンジじゃなく、黄色電車や東西線に乗る率が高いのだ。)

境の駅も大々的に改装中のよう。
陸の孤島の駅の一つ、ここ周辺も立川や三鷹のように「どこでも同じ」のつまらないところになるんでしょうかね。日本の地方都市やアジアの都市も嫌な感じのビルだらけで、旅行にわざわざ行ってもガっくりなことがあります。

イーストウッドの「グラントリノ」を見に行く途中の車中はマスクだらけ。
咳払いでさえ我慢しないと、冷たい目で見られそう。
映画は最高、星5つでしたが、この接客の悪さで有名な立川の“死ねコン”は、がらがら。
インフルエンザのせい?
エントランスやホールやカフェが無駄に広々してます。
もちろんワタクシ、指定席もまるで気にせず座りたいところへ座り、飲食禁止も気にせず音の出ないツマミとビールをグビグビ。おい、椅子の肘にドリンクホルダーがないのは不便だぞ!

帰りの電車を待ってると、フルカラーのオレンジ中央線が、、、
ああ、まだ現役じゃないか、おまえさんは!

今、西荻が危ない

2009-05-16 02:26:43 | 散歩
ずいぶん久方ぶり(UAを見かけた時以来か?)に、西荻世界音楽的ライブハウスの「音や金時」へふらりと入店。
本日は、MASARA (高木潤一 ギター/太田惠資 ヴァイオリン/吉見征樹 タブラ) のライブです。
もちろん初めて。
辺境の地のそこにしかない出汁のきいた音もいいんですが、洗練された技術と芸術センスをもった都会的な音楽はやっぱいいです。

オリンピックやスポーツ番組を見てるような気分。

ジャンゴやボッサやフラメンコ調の曲を、3人それぞれ個性と超絶テクでこなしていきます。その即興的掛け合いの絶妙さは、難しいものではなく、巧すぎて楽しくって笑えてしまうのでした。

このメンツ、一見楽器をやってなければ近づきがたいような意味不明に怖い感じの田舎ヤンキールックス。が、べシャリの掛け合いも妙に面白く、なんとも親しみを覚えました。
メンバーそれぞれ多くのバンドに参加してるようですが、MASARAは8月12日に高円寺のキャパの大きい座高円寺というところでやるらしいです。また絶対見に行きたいぞと思わせる魅力が、この一回のステージで十分ありました。

客は、身内や常連がほとんどだったので、終了後そそくさと店を出るともう12時近く。
なんも食ってないので、もうお腹ぺこぺこ。

しかし!!今日は、週に1度の休肝日!
なので、飲み屋へは入らず、西友まで行ってノンアルコールビール(そこまでして飲みたいか?)を購入。
ビール1本にして、この時間のレジは何故かすごい列。
あとは、モスバーガーを購入(ここも出来るまで結構待つのね~)して帰路へ。

途中、あの立派な唐破風の銭湯・玉の湯の前に張り紙が。なんと!長期休業とのこと。
今時珍しく頑固な湯の熱さで近寄りがったかった銭湯ですが、もしこのまま廃業となったら悲しい限りです。

その玉の湯を見下ろせる位置にある「美華」(ラーメン屋なのにラーメンがなく、ゆんたくテーブルがあることで有名だった)が知らぬ間になくなってしまっていたし。駅近くも、すっかり高層のマンションが占領してるし、このままではこの街も危ないかも~

騒がしい今日この頃、人ごみから遠い世界へ

2009-04-29 00:42:27 | 散歩
ここから一番遠い世界へ行くのに、高価なチケットはいりませ~ん。
そう、あっちへ行くにはスマップの誰かのように(自分に心当たりある人は注意)ならずに、はたまた井の頭公園で青春を謳歌したタレ目のおっちゃんの息子のようにならずに行けるのです。
集中して、自我を現実から剥がし、自分をちょっと上の方から客観視する状態にし、あとは一定の心拍数を保って単純繰り返し運動。

はい、ナチュラルハーイになるのは「散歩」が一番!ジムのエアロバイクやランニングマシンじゃ駄目です。移動や景色が変わることが大事、散歩は脳に素晴らしい刺激を与えるのです。

