久しぶりに、カミサンの里のお墓参りに出かけた。それもお彼岸の中日に。
こういった祝祭日には、誰かの訪問があって、我が家を留守にできないことが長く続いた。両親の眠るお墓を守るのはもとより、お仏壇も守っているので、姉妹や親せきの来訪が多かった。
母が亡くなって6年が過ぎようとしており、間もなく七回忌法要を予定している。
そんな雰囲気の中で、今年は特にお客が見えそうにないと分かったので、田舎道の彼岸花を観賞かたがた、およそ1時間をクルマで走る山奥で、お墓参りを済ませて来た。
当然ながらそこには小さいながら梅林があって、当たり年には青梅外交が出来るほどの収穫をくれる。
その梅林の状況調査も目的の一つではあった。
「こりゃ~大変じゃ」という現実をしっかり見てきた。入口あたりには、彼岸花が咲き乱れるのはいいが、雑草や木が茂りに茂って、足の踏込場もないほどに。
梅の木はというと、こちらも伸びたい放題の徒長枝が伸びて、刈込に随分な労力が要りそう。
しばらくの間放っておいたツケが見事にまわってきた。
草刈り機の使用時間は普段の倍は要りそう。剪定もこれまでより数倍の労力を要しそう。やれ困ったもんだ。
とはいっても、このままほったらかしたらそれこそ二度と梅もぎなどできなくなる。季節を彩る青梅外交もおしまい。
それでは、お墓に眠る義父母に申し訳ない。跡取りの義兄夫婦が年老いた今、まだ手が出せるおいら達がやらなきゃ誰がやる。
などと思い直して、改めて近日中に出直すことを梅林に約束して帰った。
真っ赤な彼岸花が咲き乱れ、生い茂る梅の木の向こうには、アユやハヤを育むそれはそれはきれいな川が水音を立てている。
眺めるだけのロケーションには心癒される田舎風景が広がっているが、そこに潜り込んで、草刈り機を駆使し、剪定ばさみを打ちふるって梅林の手入れをすることには、やはり少なからぬ抵抗はある。
でもね~。誰かがやらなきゃね~。一気に大藪となってしまうしね~。しゃーない、近いうちに行こう・・・と気を取り直して・・・・・・。