日が短くなりましたね、五時を過ぎないと朝日が昇ってこないのですから。
でも、こんな朝霧の立ち込める朝も風情は十分。
雨上がりのチャンスに朝霧を縫ってネギの土寄せです。
マックスは例によって、少し走ると息切れしてすぐに休みの態勢。
いやー、それにしてもニンジンやゴボウの成長は目を見開かんばかり。
人間は暑い暑いとぐったりしているけれど、植物や野菜は元気いっぱい。
マックスや、蚊は大丈夫か。
寄る歳波に感性も鈍ったのか、マックスは鼻の頭に藪蚊が停まっても知らんぷり。
「いやー、トーちゃん。朝のこの空気の美味しさったら有りませんぜ」とマックスです。
朝日が昇り、朝霧も嘘のように消えました。
時は七時を少し回ったところ。二時間余りの朝仕事を終えて帰ります。
藪の中で吠えていたマックスに大声で「マックスー、帰るぞー」と怒鳴ると、
藪の中から出て来て軽トラめがけて一目散。
さっさと軽トラめがけて走るマックスです。
さて、朝仕事とは言え、やはり夏の朝は熱い。
二時間の仕事で、着物は下着も作業着も汗まみれ。
シャワーを浴び、マックスに朝ご飯を上げてから自分の朝食。
少しゆっくりとしていると、これが無ければ一日が始まらないと言う「あまちゃん」が始まった。
朝食後にゆっくりする間もなく、気になっていた白菜の種蒔き。
終えて、日が高く上り灼熱地獄と化した山の畑に今度はマックス抜きで直行。
朝のネギの土寄せに続いて、ポロ葱の土寄せをしたり、
スベルべママが掘ったジャガイモを軽トラに積んだり、
そうそう、その間に待望のタマネギの種蒔きも終えることが出来ました。
朝から汗まみれになる仕事を続け、最後は替える作業着も無くなる始末。
近くの飲食店に行き、生ビールを。なんて思いも頭をかすめたけれどもそれも一瞬。
最後のポロ葱の土寄せを終える頃は半ば意識朦朧、って感じでした。
でも、ビールに次ぐ焼酎の麦茶割で水分を補給し、
干しシイタケが水を吸って元に戻るように元気を取り戻したスベルべでした。
さて、明日も野菜の荷物発送と、「すずきち」さんの仕入れが控えています。
早く横になって泥のように眠りましょう。
マックスや、昨夜のようにスベルべトーちゃんを夜中に起こすんじゃないぞ。