 今日のBGMは、Arthur Russell「Love is Overtaking Me」

 チェロとエコーと歌で都会的なミニマル音楽をやったり、晩年(といっても早  死)はいきなりディスコやハウスをやっちゃってるんですが、このアルバムは初 期のレイドバックしたフォークギター弾き語りや、アレックスチルトンやジョナ サンリッチマン(バックにはJerry HarrisonやErnie Brooksも参加)を彷彿する ゆるくてチープなバンド演奏もあり、最高。


とくに、この新緑の時期はいいです。いろんな化け物が街に潜んでいて楽しくて仕方がありません。
今日は、荻窪から高円寺の早稲田通りのさびれた商店街まで至福の移動をいたしました。沖縄のフクギ並木かと間違えるような公園や、つつじの花に囲まれた見事な池を有するお寺など驚くべき発見の連続。

到着地は、今回2回目訪問の高円寺ディープスポット「民生食堂・天平」

まずは、Beer大瓶にお通しの柿の種。
店の中心は、テレビで巨人戦。しばし店のおばちゃんと一緒に観戦。
ここは豚インフルエンザ騒ぎなんかから遠く離れてます。

と、思いきや、
おいおい、厨房のおっちゃんよ、立体形マスクはめてるじゃん。

荻窪と阿佐ヶ谷の間には、魔界の迷路がいっぱい

2009-04-20 21:02:06 | 散歩
あっという間に藤の花、近頃散歩しかしていない私です。
今日は、夜の散歩。

BGMは、友人から借りた、ピーターアイバースの未発表音源集。

ここら(特に北口方面)は、車が侵入出来ないような細い路地が一杯。さぞかし、お引っ越しなぞは苦労するんでしょう。
トラックは進入まるでだめお。
そして道が東西南北でなく、ぐちゃぐちゃな方向に走ってるんで知らぬ間に方向感覚が失われてしまいます。
木材で沸かす銭湯、廃虚アパート、鋭角な三叉路、曲りくねった道。もう一瞬にして幻覚トリップ体現。

しかし!
玄関先通っただけで、いきなり「ピカッ」って光るあのライト、止めてくんない!?

待ちきれない夏

2009-04-15 13:47:51 | 散歩
今日の昼の散歩は、新緑が眩しい玉川上水沿い。

BGMは、ジョナサンリッチマンのサマーフィーリングから始まる名盤
「JONATHAN SINGS」
このアルバム、リリースはなんと微妙な83年。奇跡的なのか天才的なのか、ニューウェーブな音質が全盛の時代、そんな流行の音でもなく、かといってオールドロッキンなものでもない。音質、アレンジ、ノリ、他にない音であります。
時代を代表する名盤はあっても、このように時代を超越する名盤ってなかなかないです。

まあ、ジョナサンのアルバムってどれも、何年作かが分らないんですけど。


公園のべンチに腰掛て、対訳を読みながら聞くと涙がホロリ。
子供の時の、ある夏の何でもないある時間が甦ります。

何でそんなこと思い出せるか不思議~、音楽って凄いわ。

西荻の桜は散っても

2009-04-12 18:09:25 | 散歩
今年も、青梅まで行けばまだまだ咲いてるだろうと行ってきました。
中央線桜前線追っかけ。立川から先は駅間も長く、電車内も居眠りしてる人ばかり。青梅の街は、細長いマンションも増えましたが、まだまだ庭に色とりどり花が咲く古民家も多いです。

マークリボー「Muy Divertido!」を聞きながら、夏先取り気分。

そして例年通り、風通し最高なCafe「夏の扉」へ。
そこにはいつもスローライフな空間が待っていてくれます(久し振り行っても、毎度同じのがそこにあるってのはありがたい)

そして、ゆっくり読書(置いてあった漫画)。店にあれこれ置いてあると、手持ちの本を読む気になんないんですね。



帰り、ソフトバンクへ寄ってIフォンをチェック。
あらまあ、タッチで広がる、世界が見えてくる?!ユーチューブ見れたり、街で流れてる曲の名前がわかっちゃったりするけど、
マルチエフェクターを使えない私にはどうかしら、、、

