真夏の太陽を受けて、遠くのチームとの練習試合にリキが入る
打つか、見極めるか、この打席は結局フォアボールで一塁へ
一塁へ出たとたんに初球から盗塁を仕掛ける
ピッチャーからファーストへボールが来たら即二塁ベース目がけてまっしぐら
中学生の野球選手生命は短い。夢の間に過ぎてゆく。
というのも、1年生で野球部入部しても、徳別な技量を持っているか、先輩レギュラーのケガによる休部とかで空きがあるとかしないと、なかなか選手とは認められない。多くがボール拾いであったり、先輩レギュラーのお手伝いが主な役割となっているようだ。これも一つの伝統として守られている。
先発メンバーとして10数人に選ばれるのは、3年生が退部する1学期の終わり、ということは本人たちの2年の夏休みからが本格的スタートとなり、終わるのは3年の1学期末である。その間わずか1年余り。実に短い。そこで、3年生の1学期に行われる県大会予選に勝ち残れば選手生命が続く。それも岩国市内でたった2校だけという狭き門ではある。
幸いにして孫君の学校は昨年も今年も県大会出場の権利を得ている。だからこの時季も練習試合の申し込みがある。なければこちらからお願いする場合もある。
未だ正式な梅雨明け宣言もされていないが、真っ青な空にガンガンの陽射し。暑い暑い中、顔を真っ赤にして泥にまみれる姿は、まさに青春そのものである。ガンバレ孫君。
ジジも、帯状疱疹の厳しい痛みも、前立腺手術の後遺症もモノともせず、追っかけ爺をひたすら頑張っている。短い中学生野球部生活を謳歌しておくれ。ジジのこの上ない楽しみ、元気の素として付いて行くよ。