ある運動部顧問が、オリンピックの年のインターハイ日程どうなるんだろ、と真剣に心配してるのを聞き、まだずっと先じゃん、顧問やってるかどうか、この世にいるのかさえ絶対じゃないのに、何言ってんだか、と思ってしまったが、もちろん口には出さず、でもインターハイに出てる人はそういう心配ができていいよなと思ってしまった。
7年後。実際どんな自分になっているか皆目見当もつかないが、せっかく電車で行ける土地に住んでるのだから、マイナーな競技でいいから一つぐらい見てみたい。
といっても、日本人のことだから、今マイナーとされる競技でも、7年後には盛り上がる状態にしてしまいそうだ。
町で寂しそうなひとり旅風の外国人をみかけると、声をかけたくなってしまい、ときどき本当に声をかけて自分のしゃべれなさに自己嫌悪に陥るけど、7年後にはもう少しなんとかなるようにと思って、とりあえずユメタンを覚えることにした。
7年後。今の高校2年生は24歳になるのか。
いい年齢だな。なんでもできるな。
7年間精進したら、今の段階で経験ゼロの競技でも、オリンピック狙える種目ってあるんじゃないかな。
自分も、開会式の演出のオファーがくるのを目標にがんばってみようかしら。あっ、「君が代」斉唱もあるか。
こんなのは冗談にもしてもらえない与太話かもしれないが、いまの小学生、中学生のモチベーションをどれだけあげていることか。
7年後。少なくとも、選手村が完成するより先に、仮設住宅に住む方々の落ち着き先が決まってないといけない。