大雨特別警報や、高齢者避難勧告発令など、多くの警報を報せるスマホが鳴り続ける。
雨には強い立地条件に住んでいるとはいえ、地元ケーブルテレビからも警報は鳴りやまない。テラスの屋根を叩く音は激しさを増すばかり。少し薄気味悪くなる。が、この団地そして我が家は大丈夫、などと確たる根拠もないまま雨音に耳を澄ませ、いっときも早く厚い雨雲の去るのを願うばかり。
山口県や岩国が全国ネットに乗るとすぐに、東京や埼玉からお見舞いのラインやメールが入る。
有難いし気持ちが強くなる。
もうしばらくこんなドキドキが続くのが、日本の夏を迎える前の儀式みたいになっている。
そんな儀式を甘く見たりおろそかにしないよう、細心の注意を払って降り注ぐ雨をやり過ごしたいものだ。