舞浜アンフィシアターは半円形劇場です。
とても見やすい劇場ですが、何となく暑い・・・・
興奮したとんすけは、礼真琴がアクリルボックスに入って出て来た時、ペンライトを持って一生懸命振っておりました。気づいて~~こっちゃーーん(いつから礼真琴のファンに?)
こんな感じで。ふれ~~~ふれ~~がんばれ~~~
とんすけ:僕ね、宝塚って面白いんだってこと、わかったよ。何で姫ちゃんが夢中になっているのかもわかった。これからは僕、宝塚のセリフを覚えて姫ちゃんに愛の告白をするよ。
見てみて。タオルだって巻いてちゃんと応援しているんだから。
姫:こら、目立ってはダメでしょ。あんたのチケット代払ってないんだから。
とんすけ:え~~だって楽しいもの。ダンスがあって歌があって。ぼく一生懸命にペンライトを振ったんだよ。
姫:はいはい。わかりました。ぬいぐるみのふりっ!
とんすけ:はいっ・・・・けほ・・ふああ・・無理~~絶対に無理~~
こんな風にはしゃぎまくるとんすけを横に、舞台をしげしげと見つめます。
さすがサーカスの劇場だっただけあって、照明がすごいんです。
セリからぶわーーって光が出てくるのも綺麗だし、ミラーボールが可愛いのもあり。それに時々ライトが客席めがけてぶわーーっとあたるのがまた、通常の宝塚では経験出来ないことですね。
さて2幕目は、主題歌「VERDAD」からスタート。
この「VERDAD」は本当に礼真琴に似合っている曲で、そのままFNS音楽祭にでも出てよ~^と思う程。
ここから1幕目とは違った熱気がみなぎり、客席はまたも暑くなっていく。
娘役達の「かわいこちゃん」は本当に可愛かったけど、私は礼真琴と舞空瞳の間に微妙な空気が漂っていることをあらためて実感。
礼真琴はことさらに他の娘役達を褒めるし気を遣う。
「こちらが本物です」といいつつも、目線は別に行ってるんじゃないか?と感じる事もしばしば。
むしろ、どこまでも優しい瀬央と組んでいる時の舞空は本当に生き生きしていると思いました。
前トップコンビが本当にラブラブだったので、ついついこちらにもそれを求めてしまう傾向がありますが、土台無理な話。優等生同士っていうのはプライドが高いのかも。
ましてや舞空瞳はすぐにテレビに出てもおかしくない程のアイドル顔。そして礼真琴もどちらかと言えば中性的で高音が得意。似たもの同士なんですよね。
演出でも歌う礼の横で踊る舞空が多かったり、相手役も音咲いつきだったり瀬央ゆりあだったり。
痛烈に感じたのは、前回見た時、「VERDAD」後のMCに二條華が出てきて色々やったあと、いよいよ「かわいこちゃん」の場面になる時に礼が一所懸命に二條の汗を拭ってやっていたことや、「NIJIUならぬNIJOで」というのを強調したりしていたこと。
このコンサートにおける舞空瞳の扱いはトップ娘役といより単なる下級生だなあと。
勿論舞空のアリエルは本当に可愛らしかったし、歌も素敵で真ん中に立つ立場としては遜色がない。だけど、学年的に離れすぎたかな・・・とは思います。
礼真琴というトップは学年が離れた下級生の相手役を包み込む程の包容力はまだ持てないでいるんですよね。
そこで瀬央ゆりあとのコンビが光るわけですけど。瀬央に包容力があるかないかより、相手に遠慮させない気遣いが大きいのでは?
「カラオケボックス」のコントは寒かったけど、それなりに面白かったです。これが紅ゆずるならきっとダメだしが大きいんだろうと思いつつ。
目を見張ったのは店員の鳳真斗愛。この先が楽しみが男役ですね。
コントから歌に入るきっかけを作ったのも瀬央ゆりあで「ローラは傷だらけ」で、この曲全然知らなかったけど面白い。
衣装にVEDADの生地が付いているのも面白いです。
礼真琴の「ギラギラ」はすごくよかったですが、「神様が左手で描いた顔」ってそれを礼が歌う?って思いました。
この曲は我が家の二若君に言わせると「誰が歌っても上手に聞こえない」という事だったのですが、DVD買ったら見せよう。
「砂の城」も「夜に駆ける」も礼真琴の声質に似合ってました。
でもやっぱりびっくりしたのは「オペラ座の怪人」からの「ウイキッド」でしょう。
何で一瞬前まで低音で歌っていた人がいきなり可愛い声が出ちゃうわけ?まるでこちらが本当の声なのよって感じで。
そう、礼真琴は高音が自然なんですよね。きっと。
だけど低音も歌える。この妙を生かすような楽曲に出会えたらきっと代表作になると思います。
アンコールで一人一言と振られても下級生たちは臆せずちゃんと話せる。
この「VERDAD」チームはとてもまとまっていました。
その功績はやっぱり組長を務めた天寿光希だと思います。
天寿の挨拶は、どこまでも相手を立てて立てまくる・・・照れちゃうくらいに持ち上げるんですけど、元気のよいその声で言われると言われた方も嬉しくてその気になるというか。そんな感じがします。
全部終わって・・・さあ、帰るぞ~~って言ったら
あら・・・とんすけ、疲れて寝ちゃったの。
今日は洗濯機でぐるぐるの刑だね。それまでいい子にねんねしてなさいね。
規制退場について。
やっぱりそれを守らない人達がいるんですよ。放送が入るまえにさりげなくささっと帰ってしまう人が。
アンフィシアターからイクスピアリまでは狭い道を行くので時間がかかります。
だからしょうがないんだけどね。
五輪でこういう事をやっても多分外国人は守らないと思います。
そういう意味では無観客でよかったのかな。
今回もとてもわかりやすかったです。
あと人物観察が鋭いなと思いました。
「マノン」で退団される桃堂純さんが、マッハ文朱さんのお嬢さんだそうですね。
あと、轟さんの退団公演も星組ですよね。
話が変わるのですが、凪七瑠海さんってどんな方なのかとネットで調べたら、ふぶき様のブログの記事がすごくわかりやすかったです。
ふぶき様のブログは私の「宝塚歌劇団辞典」です。
かちゃさん、マリウス葉さんのお母さん(元ジェンヌ)と従妹なんだそうですね。
きれいな方ですよね。
礼さんの「歴代のロミオより より子供っぽく原作に近い」ロミジュリも良いけれど
宝塚歌劇の枠にトラワレナイこんな企画も嬉しいですね。
とんすけ君 洗濯機でキレイにして貰えたかな?
今頃は「乾燥を兼ねた日中ぼっこ」かしら?(*´艸`*)