畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

一気に秋の風に

2024-09-24 04:18:47 | 
 こちら魚沼の夏は、昨年に比べたら気温も幾分低く雨も時々は降った。
9月に入ったら雨が降らなくなり、種蒔きに困ったが3日にようやく種蒔き。

 順調に発芽したのは良かったけれど、その後も雨は降らなかった。
朝夕2回の潅水作業を2週間も続けたでしょうか。疲れ果てましたね。
 でも、20日から珍しく雨の日が続き、気温も下がり始めました。
それにつれて、大根も目に見えて大きくなり始めて、ほっと一息といったところ。

 これは、蕪類のトップバッターとして蒔いた「聖護院蕪」です。
大きくなる蕪ですが、成長に時間がかかるために最初に蒔くことにしたのです。


 大根は、色々な気候を考え、リスクを減らすために日をずらして蒔く。
これは2回目の大根です。思惑通りに最初の大根に少し遅れて成長中です。

 ズームアップしたので、不鮮明な一枚になったけれど、アキアカネが飛んでいます。
雨の効果か一昨日あたりから気温が低下し始めて肌寒さを感じるほどに。
 慌てて、長そでを探し、夜もタオルケットに加えて毛布も引っ張り出しました。
数日続いた雨もようやく収まったようです。今日からサツマイモ掘りを本格的にしようかと思っています。
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孫のサツマイモ掘り

2024-09-19 04:28:17 | 
 敬老の日のお手伝いでも無かったのでしょうが孫が来宅。
自分たちで食べる分は、自分たちで掘ってくれと言う、スベルベの言葉に従ったのかな。

 前日、少しの雨はあったけれども、土は全く濡れていない。
サクサクとした土は、簡単に掘り崩される。堆肥原料のもみ殻も見えますね。

 子供用の小さな軍手も常備してあり、役立ってくれます。
何株か掘り起こしたけれども、飽きてしまったよう。スベルベの子供時代を見るよう。

 そして、親もジーさんも黙っていたのに、さっさと自主的に休憩。
リュックから敷物を出して広げ、次は嬉しそうにおやつの袋を引き出す。

 さて、もう少し掘ったら帰りましょうか。スベルベママのカレーライスが待っています。
先週は別の孫二人がサツマイモ掘りに来たし、ジーさんの趣味である畑は孫の良い遊び場です。
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連載325「アリギリス」(その3終わり)

2024-09-18 04:45:43 | 
 大根を蒔いた後に散水。

 今は、大根も手間を省くために平畝に2列蒔きです。

        アリギリス(その3終わり)

 忙しいの「忙」の字は、「りっしんべん」に亡くすと書くとも言われ、忙しいと心さえ失うものだとも例えられる。

 実際、多忙な夫婦は恥ずかしい衝突、犬も食わないと言われる夫婦げんかに明け暮れる始末。子供たちには叱られてばかりいた。

 そして、内玄関に住まいしていた犬のマックスまで、いつの間にか表の犬小屋に居住し始め、「マックスも喧嘩ばかり聞いているのは嫌だって」なんて、娘たちにまで言われてしまった。

 でも、年老いてアリもどうやらキリギリス気味。ほどほどに働き、ほどほどに旅をしたりの遊びにも手も染めて、無事にアリギリスになって来たようです。

            (終わり)
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連載325「アリギリス」(その2)

2024-09-17 04:03:18 | 
 何もかも、作る作物の数が多すぎましたね。

 畑仕事の単調さ、無聊を慰めてくれたのはマックスでした。

         アリギリス(その2)

 多忙な春の野菜植え付け時期など拘束13時間、実働12時間などとうそぶき、文字通り夜明けから、日没まで畑で働き、そんなことも面白くて辛いと思う事は少なかった。

 しかし、疲労は蓄積するばかり。家内と相談して、ベッド式のマッサージ器まで奮発して購入した。でも、せっかくのマッサージ器もダイヤルを強にして、振動を強くしても眠気に負けて、そのうえで寝入ってしまう事さえ珍しくなかった。

 先年亡くなった叔母には「畑は覚えるほど面白くなるが、のめり込み過ぎて身体を壊すな」なんて忠告を受ける始末。周りの皆さんに心配させてしまうような仕事をしていたのでした。
              (続く)
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連載325「アリギリス」(その1)

2024-09-16 05:58:53 | 
 EM菌と言う有効微生物の水溶液の散布。

 ジャガイモを「畝建てポチ」で土寄せをする。ポチは現在2台目になっている。

    アリギリス(その1)

 アリギリスなんて言う生き物は居ません。アリとキリギリスを合わせた造語だと言います。童話イソップ物語の中で、アリは働き者でキリギリスは働かず先も考えずに歌っていたという寓話ですね。

 寒く厳しい冬が来ると、キリギリスには食べ物のたくわえが無くて凍え、せっせと働いてきたアリは食べ物にも恵まれていたのでした。

 私たち夫婦も若いときから働きどおしで(結婚するまでの私は道楽者で結構キリギリスでしたが)、それは最近まで続いていた。多少の遊びには親しんでも、仕事は年々忙しくなる一方。

 あの勤勉な大正生まれの義母からさえ、「お前方ばっかしゃ、アリゴのようだのう、ちったぁ遊べや」なんてまで言われるしまつだった。

 定年後はのんびりと百姓でもなどと人並みに考えていたのだが、有為転変の末、畑仕事にはまることになり、それも年々拡大の一途で、朝の夜明けから日が沈む夕方まで働き続けていた。
            
            (続く)
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