畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

変な年、ジャガイモ掘りと種蒔きが一緒

2013-08-28 20:51:39 | 山菜

 どこがどう変と言われても答えに窮するけれど、やはり今年の気候は変だ。
日照りが続いたかと思うと、雨が土を濡らし続けて、土が乾く日が少ない。

 秋野菜の種蒔きと並行してジャガイモを掘るなんて初めてです。
昨日も種蒔きを続けていたけれど、夕方近くになって残っていた「インカの目覚め」を掘りました。


 最近午後の畑は熱いので出勤しなかったマックスも気温の低下に伴い一緒に畑です。
「インカの目覚め」の枝葉は完全に枯れて見えないほどだけれども、大粒な芋がゴロゴロと。


 これは、大粒で貴重な「インカの目覚め」になっています。
なんだか、忘れ物を見つけたようで得したような気分でも有ります。


 マックスの腹時計が帰宅時間を知ったようで帰りたそうな素振り。
熱い日差しを避けてさつま芋の畝の間に涼を求めたりしていたのでしたが。


 日が短くなり、六時頃には日が沈む。
ススキの穂も出そろい、秋の虫たちの鳴く声も聞こえ、八月末とは言えもうすっかり秋です。

 帰宅したのは六時半に近い時刻。
マックス待望の夕ご飯を与えたり、二人で力を合わせて夕食準備。

 昨日は午前中に野菜を求めて来宅された長岡の割烹「卯月」山から頂いた、
大きな「ヒラマサ」の柵を二本刺身包丁で下ろして夕食のメーンに。
何時も通り、夫婦揃ってビールで喉をうるおし、トーちゃんは何時も通りに焼酎に移行したのでした。
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山の畑に秋の気配が漂う

2013-08-28 05:14:31 | 

 軽トラの車内から写したから手ぶれになっちゃいましたが、朝霧のためと言うことに。
軽トラから飛び降りたマックスは小走りに下り坂を走ります。


 朝から汗まみれになって帰宅の途に着くとなんだか少し感傷的な気分に。
左のコンクリートの堆肥盤の辺りに母親が鉈を使って雑木を切りだし掘立小屋を建てていた。
徒歩で山の畑に行くしか移動手段が無かった時代で、農機具をしまうためにどうしても必要だったから。


 広域農道が出来て風景が一変してしまったけれども、この先は和南津に続く細い道が有った。
そして、その道を少し下ると、夏場の日照りまでは水が湧き喉を潤すことが出来た。


 そして、この霧の彼方の畑から少し下がったところにはどんな日照りでも水の枯れない、
「垂れ清水」と呼ぶ清水が有った。
小学生の時代から母に着いて山の畑に通ったスベルべ少年の楽しみの一つがその冷たい水だった。

 優しいのか、気が小さいのか年中畑で働く母に、大した役にも立たないのに着いて行く子供だった。
馬鹿なやつで五年生の遠足で、柏崎に行ったというのに、母の事が気になって仕方なかったっけ。

 そんな思い出の畑は国のパイロット事業のために区画整理、交換分合が行われ、
我が家の畑は中心から離れた山極を割り当てられた。
口数の少なかった父は、不利な場所を割り当てられても不満は口にしなかったなー。


 そんな少し感傷的な気持ちにさせられるのも秋風が吹き始めたからか。
山を下る時刻になっても、朝霧は風景を覆い隠している。


 8月15日の夏祭りには飾ることのできなかったススキが一斉に穂を出している。
助手席に座り、前方を眺めるマックスに「秋だなー」なんて話しかけながら山を下りました。
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天気予報を見て急いで種蒔き

2013-08-28 04:56:40 | 

 中々天候が思うようになってくれない。
例年にない事だけれども、八月末の今でも、まだジャガイモを掘り終えていない始末。
土が濡れていてはジャガイモを掘っても泥だらけで手に負えなくなってしまうのです。

 僅かな晴れ間と土の湿り具合を見て一昨日、昨日の朝と必死で秋野菜の畝作り。
そして、昨日も夜から朝に掛け雨が降ると言う予報を頼りに、二人で必死に種を播きました。


 今年はナチュラルハーベスト社から取り寄せた種が多い。
ラディッシュやビーツ類も播き時ですから播きます。
でも、一度に収穫になってもこれまた始末に負えないから一種類10条ほどずつ播きます。


 このルーフチコリ類も種類は沢山。
上手く行ったら、美味しいサラダの材料が次々と育ってくれるはず。


 これも10条ほどずつ、順番に播き、播いた種の上に薄く土を掛け更に籾殻を掛けて終了。
最後に今年初の大根も一畝だけだけれども播いて仕事を終える。


 秋ですねー、カマキリがどこからともなく現れて、にらみを利かす。
「俺の縄張りを荒らすなー」なんて身体を揺すって脅すから、「ウルサイ」とつつくと退散。

 さて、雨の予報を良い事にゆっくりと眠って先程起床。
新聞を取りに表に出ると、思惑どおりに雨が降り道路は濡れていました。
しめしめ、ほら如雨露で水を播かなくても、ちゃんと丁度良い湿り気になりましたぜ(笑)。
コメント (4)
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