畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ボツになった新聞投稿

2013-08-21 04:51:30 | 暮らし
 トノサマガエルが絶滅危惧種に驚き

 テレビのニュースで、新潟地域で何年振りかでトノサマガエルが見つかったとの報道が有り驚いた。
あのカエルたちの代表とも言えるトノサマガエルが減っているとは聞いていたが、
まさか絶滅危惧種入りするような状態とは知らなかったのです。

ニュースでは水路の三面コンクリート化が原因ではと報じられていたけれど、
私が以前聞いた原因は、彼らの繁殖期、卵が孵化する時期が、
コシヒカリの栽培方法「中干し」と重なり、個体数が減少したと聞いていた。

いずれにせよ、一つの原因では無くて、複合するさまざまな原因が重なっての
トノサマガエルたちの悲劇だと思います。

有る種の絶滅は、人間にとってさしたる問題では無いと考えるのも一つの考え方でしょう。
しかし、自然環境の僅かな変化も積み重なると私たちの暮らしに重大な影響を及ぼすのだ
と思うのは私だけなのでしょうか。

経済効率や便利さ、生活が楽になることのみを追求することは、天に唾する行為でやがて
自然から大きなしっぺ返しをされると思うのです。

トノサマガエルたちの悲劇も、最近減っていると言うツバメの飛来にも、
思わず手厚い保護の佐渡の朱鷺に思いをはせてしまいます。

また、植物でも雑草の代表のような存在だったオオバコの減少でも同じことが言われています。
安易な除草薬の使用でオオバコが姿を消していると言うのです。

除草薬を使わない私の畑の通路にはじゅうたんを敷き詰めたようにオオバコが繁り、
雨の日は草刈りで対処しています。

どんな小さな動植物でも、絶滅したのでは復活は難しい。
便利さと引き換えに失うものの大きさに少しでも思いをはせてもらいたいものと思うのです。

   先日、テレビニュースで新潟市近郷でトノサマガエルの生息が驚きを持って報道されていた。
  驚いて、上記の記事を書いて投稿したけれども、採用掲載されることは無かった。
  そして、テレビで報道されてから10日もして新聞にそのニュースが載っていて驚いた。

   地方紙の限界なのかなー、投稿時点でその事を担当者が知っていたら、なんて思ったのでした。
  いずれにせよ、「トノサマガエル」の生息がニュースになるなんて凄い時代になったものです。

  
コメント (2)
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