映画「ガッチャマン」が(興行収入的に)苦戦しているとネットニュースで読んだ。
たしかに先日上映開始翌日ぐらいで観たけど、観客二人だったのだが、それは南古谷だからかと思っていたら、全国的にそうだったのね。
もともと微妙な要素はあった。誰のためにつくってるんだろという根本的な部分で。「ガッチャマン」実写化と聞いて心躍るのは、われわれのようなおっさん世代だ。
じゃ、おっさんがわざわざ観に行くかといえば、どうだろう。ガッチャマン役にはなんと、松坂桃李くんや綾野剛くんが演じます、剛力彩芽ちゃんも出るよ … と言われて、世のお父さん方はぴんと来るだろうか。
「終戦のエンペラー」でヒロイン役だった初音映莉子さんが重要な役柄を演じるが、むしろ初音さんはその存在を知られさえすれば、お父さん世代のツボとなること間違いない。
剛力彩芽ちゃんの演じたジュンってどんなキャラだったっけと懐かしくなりwikiってみた。
~ 白鳥のジュン/G3号(声:杉山佳寿子)16歳。アメリカ人と日本人のハーフ。身長160センチ、体重45キロ。普段は “ゴーゴー喫茶・スナックJ” を経営している美少女。だが、料理は苦手(目玉焼き程度しかできないらしい)なので、専ら甚平が担当。このスナックJは、ジュンと甚平の家であると同時に、忍者隊メンバーの溜り場兼情報交換の場になっている。孤児院出身だが、自分の生い立ちをある程度覚えている。変身後の武器は刃が仕込まれたヨーヨー。爆弾のプロでもある。健に人知れず恋愛感情を持っていて … 。 ~
「ゴーゴー喫茶」! 孤児院出身でハーフという設定も含めて、きわめて昭和なテイストだ。
「ガッチャマン」を楽しんでいた子ども時代って、そんなにも昭和だったのだ。
われわれにとっては身近な昭和な世界も、今の高校生諸君にとっては、かなり日本史教科書的昔なんじゃないだろうか。
そんな彼らも、一昨日の模試のように戦時中が舞台の小説を解かねばならない。
どの程度実感をもって読んでいるのか、気になる。
なんか対策が必要な気もする。
「風立ちぬ」とか「終戦のエンペラー」とか「少年H」を観るのが、一番てっとりばやいのだが。