ありゃ、若い女の子が太鼓を叩き始めましたよ。
朝の準備で櫓を組んだら早速若い女性たちが櫓に上がった。
櫓の位置が少し中央から外れていたので、からかい半分で「降りて動かそう」と、言うと、
本気で夜具の下周りに四人で摑まったけれど、四人で動かされるような品物では無い。
周りで見ていた若い男性諸君に「おい、お前たちも手伝え!」と言うとようやく動き出す。
私が櫓に上がった40数年前には考えられない事だったなー。
第一、祭囃子を担当する若者たちに女性が入るなんて絶対に無いことだったもの。
でも、この女の子の軽快な撥捌きも中々堂に入った物。
女の子、いや姉妹で笛を吹いていたけれども、一人は普段フルートをやっているとか。
いやいや、中々どうして立派なもので時代の流れを感じましたなー。
でも、なんだか若者たちだけが目立つような気がしたのは年寄りのひがみか(笑)。
何のことは無い、自分が立派な年寄りの仲間になったのかも知れないなー。
浴衣姿で踊る女性は誰あろうスベルべの「すばる姉ご」であります。
「すばる姉ご」のホームページ「旅とは言へり」にはスキンヘッドのスベルべの頭がバッチリと出ていました。
若いパパが赤ちゃんを抱いて踊りの輪に加わる。
ほら、同じく赤ちゃんを抱いた若いままの姿も。
そして、可愛い孫の手を引いて輪に加わる女性の姿も微笑ましい。
なんとか、何時までもこんな賑やかな祭が続いてもらいたい。
皆が楽しく豊かに楽しむ『萬民豊楽』の世が続かん事を祈った一夜でした。