部活はオフで、指揮レッスン。「トロイメライ」は難しいが、音楽のあまりの美しさに陶然とする。こんな指揮でピアノをひいていただいているだけで幸せすぎる。終わって学年便りを書こうとしたら予定してた内容が今一歩まとまらなかったので、昔使ったネタを直してつかうことにした。おえた新都心で「ハッシュパピー」。いい映画ぽいのだが、今一歩入り込めなかった。
学年だより「時間の観念」
~ 都内に拠点を持つ、ある有名な大学受験の予備校A。
Aの講師で、長年勤めているSさんは、
「学生を見ていると、受験に成功する子、ダメそうな子がわかる」
と言います。
「彼らの、ある瞬間を見ていると、わかる」
と言い、
「それは、ある瞬間の行動にあらわれる」
と指摘します。
「うちの予備校の授業は、90分単位。90分で終わって、次の授業までは15分の休みがあります が、授業が終わった直後の行動で、受験に成功する子か、失敗する子かがわかる」
その違いとは、授業が終わると、すぐに片付けをして教室を出てしまう子と、周囲の友達とべちゃくちゃ話し始め、いつまでも教室に残っている子の違いです。
さっさと教科書や参考書をカバンに入れ出て行ってしまう子は、
「時間の観念がある子」
こういう生徒は、ほとんどが受験に成功すると言います。かたや、いつまでもおしゃべりしたり、ダラダラと教室に残っている生徒は、
「周囲の環境に流されがちで、勉強のための時間配分も友人関係の影響を受けるため、受験では 目標の学校に合格できない子が多い」
と言います。
「休憩時間は、わずか15分。この15分になにをするか、教室の移動、予習、腹ごしらえなど、 できる子は、そういう次への対策へと自然に体が動いている子たちなのですね」
予備校講師歴十数年の、Sさんの含蓄深い話です。(『収入を決める「時間の使い方」』ファミマ・コンテンツ) ~
授業がはじまってからロッカーに教科書をとりにいき、しかも見つけ出すのに時間がかかり、机の上にその科目のノートが準備されるころには、授業は先に進んでいて、黒板を写すことさえ十分にできないまま … 、というような授業の受け方をしている子をみかける。
結果的に勉強ができるできないの差というのは、こういうところだ。
はっきり言って頭の良し悪しが問われるほどのレベルの勉強にはまだまだ入っていない。
まずきちっと準備する。書くべき事を書く。
わかっていることと、いないことを区別する。わからない時は、わかるところまでもどる。
「努力」やら「効率」以前の問題をはやくクリアしよう。