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「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「運転免許更新」

2020年02月04日 | つれづれ噺

         
       今年もきれいな花を付け始めた寒アヤメ 「全力で立つ水色の寒あやめ」

春立つ日、大安吉日。この日を逃す手はない。運転免許証切り替えの記念日にした。
高齢者講習は昨年11月の学科と実地で甲種合格。その書類をひっ提げて警察署交通安全課へ。
ものの30分そこそこで、真新しいピッカピカのゴールド免許証ゲット。

向こう3年は取り敢えず足の確保は出来た。というか、一応天下のお墨付きは頂いたということで、あとは、自らの運転技能の停滞防止や、ウッカリ、ぼんやり、過信のわき見運転などの追放に努力しなければならない。
「オッと間違えた!」などと一度やってしまったら、もうお終い。世間に迷惑をかけるし、自分も落ち込む。一度体験すると随分長い間、恐怖にさいなまれてハンドルを握るのが怖くなる。身体が委縮反応を起こす。これは益々危険を招くことになる。

だからといって、今の時点ではまだまだ現役のドライバーでいたい。いなければならないのだ。
もうしばらく、<ing>やりかけの仕事も沢山ある。行きたいところだってある。やってみたいこともまだまだある。

そして季節に合わせて冬枯れの庭に、ひっそりと清楚に花開く寒アヤメ。やはり暖冬の影響で少し早く咲き始めたようだ。

   ” 春はあけぼの 水の音にも いろ生(あ)れて ”    奥名 春江
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎはすこし明かりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる・・・・・・」。枕草子の冒頭。
まさしく春がやってくる。球春も間近。さて我が家のエース君はどんな春を迎えるのだろう。気になるジジである。

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「北陸路を訪ねて Ⅱ」

2020年02月03日 | 旅行・レジャー

北陸路の夜は「加賀温泉郷山中温泉」で一宿一飯の恩義に預かった。
豊富な湯量と、華やかさとは少し距離を置いた、寂れた冬枯れの自然を眺める露天風呂は、冷たい小雨が旅情をかき立ててくれる。
ここにも、かつて隆盛を極めたバブルの一時期を遠く忍ばせるような足跡が見える。時代は移り変わっている。特に観光地は。

二日目の朝一番に人間国宝、三代目徳田八十吉の作品が置かれている九谷焼の里に立ち寄り。
それはそれは見事な九谷焼の歴史や、豪華作品にうっとり。手も足も出ない高価な作品に目の保養をさせてもらった。
そしていよいよ、この旅の二つ目の目的地「白川郷合掌造り集落」へ。

         
              うっすら施した雪化粧の歓迎を受けた。白川郷荻町合掌造り集落         

               
以前訪れたのは、新緑が萌えていて雪には縁のない季節であった。その時に思ったのは「今度来るときは雪の白川郷を見たい」であった。
だから、節分を前にした大寒の最も寒い時期を選んだ。ところが暖冬に次ぐ暖冬で、北陸といえども雪景色は期待できない今年の冬。
添乗員さんも、バスガイドさんも「期待して」という声を発しない。ひたすら「運がよければ」の天任せ。
それがどうだ!三日前に少し降った雪が、まさに「冬の白川郷の正装」とも言える雪化粧でのお迎え、有り難かった。
しかも、ケバケバしさと落雪の危険さえ伴う豪雪ではないのだ。山口弁で云う「よーおいでました」と微笑むようなうっすら雪化粧。
おまけに、散策するときは小雪がチ~ラチラ、邪魔をしない程度に降りかかる。実によかった。普段の行いがよかったの誰?そりゃもう・・・??

