大量に打ち寄せられた大小のゴミの山
いよいよ明日に迫った。
地域活動の中でも、年間事業計画の最も大きな柱の一つ『瀬戸内海環境保全大作戦』、海岸清掃活動。
中国地方を中心に各地で大災害をもたらした、西日本集中豪雨の影響もあって、穏やかできれいな砂浜も大量の漂着ゴミに覆われている。
一旦漂着したゴミが再び海に流れ出たり、沈んだりして海を汚す対策として、海の日キャンペーンとして活動している。
地元中学生180名をはじめ、高校や小学校の児童・生徒それに教職員の絶大な協力を得て行われる、ふるさとを守る活動の一つである。
1年に1度、今回で12回目という歴史を刻んで来た。地元住民はもとより、行政関係者からも参加協力を仰ぐに至った。
その切り盛り役を務めるのが、地域のリタイア組を中心に、地元連合自治会関係者や民生児童委員協議会、福祉員協議会などを網羅して活動する団体を構成している「地区社会福祉協議会」である。
昨年は「全国海岸協会」から表彰され、今年は「山口県港湾局長賞」を拝受することになった。
この様に各方面から注目されるに至った地域活動は、益々力が入り、会員それぞれが自負心を持って行動している気概があるので、益々発展の方向に動いている。「おだてられ、褒められてまたよく働く」という嘲笑の向きもあるかもしれないが、今は純粋に精出している。
今朝も7時から2時間半。猛烈な日差しの中で、明日の本番に備えた安全通路の確保や、安全作業の手順確認に汗を流した。
注目されるのは悪い気はしない。その一方で注目を裏切らないためには「事故を起こしてはならない」という至上命題が頭にこびりつく。
執行部の一人として、安全無事に作業を終えるために何をなすべきか。長い企業生活で鍛え上げられた「安全追及」のクセが出て来る。
でも、そういった安全教育体験の乏しい会員から「小うるさい奴」と嫌われても、やはり厳しく安全を求めていく。妥協など出来ない。
もう一つ、避けられないこの猛暑。熱中症対策に苦労する。水分補給呼びかけ要員を増やして、給水を呼び掛けよう。
何としてでも無事に終わらせたい。明日は午前5時半集合。周到な準備が結果を出してくれることを祈りたい。運命の7月である。