例年だと今頃は深くて厚い雪に覆われている沢です。
それが今年はほとんど雪が残っていない。その沢に独活を採りに行ってみた。
藤の花の開花も1週間から10日は早い。
とにかく何もかも異例な魚沼の春です。
正面の大きな沢では手の届かない上方で独活がたくさん見える。もう本当に独活が林、いえ森状態になっています。
それで、右手の沢に先日落とした鎌を探しがてら行ってみる。
先日斜面を滑り落ちた際に鎌を落としたのではないかと考えた。
思ったところで、鎌ばかりではなくて独活の群落も見つけた。
大きく伸びた独活は塩漬けにして保存しよう。
小さなものは、スベルべママの弟のところへ持っていこうか。
沢の奥は小さな滝になっていて正面突破、登高は無理。
この上にも独活やゼンマイはあるはずですがあきらめる。
そして、沢の右手は12年前の中越地震で大きく崩落した跡です。
とにかく、今年は雪が少なくて近づく人間も少なかった様子で人の足跡よりもカモシカの足跡が多い。
そして、先日はこの沢の入口、葦の群生の中で恐ろしいものを見た。
一瞬幻の「ツチノコ」と思わせるような太い蛇です。
おそらく、何か大きな獲物を飲み込んでいたのでしょう。
スベルべの腕ほどもある太さの胴体で、太さに比して長さは短く見えましたから。
でも、そんな怖いものがいても不思議ではないような雰囲気の山です。
山の畑と我が家の間には不思議なワールドが広がっているのです。