古文演習2こ、漢文2こ、会議1こやって、いよいよ一年生の楽器決め。
なんとか第一希望、第二希望の範囲にほぼ入ってもらえた。
何があってるのかは実は誰にもわからない。先輩たちのなかには第3希望でもなかった楽器になり、気付いたらマイ楽器をもち、大学に入っても続けることになった人もいる。
すべては自分次第。大人も同じ。就活で「やりたい仕事」を探しているような人は、意外にパフォーマンス低いものだから。
学年だより「五つの約束2」
2 ボタンをしめる
学生服は正しく着よう。学生服をちゃんと着るのがいやな人は、もうしわけないけど、よその学校に行ってください。窮屈さは勉強への集中を妨げるという理由を述べる人もいるかもしれない。それを窮屈と意識しないで勉強できるようになる練習をしているのだ。
3 ゴミはそのつど捨てる
教室は公の場であり、みんなの私的スペースではない。視界に入るゴミは人の集中を妨げる。
個人のちょっとした面倒くささで、他人の勉強を邪魔してはいけない。
4 勉強道具を床におかない 床におくとバチが当たります。
5 騒がない
例えば電車で本を読んでて、途中から乗ってきた若者軍団の騒がしさに辟易することがある。
大声で騒ぐ彼ら彼女らが不快なのはなぜか。
それは、その場にいるこの私が無視されているからだ。これを傍若無人という。
わが身をふりかえってみて、そんなことをしてしまった経
験はないだろうか。
教室で、友達の頭ごしに、遠くの席の同じ部活の人と話してしまったことはないか。
頭越しされた人はその存在が無視されているのと同じだ。
わりと静かな教室内で、みんなに聞こえるような声で、個人的なことを話してた経験はないか。
「やべぇよ、昨日ぜんぜん寝てねぇよ」とか大声でしゃべってたことはないか。
どう見てもかしこくは見えないふるまいだ。
休み時間は、ちょっと勉強したい子もいれば、貴重な睡眠時間にしたい子もいる。
元気に過ごしてはいけないというのでは全くない。誰かと会話するときは、その人に聞こえる音量で話せばいいというだけの話だ。
その二人で通じ合えばいい内容を、周りのみんなに聞かせる必要は全くないのである。
まして教室の一角で数人が悪ふざけ的な盛り上がりを見せていたら、他の人はどうだろう。時には「おれのことが笑われてたらどうしよう」と不安に思う人もいるはずだ。
そんな不安を過去一度も抱いたことのない人は、よほど幸せな人生を送ってきたか、無神経かどちらかである。
あわせなければ空気読めないと思われないだろうかとか、友達扱いされないだろうかなどと気をつかって、馬鹿騒ぎにつきあう必要はまったくない。
そんな感覚で仲良くなった人は、友達とはよべない。そういう「友達」はむしろ不要だ。
喧噪から知的な空間は生まれない。しっとり落ち着いた教室で勉強しようではないか。