「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「遅ればせながら」

2015年10月29日 | 晴耕雨読

                              
                                         畑の土づくりに欠かせない、もみ殻

抱え込んだ所用のために、こちらの勝手で稲刈りの手伝いをキャンセルした同級生に、不義理の上に今一つ甘えてみた。
これから植えるタマネギ用畑の土づくりに欠かせない、もみ殻を無心してみたのである。
「早く言えば取っておいてやったのに、もう家にはないよ」との返事だった。「頼むのが遅かったからね」ということで、今年はもみ殻を混ぜるのをあきらめた。

ところが翌日、「隣のおばちゃんに訊いたらあったよ。だから取りにおいで」とわざわざ電話をくれた。
早速クルマを飛ばした。奥さんが海外旅行中で「一人なんよ、まあ上がってゆっくりして行けよ」と言われるままに上り込んで。
よもやま話の果てに、庭木の手入れ方法などをひとくさり、しっかり聞かされた。

そして、乗用車のトランクに積めるかどうか心配するほどの、大きな袋いっぱいに詰め込んだもみ殻を袋ごと渡してくれた。
有難や有難や。わが家の借用畑のような真砂土には、通気性と保水性を保つ上で、是非とも欲しい代物である。
お蔭で、もみ殻とケイフンをしっかり土に混ぜ込んで、良好なタマネギ畑が作れることになった。少し遅まきながらではあるが。

もみ殻と土を混ぜ合わせる効用は、ちゃんとした文献にもある通り、土壌改良や土壌づくりの大切な要素であることも知った。
晴耕雨読などとかっこいい言葉とは裏腹に、ちょっと忙しくなるとすぐに畑は後回しにされる。
それでも畑は、もみ殻を手配してくれた友と同様に、こんな男でも裏切らない。

せっかくの好意を無駄になどしてなるものか。忙しかろうが何があろうが、早めにタマネギ畑を作ろう。
と、意気込んではみるものの、実はこれもあれも期限付きだよな~などと、またしても畑が後回しにされそう。
いやいや、こればかりはそんなことをしちゃバチが当たりそう。友の好意と畑作りの期限と最優先に・・・。

コメント (4)
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