畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載5『タラの芽』

2015-02-05 15:01:40 | 山菜

    (タラの芽と根曲がり竹の子とアンニンゴ)

  タラの芽

 「タラの芽」は山菜の王様ともてはやされ、最近は私の畑の回りでも多く栽培されている。
畑で栽培された「ウコギ科」の「タラの木」は晩秋に刈り取られ、ハウスで促成栽培される事となる。
今はポピュラーになったため野山の「タラの木」はいじめられ哀れな姿を晒している木が多い。
簡単には手に入りにくい山菜にさえなってしまった。

 今ほど山菜が騒がれず、まして地元以外の人が山に入る事など殆ど無かった頃の事だ。
苛められる事も無く伸び伸びと育ち、胡桃の木と見間違うような立派な姿に成長した「タラの木」の大木が数本、
杉林と畑の間の藪の中にあった。
当然のことながら、いくら太くてもタラはタラ。鋭い棘で取り付いて上ることなど至難の業。

 イソップ童話の狐よろしく、木の下で考えた。思案の挙句思いついたのが釣竿。
家に引き返し、継ぎ竿の先に小さな鎌を縛り付け飛ぶようにして戻った。狐ならぬ人の知恵も大成功。
次々と切り落とし、立派な「タラの芽」をまんまと手に入れ意気揚々と帰り、天麩羅に仕立て、
文字通りの「たらふく」のように食べ飽きるほど、沢山食べることが出来たのだ。
そして、それでもなお残った沢山の「タラの芽」は近所にもお裾わけで、春の山の恵みを食べて頂く事となった。
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春一番フェアー

2015-02-05 05:05:58 | 野菜

 昨日は「春一番種物フェアー」。
善光寺参りの善男善女でも無いけれど、春の気分に誘われていってきましたよ~。



 これは帰りの時の光景だけれども、朝はオープンの九時半前に長蛇の列。
まさに人の列が十重二十重に出来て押すな押すなの大騒ぎ。



 我が家には配られなかったけれども、チラシを片手に右往左往する人々。
でも、長蛇の列の理由はすぐに分かりました。

 目玉商品の1,500円で買う福袋のようなコンテナが目当て。
まー、1,500円よりは物が入っているのでしょう。コンテナを抱えてすぐにレジに直行の人が多い。



 こんな感じで講演会も同時開催。
めんどくさい話しを分かって聴くのか、ただ疲れて座っているのかは不明(笑)。



 種物ばかりでは無くて、農業用資材や、農器具、肥料の果てまで何でも有り。
お、顔見知りの与板の金物屋さんまで出品し、熱弁をふるっていますよ。



 毎年の事だけれども、4~5ヶ所あるレジにはこれまた長蛇の列。
さて、スベルべトーちゃんはと言えば、冷静に買うために種苗メーカーごとに買い物リストを作成。

 買い物リストを持って回ると、何のことは無い品数は少ない。
割り当てられるスペースの関係と、宣伝が主のため展示している商品は少ないのですよ。

                  (続く)
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