中国で発生して猛威を振るうコロナウイルスのせいで、観光客は激減。ごった返す白川郷も随分とゆったり。しかも傍若無人な大声のおしゃべりも奇声も少なくて、日本の観光地を散策しているという気分に浸れた。これはある意味とても大切な旅情であると思っている。
但し、私たちもマスクを片時も放せない。食べ物一つ口にしようとすれば、持参の消毒スプレーをシュッと一吹き。
これは、今までに経験したことのない厳しさを伴う旅でもあった。その分、思いでも大きなものになるのかも。

そして三つ目の目的地「金沢兼六園へ」


              
さすがに、前田利家率いる加賀100万石を誇った、金沢城の前庭である。「文化財指定庭園 特別名勝」に指定されているだけのことはある。
お見事というほかない。ただ、お土産物屋さんの専属ガイドさんが案内してくれるのは有り難いのだが、早く案内を終えてお店に戻らそうという意図が見え見えで、急いでシャッター切らなければならない不都合さはある。それを、差し引いてもやはり目の保養には十分である。

わずか2日間でこれほどの旅が出来るとは、観光バスのドライバーやガイドさんの努力と、プロ意識に感謝したい。
そしてなんといっても新幹線・特急サンダーバードなど、高速鉄道のお陰にも感謝する一泊二日の旅であった。
またいつか思い出したときに、言い忘れた話など振り返ってみたい。、先ずは北陸の旅2日間を振り返る一席。お後がよろしいようで。

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「北陸路を訪ねて Ⅰ」

2020年02月02日 | 旅行・レジャー

           

北陸のあの高名な、曹洞宗大本山の永平寺を訪ねてみたい、と思い立ったのはいつの頃だったろうか。
2015年10月に出かけた、東北6県の紅葉巡りの大本命は、平泉中尊寺参拝であった。もちろん高名な金色堂見たさでもある。
そのときふと思ったのが、東北の雄中尊寺、ならば北陸の永平寺にもいつかきっと・・・。と行きたい気持ちに灯が付いたようである。それからみると随分時間がたってからの実現ではある。

    

1泊2日という手頃なツアーが目に留まった。しかも節分を前にした真冬の北陸の気候を味わってみたい、そんな気持ちもあっって即申し込み。一旦は満席で断られたが、「キャンセル待ちが取れました」との電話がすぐに入った。ラッキー!
1月31日午前11時、新大阪駅をバスで出発。大阪万博当時の「太陽の塔」の顔を左に眺め、ほどなく名神高速へ。
京都の中心部を左手に見て抜け、大津を突っ切って近江茶屋SAでひとやすみ。彦根城を遠く左手に、ほどなく北陸道へ。
途中バスの中では、日本海側特有の厚い雲に覆われた暗く低い空から猛烈な雨が。  

           

それが、永平寺に近づくにつれて雲の切れ目から薄日が。永平寺門前に着いたときは完全に雨はなし。用意した傘を濡らすことなく参拝開始。
道元禅師によって開かれた座禅修行の道場だけあって、七堂伽藍と呼ばれる、法塔(はっとう)、仏殿、僧堂、庫院(くいん)、山門、東司(とうす)、浴室、それぞれの隅々はもとより、それらに至る廊下も全てピッカピカに磨き上げてある。勝手に歩かせて頂くのがもったいないような。
当時の著名な画家144名による230枚の絵天井の間「傘松閣」は圧巻である。これら自由に散策できる気安さで、ゆっくりとあちこち見させて頂いた。至る所「撮影禁止」の表示があり、カメラを持ってはいるものの、無遠慮にシャッター押す気も減退。お見せできないのは残念であるが、出来るなら一度永平寺をゆっくりお訪ねをされてみては如何だろう。

そして広い境内を流れる小川には、ゴーゴー音を立てて流れる清流がある。
そのお陰か、庭という庭はまるで絵に描いたような青々とした苔のしとねが目を射る。数百年の老木もお見事と云うほか無い。
開山は1244年ということから780年近い歴史が、目の前に横たわっている。おのずと心洗われる思いがする。

     

順路の途中に爽やかな絵が数枚掛けられていた。それぞれに言葉が書かれていたのにふと目が留まった。
 「どう生きるか」   生まれて死ぬ一度の人生をどういきるか それが仏法の根本問題です
              長生きをすることが幸せでしょうか そうでもありません
              短命で死ぬのが不幸でしょうか そうでもありません
             問題はどう生きるかなのです

 「無常ならざるもの」 生まれたものは死に 会ったものは別れ 持ったものは失い 
             作ったものはこわれます
            時は矢のように去っていきます すべてが「無常」です
             この世において 無常ならざるものがあるのでしょうか   修行の足りない凡人には難しい世界ではある。

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