帰宅後、アマゾンの最深部で1万年以上、独自の文化・風習を守り続けるヤノマミ族の番組を見ました。
総てが共有で、好きな時に眠り、腹が減ったら皆で狩りに行く。うんうん、そりゃいいや。
そして皆裸!それもいいね~。カットなしで実像を放映するNHKも良心的。

女子は、平均14歳で妊娠・森の中で出産。
そしてなんと、ヘソの緒がついたままの状態で人間の子供として育てるか、精霊にするかの選択を迫られる(半々だそうで)。
精霊にすると決めた場合、へその緒がついた状態でバナナの皮にくるみ、白アリのアリ塚に放り込む。その後、白アリが食べつくすのを見計らい、そのアリ塚を焼いて精霊になったことを神に報告する。

ヒトが亡くなった場合も精霊に戻すため、同じことが行われるのです。火葬するより、なんかいいか~。でも、虫より鳥のほうがいいかな、、、




快速が止まるのも不思議な薄暗い街の沖縄

2009-03-27 23:41:58 | 散歩
駅前図書館で、旅の雑誌のブータン特集や来週行く富山のガイドブックを眺めてから、三鷹~武蔵境~東小金井までお散歩。

桜はまだかいな~
まだです。
しかも冷たーい。
散歩が、単なる早歩きウォーキングに。
またしても意味ない散歩と、名も知れぬ自家製パン屋で3っつもパン買って、時間とお金の無駄遣いしてまった~

「ああ、また今日も何やってんだか、、、」
ここは、奈落の底。
最近のワタシ、完全な抜け殻状態。


英語の格言に
「今日は、残された人生の最初の日である」
“TODAY IS THE FIRST DAY OF MY LIFE.”

っていうのあるけどね、身に沁みるのね。



「ああ、神様、私にお与えください。
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。
変えられるものは変える勇気を。
そしてこの二つのものを見分ける賢さを」



本日終着は、東小金井で非常に素敵なたたずまいの一戸建て木造の沖縄料理屋「海風」へ。初入店です。
外見は最高。駅から30秒の立地で一軒家です。
料理のメニューも沖縄料理+深夜食堂的B級料理、品数が多く楽しいです。内装は今時の昭和居酒屋に近いが、取ってつけたような感じではなく、京都の酒蔵を改装したロックのライブハウス・磔磔にを狭くし新しくしたような本物の感じ。

中央線の中の僻地・武蔵堺と東小金井。完全に東小金井に軍配が上がります。
(商店街では、三鷹なんて論外ね)
何と言っても、高いビルがない。北口の駅前の明かりの少なさなんて、もう寂れた温泉街の駅そのもの。北へ歩いても南へ歩いても30分で大きな自然の豊かな公園に行けてしまう。
規制緩和で、どこの街も同じ風景(駅ビル・チェーン居酒屋・コンビニ)になり果てた今、ここ東小金井は貴重なスポットであります。

滝田ゆうゴッコ

2009-03-20 15:50:20 | 散歩
本郷の大学に、ちょいと野暮用ありの日。
天気は上々、散歩しないわけがないのです。
時間があるので、喫茶店でゆっくり読書、終着地は、早稲田松竹ラスト1本800円の予定。


まず、赤門をくぐる前にランチタイムは、大好きな万定フルーツパーラーのカレーです。
大正時代から続いているこの店のカレーは、豚肉と玉葱だけの極々シンプルなものでホッコリいたします。店内の円形カウンター、床のタイル、木製のレジもレトロそのもの、永遠に存続して欲しいものです。

この界隈には、他にもカレーで有名なルオーや、レトロチックな喫茶店がひしめいていて、あちこち入っていたらゆっくりできまへん。コーヒータイムは帰り道にとっておいて裏道調査開始。
裏路地へ入ると、昔、小学校の就学旅行で泊まったような旅館や、大正時代に文豪が住んでいたような木造の家が未だにあります。ぼさっとした古いマンションなどは沖縄のにおいがしました。いいねいいね~。
ただ、温泉旅館のような木造3階建てで目立っていた有名下宿は、取り壊されてしまったようで、見つけられませんでした。

