畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

立て立てーアンノー!

2016-06-08 04:24:41 | 野菜

 立て立てージョーの「明日のジョー」の世界のような山の畑です。
まともな雨が降らない日々がずっと続いているように思え、サツマイモの苗も息絶え絶え。



 例えたら、砂漠にサツマイモ苗を植えるようなもの。
マルチに開けた穴に苗を差し込み、根元に土をすくい寄せて掛けます。



 わずかに新芽が見えているのだけが救いです。
サツマイモの生命力は強くて、本当に葉がすべて落ち棒のようになっても根が生えていたりする。



 もう、雨が降るまでは仕方ありませんね。
如雨露でせっせと水を掛けます。手前の畝の苗の根元が濡れていて散水が分かりますね。



 昨日も午後に入り、空に雲が広がったことを見定めて芋苗植えに。
スベルべがしゃがんで苗を植えていたら、後方から大きな物音。



 縄張り争いの喧嘩の果てか、日中にも関わらず二匹の「ムジナ」が畑に闖入。
気が付いたスベルべの「コラッ」の声をよそに、畝をハードルに見立てたようなレースの展開。



 叱る前にポケットのカメラを取り出せたらスクープだったなー。
短足にもめげず、ちゃんと畝を飛び越えている辺りは立派。



 これは、最初に植えた自家生産苗の「安納芋」ですが、しっかりと根付いています。
こうなったら、しめたものでもう潅水は必要ありませんね。

 山の畑は、時折休みもあるけれど、縄張りを点検するウグイスがほぼ絶え間なく歌う。
カモシカが姿を見せてくれたり、ムジナが出てきたりと山の畑は正に野生の王国。

 特に昨年亡くなったマックスがにらみを利かせていないからもう動物たちは好き放題。
そんな、恵まれた自然の中で働き、汗を流せることに無上の喜びを感じる日々です。
コメント (4)
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