昨日は卒業式の練習。3年生の歌唱指導、予行での演奏。
職員室で、くまがい先生から「学年だより、名文でしたよ」と感想をいただきちょーうれしくなった。
チキンライスにおかずは冷食だけという手抜きのお弁当を食べ、退勤時間になるのを待ってダッシュで着替えて電車に乗り、一路町田に向かう。
音楽座さんの稽古場公演「七つの人形の恋物語」を観劇した。
通常の公演ではなく、稽古場に100人のお客さんを集め、一緒に参加するつもりで見てほしいという新しい試みの公演だった。
「黒い服でご来場ください」とのドレスコードがあったので、下着まですべて黒にして出かけたが、そこまでする必要はなかった。
稽古場にはもちろんステージはなく、舞台とする平場と、それを取り囲むように客席がならぶ。
柴幸男さんのお芝居みたいだなと思う。
そこで演じられるのはもちろんミュージカルだ。過去に二度普通のホールでやっている演目を、再構成したものらしい。数メートル先で、場面によっては手がふれそうな距離で見るミュージカルは新鮮だ。
音楽座さんオールスターズの身体性は、間近でみると、こんなに強烈なのかと思う。
みるというか感じた気分だ。
正直言って、話はよくわからなかったけど。
原作を読んでからいけばよかったのかな。
主人公の女の子が川へ身投げしようとしていたのを救われ、人形芝居の一座に拾われる。
少女は人形達と心が通じ合えるようになるという設定だった(はず)。
たぶんいろんな台詞が、こう言ってるけど実はこんな意味とかになってるのだとは思えた。
えっと、今は現実の人間なんだっけ? ここは幻想の世界? とかいろいろ区別がつかないまま、気づいたら終わっていた。号泣してるそばの人が、うらやましかった。
それにしても、きわめて贅沢な空間に身を置けたことだけはまちがいない。