5人目の孫として、6月1日に誕生した息子夫婦の第2子「奈那(なな)」ちゃん。
ジジと初めての「ご対面」は、生後2週間目となる昨日。目鼻も少しずつ整って人間らしくなっていた。
本来なら、出産に立ち会ったり、第1子のお姉ちゃんの守りを引き受けたりするジジであるが、このたびだけは思うに任せられなかった。
というのが、入院を余儀なくされ蓄膿症手術を受けた二日後の出産であった。ジジも病室のベッドで術後の痛さと闘っているときであった。
そんなわけで、遠く離れたところから安否を気遣ってはいたが、詳細な情報は手元にリアルタイムで入って来るので格別心配するほどでもなくて助かってはいた。
嫁さんは、第1子の時と同じように題2子も帝王切開分娩であった。
母体にメスが入るため母親としては大変ではあることを想像するが、お産の生死を分けるきわどさという点では、少し解放されていたのかな。
いずれにしても、母子ともに産後の経過も順調なようで、一安心。
始めてこの腕に抱かせてもらったが、実際の体重よりはるかに重く感じるものがあった。
それはやはり「新たな命の重み」というものを感じるからだろうか。その腕に感じる重さと共に「命の躍動でこれからも楽しませておくれ」とつい、勝手なことを願ってしまうジジでもある。
そ~っと抱いてそ~っと寝かせて、次は幼稚園に行っているお姉ちゃんをお迎えに。
この4月から、幼稚園の制服で通園する希さんを見るのも、幼稚園を覗くのも今回が初めてである。
ピンクの上張りに麦わら帽子。お弁当のリュックと飲料水ボトル。じいちゃんを見つけると、目を白黒させて「アッじいちゃん」と駆け寄って手を固く握る。荷物を持ってやると、まるで飛ぶようにスキップする。
これまで孫といえば、娘夫婦の子3兄弟と、ある意味体力勝負で付き合ってきたが、これからしばらくは、姉妹の成長ぶりに耳を傾け、目を細めて行くのだろう。やはりジジもババも元気でいなきゃ。また一つ、健康管理に思いが行く。