「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「討ち入りは終わったが」

2024年12月15日 | 季節の移ろい・出来事
                                                  

「あこうろうし」とパソコン入力すると最初に変換されるのが「赤穂労使」である。早くも来年春闘の相場作りや、賃金体系の見直しが声高に叫ばれる時代背景をパソコンが敏感にキャッチしているのだろうか。
キーボードを打つこちらの気持ちは、この季節には三つ四つの赤穂義士伝が放映されないと年越し出来ないほどの盛況ぶりを見てきた。だからというわけでもないが、今じゃ自らの命をもってご政道を糺す一石を投じる、などという話は昔話になってしまった。
この頃のテレビと言えば「紅白歌合戦」の番宣がこれ見よがしに流される。

我が家の二階から見下ろす紅葉が一段と色濃さを増すと師走半ばを迎える。赤穂浪士の討ち入りに目を奪われる暇などないほど忙しくなるのが年賀状の準備である。
年賀状推進派、葉書による賀状をやめて電子媒体派、まるっきり辞めてしまう派、さまざまである。さてあなたはどっち派?
「あけおめ・ことよろ」の略号をラインで送るのもいいが、何とか今を元気に生かされている昭和10年代生まれにとっては、なかなか捨てがたい年に一度の消息交換「まだ生きてるよ~」と伝え合う掛け声みたいなものでなかなか縁が切れない。

1枚85円に値上がりした葉書に文句の一つも言いたくなるところをぐっとこらえて、年賀を届けた相手からの反応が楽しみである。こんな気持ちでいるのだから、年賀が届いたら返事が欲しいな、という気持ちがあるから、相手の方は段々面倒になったり億劫になったりして年賀状が嫌われるのかもしれないね。でもね「オッこいつからまた来たよなかなかしぶといねー」と言いながらでもいい、一言の返信は大切なのよ。ということで今もって粘っこい年賀状推進派である。

今年も驚くような、年賀状欠礼葉書も受け取ったが、それもこれも1年にたった一度ではあっても賀状交換をしていればこそ、残されたご家族から連絡が頂ける。知らなきゃそれでいいじゃないか、とのご意見もあろうが、クラス会・同窓会・OB会など幹事の癖がなかなか抜けきらない性癖もあるのかもね~。
でもさ、いつかは出したくても出せなくなる時が来る。間もなくかもしれない、その時が来るまでのお楽しみとしてもうちょっと頑張ってみたいね~。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「小生、この1年の一字」 | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

季節の移ろい・出来事」カテゴリの最新記事