14日土曜日の午後、また朝日酒造のコンサートに行ってきました。
今回は「富岡惣一郎を偲んで -ピアノとお話」という名前のピアノコンサート。
開演15分ほど前に到着したら、もうほぼ満席の状態。
でも、自由が効く椅子席ですからどんどんと付けたして席は増やしています。
「富岡惣一郎」の絵をバックにしてピアノは演奏を待つばかり。
聴衆もピアニストの登場を心待ちしています。
もちろん演奏中のカメラなど出来ませんからここからは演奏のお話。
定刻になって登場したのは深紅のドレスをまとった「佐伯真魚(さえきまお)」さんです。
大柄の彼女は「父はかってプロ野球の選手をしていました」と語ります。
(その後、ネットで調べたら元東映フライヤーズでキャッチャーをされていた鈴木選手が父上でした)
演奏は本当に素晴らしいものでした。
最後の演目など、目を閉じるととても一人の演奏には聞こえず、さながらオーケストラのよう。
アンコールに応えて、最後に一曲追加。
途中、「寒くて、指先が凍えそう」と言う彼女の言葉に「ホッカイロ」を差し出すお客もいて微笑ましい。
彼女と、父上と、そして「富岡惣一郎」氏との関わり合いなど中々お話も面白い内容でした。
まだ興奮冷めやらぬ雰囲気の中、三々五々帰途に着くお客さん達。
素晴らしい、演奏技術とそして「スタンウェイ(スタインウェイ)」と言うピアノの名器。
そして、音響効果も最高の朝日酒造エントランスホール。
表は吹雪だったけれども熱い、熱いコンサートでした。
ところでこの日は「バレンタインデー」、
チョコレートの代わりに売店で買ってもらったのはもちろん銘酒『朝日山』の一升瓶でした(笑)。