大学の14階の窓から町並みを眺めた後、白山のジャズ喫茶音楽館へいくか、根津方面へいくかさんざん迷ったあげく、裏門方面から不忍池へ。
(西荻の某中華料理屋では、年に一回ここのスッポンを釣り上げて、皆で食しているようです)
そろそろ歩き疲れてきたので、コーヒータイムを。以前行ったことのある「乱歩」へ向かうことにしました。

しかし、場所が、根津か千駄木かうろ覚え。しかも根津あたりの裏路地を歩いていると楽しくって仕方がありません。手作りお惣菜屋、魚屋、ご近所同士の井戸端会議、赤提灯、社交場の銭湯等々。
くまなく路地を調査していたら、なんと2時間も歩いてました。

こりゃー、ヤバイと思っていたら、やっと乱歩に到着。
が、定休日、閉まってました、、、ギャフン。

ああ、映画の時間がせまってきた。
休憩する間もなく西日暮里へ出て、手作り卵サンドとチョコのべっとりついたパンを購入、山手線へ。

足はがくがく、身体はくたくた。
しかし!橋口亮輔監督の『ぐるりのこと。』
これが最高の映画でした。

90年代から今世紀初頭に起きたさまざまな社会的事件を背景に、困難に直面しながらも一緒に乗り越えてゆく夫婦の10年に渡る軌跡。
鬼気迫る名演技の木村多江と、ある意味素人演技で大正解のリリー・フランキー。
決して離れることのない彼らのきずなを通して紡がれる希望と再生の物語が、温かな感動を誘い、も~う疲れた身体も自然にホッコリ。
星5つ!




おお!当たり前のようで奇跡なり、今だ健在。

2008-11-26 23:23:09 | 散歩
枯れた季節となりました。六義園などのある千石近辺をフラフラ散歩。


そして、念願の「たぬき食堂」へ入店いたしました!

数年前、店の前をちょくちょく通っていては、いつか開いている時間帯に来てみたいと思ってました。とにかく、その店名もさることながら、出汁のきいたイイ店構えをしていたのです。

ランチタイムにはいると、普通にOLさんがいたりしてきれいに改装された店でした。しかし、いい具合に昔のたたずまいを残していて、京都の銭湯を改築したカフェを思い起こしました。短冊の黒板に書かれたメニューなどはたぶん昔から使っていたものなんでしょう。

もつ丼ぶり、美味でありました。


その昔はどん臭いイメージの東洋大学ですが、キャンパスの前を通るとクリスマス?のイルミネーションのまぁオサレなこと。入学して見たくなりました。


このあたりへ来たら、絶対寄る場所・白山の昔ながらの“映画館”へ。
映画館といっても映画はかかりません。そう、ジャズ喫茶の名前なんんです。
その存在の世界遺産的価値は、トルコへ行ってもカッパドキア、インドへ行ってもタジマハールへ行かない私にとってもかなり高いものです。

70年代から残ってるだろう便所の落書きも、鍵をガッチャンとかけると明かりと換気扇がつくというアナログ回路も健在!

街は、集団で飲み歩く学生がいっぱいいましたが、今時の大学生なんかはジャズ喫茶に入らないのかな~?

荻窪Cafe難民

2008-09-27 17:25:21 | 散歩
ひなぎくが閉店してからは、荻窪では自分の休息の場所を見つけに彷徨うことになりました。

有名な名曲喫茶のミニオンもいいんですが、ちょいと照明が明るすぎだったような気がして、新規開拓へとフラフラ。

南口ですが、意外に早くもよさげなオールド喫茶店を発見。駅が眺められるガラス張り、店主は蝶ネクタイしてそうな雰囲気。

入店してみると、「煙草が煙ってない、Beerがある」というマイカフェの条件をClearしてます。
BGMも昔ながらのデパートのような有線放送。飯もあるし、ケーキもあるし、そこそこ広くて「うんうん、いいんじゃな~い」と文庫本をペラペラしていると、

ネクタイの脂ぎったオッサン集団が入って来た。
おー!ここなら気がねなく吸えるねぇー

アウトでした。