「もしトラ」と言う流行り言葉にもなったアメリカ大統領選挙。「もしも」が取れて「ほんトラ」になりそうな選挙速報が流されている。
何が常識で何が非常識あなのか、考え方の一貫性や世界の大国という大義を忘れて「アメリカンファースト」を掲げて憚らない「ほんトラ」が誕生したらいったいどうなるんじゃろう。色々考えてしまう。
何が常識で何が非常識あなのか、考え方の一貫性や世界の大国という大義を忘れて「アメリカンファースト」を掲げて憚らない「ほんトラ」が誕生したらいったいどうなるんじゃろう。色々考えてしまう。
諸国の無法な侵略から我が身を守る防衛に関する戦略に与える影響はどうなるのか。そろそろ自分の力で自国を守れ、などと言い出しかねない気配を感じる。我が国ばかりではなく、侵略戦争中の大国。何としてでも侵略に耐えるために他国の兵力を頼りにする国。侵略戦争中の国へ自国の兵を派遣して、大国の軍事機密を譲り受けようと躍起になっている国。太平洋に通じる東シナ海・南シナ海を自国の領海として組み入れ、軍事拠点化を無理やり進める国。
これら色んな国に対して、大国アメリカ大統領として如何ほどの影響を与える責任感を持っているのか。そんなことにはお構いなしで、トラの威を借りた猫になって世界秩序の維持に目をそむけるのではないか。どうも過去の実績と、アメリカンファーストを熱狂的に応援する国民感情に押されて何もできないんじゃないか。深慮遠謀や沈思黙考などという奥ゆかしさのかけらでも見せてくれるといいのに。
などと生意気に、凡人の中の凡人、俗人の中の俗人が考えるほど単純じゃないよね。そんな人間にあれほどの富は築けないよね~。「ほんトラ」もアメリカの有権者半分以上が選んだのなら仕方がない。もしトラで終わったら再び「違反工作があった」と議会襲撃の扇動も辞さないことにでもなったら、アメリカの恥をさらすだけでなく、世界中に無秩序OKの切符を配ることになっちゃ、世の終わりになり兼ねない、などとちょっと思いすぎかな。