畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載68『文化の日のツーリング』

2016-05-23 05:44:18 | オートバイ

 峠の一歩手前で走ってきた飯山市方面を見る。
峠の11月と言うと、紅葉も盛りを過ぎつつある感じです。



 しっかりと防寒着に固めた姿はさすがに11月です。


 写真の日付は00年。なんと16年前ではありませんか。
左、スクーターのヒュージョンの後ろ座席で奥方は船を漕ぎだします。


     文化の日のツーリング 

 十数年前の事になる。友人たちに誘われ、寒さを感じ始めた11月、
文化の日にツーリングに行く事になった。
同行者は6人で、中の四人はタンデムだからオートバイは4台。

 CB750、ゼファー750、スクーターのフュージョン、
そして私のスティードと言う編成でタンデムはフュージョンとスティードである。

 新潟長野の県境に近い長野側、栄道の駅に約束の時刻に集合し、スタートする。
国道117号線を順調に走り、飯山市の郊外から新潟県へと向かっての峠道となる。

 頂上へ到着するまでに半分ほどの道程を残して、蕎麦屋へ昼食に立ち寄った。
その店は素朴さも店の場所も不思議なほどの山中で、
この日のリーダーが何時か来た時に見つけていた店らしかった。
もちろん、蕎麦どころ長野のしかも山中の蕎麦屋と有ってロケーションも良く、味にも間違いは無い。

 女性もいると言う事で、ゆっくりと食事を楽しみ峠へ向かって出発した。
文化の日の太陽も昇れば暖かな日差しを注いでくれる。腹は満ちたし、身体は暖かい。
となると眠くなるのも自然の摂理と言えるもの。

 ふと気付くと、フュージョンの後ろの奥さんが何やら不自然な動きを見せる。
注意して見ていると、なんと大きく前後に船を漕いでいるではないか。
悪戯心を出して後ろから近づき、つつこうとすると後ろの妻が気付いて、危ないと叱るではないか。

 居眠りなんて、自分が眠くても人の行為を見つけたら、自分の目が覚めるもの。
なーに、叱る我が奥方だって暖かな気候のツーリングでは、後ろで大きく舟を漕ぎ、
私理ヘルメットに自分のヘルメットをガンガン、コツン、コツンとぶつけるのだから。

 同乗者の居眠りは有っても、がけから転落する事も無く、無事に峠を越えて「光ヶ原高原」に到着。
ここは標高が800メートルから1100メートルも有ると言う事で、くびき平野が一望出来る景勝地だ。

 峠道は登りよりも下りの方が難しくて怖い。特にタンデムだとその傾向が強まるが、
なんとか無事に下り終え、初めて走るくびき平野を走り、松の山に入って北々線沿いに走って十日町を経由し、
楽しい文化の日のツーリングも無事に終えたのだった。
コメント (6)
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サツマイモ植えのノルマ畝完成!(その1)

2016-05-23 04:47:28 | 

 疲れ果てた二日間でした。
足掛け三日では有ったが、一日目は試運転の3畝だけ。



 こちらは、二回目の土寄せを始めたジャガイモ畑です。
畝立て機「ポチ」でサツマイモの畝を作り、鍬で整形している間にその「ポチ」を使うスベルべママです。



 今年の気候はやはり少し変わっている。
晴れが続いても地温はなかなか上がらず、土の中も湿り気十分。



 さて、10年以上も連れ添ってくれている「畝立てポチ」です。
それまでの畝作りはすべて手作業。若い夫婦は二人で一日に40畝も作っていました。

 ところがスベルべママの腰痛が悪化。
「トーちゃん!お金は何とかするから畝立て機を買って!」とせがまれたのでした。



 順不同の説明になるけれど、「畝立てポチ」で作った畝は平鍬で整形。
そして、形よく仕上がるとマルチの芯にイボ竹を通して二人で引っ張る。

 端を土でしっかり固定した後は二人で間隔をあけて土をかけて固定。
その後、鍬と足を使ってマルチの両側を薄い土で覆います。

                  (続く)
コメント (2)
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