竹細工教室の準備に精を出す仲間 おしゃべりも弾むが、手もそこそこに動いて
梅雨明け宣言を明日か明後日に控えた7月20日土曜日午前9時集合。子どもたちが夏休みに入った初日の今日、地域のじいちゃんばあちゃん20人が集まって、小学生対象の「夏休み竹細工教室」の指導者講習会に参加した。幸い会場にはエアコンと扇風機があって、汗ダラダラとはならなかったが、集まってきた人たちのやる気と熱気は会場にムンムン。
竹細工教室で子どもたちに伝承したいことは幾つかある。その中でも「切る・割る・削る」この基本中の基本は是非とも身に付けて欲しいと願うところである。
藪から伐りだして来た竹を、思い通りの寸法にノコギリで切る。竹は丸い、表面はツルツルしていてノコの刃は左右に滑る。へたをするとすぐに指を切ったり爪を傷つけたりする。そうならないためにはコツがある。
ノコギリを竹の表面に当てて、最初の2・3回ゴリゴリと小さく引く。ノコの刃が竹に食い込む筋が出来たらゆっくりと大きく引く。こういった動作は口で言うのは理解できるが実際の行動はやってみないと分かりにくい。そこんところを、言って聞かせてやらせてみる根気がいる。割るもそう。削るはまたもう一作業複雑になるが、子どもたちと私たちが一緒になって、一つの作品を作り上げるという気概みたいなものが生まれるとベストである。大半を私たちが作って、ハイどうぞお持ち帰りくださいの竹細工教室にはしたくない。
そんな思いを込めて、二つの小学校で行う教室の下ごしらえにいそしんだ。