1月10日金曜日。年明け早々、この日を「今年初打ちの日」としてG・ゴルフ会員皆さんに参加のお願いラインを発信していた。ところが今日は今年一番の冷え込みという思いがけない極寒に見舞われた。でも早くから発信していた手前苦情を言う人もなく一人だけお休み、他7人は全員元気に参加。新年の挨拶も早々に「早く始めようや」ということで、今年1年のG・ゴルフがスタートした。
かれこれ20日間の冬休みがあった。その間皆さん里帰りの接待やらなにかで大忙しを乗り越えた人ばかり。今日からは自分の時間を持てる喜びに浮き立つ気持ちもあってか、いつもより声も大きくゼスチェアも大きい。クラブ片手に集まってボールを打つかたわら、おしゃべり出来るのが有難いようだ。
お陰で点数も伸びず、普段はあまり取らないほどの豪華なスコアであった。
しかも土のグラウンドはコチンコチンに凍っていて、打ち手の思いとは裏腹な方向へ転がる。そのうち太陽が高くなってグラウンドに満遍なく陽をあて始めると部分的に氷が解けて、今度は雨あがりのようなべちゃべちゃに。
こんな苦労してでも一旦始めたら「最後までやろうや」が共通の胸の内である。手袋していても指先が痺れる。「あまり気過ぎて足が広がりにくくて、スタートマットにボールを置くのが容易ではない女性も。実に面白い仲間である。令和元年にスタートして今年が7年目。あれからみんなが年を七つ重ねたのだが、その意識は誰も持っていないのがまた面白い。
終わって帰って我が家の軒先を見たら、雨だれ受けの大火鉢や石臼の表面が完全に凍っていた。野良猫やヒヨドリなどの格好の水飲み場である。このままでは水が飲みにくかろうと、薄氷を少し壊してやった。
小さな団地の小さな公園の小さなG・ゴルフの話であるが、少人数でこれほどい盛り上がる軽いスポーツ。
是非あなたの町でも如何でしょう。