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なんともチープシック、クラシカルなスタイルですね。
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2回とも同じホテルに泊まりました。露天風呂直下に道路が走るのは少し無粋です。
『富士山にオートバイで登る』(その2終わり)
休憩が終わると、ツヅラ折れの御坂みちを河口湖を目指して一気に下る。
そして川口湖畔を走り、目的地の富士スバルラインへと向かう。
河口湖町のはずれで待望の有料道路「富士スバルライン」に入る。後は、一気に終点を目指すのみ。
道はぐいぐいと高度を上げ、植生もそれにしたがって変わって来る。
岳樺の木も終わりになる頃終点に近づく。
かなり標高が上がったところで一台にトラブルが発生したのも記憶に残る。
なんと、高速用に調整したキャブレターが薄い空気に適応できず、
ブスブスと音を立ててエンジンの回転数が下がってしまうのだった。
それでもなんとか、だましだましと言う感じで走り、なんとか全員で終点の五合目に到着することが出来た。
一人で写った記念写真には撮影用ボードに日付けと共に「標高2305m」なんて文字も見えます。
そう、越後三山の最高峰「中の岳」よりも300m近くも高い標高ですから、
エンジンの不調をきたすオートバイも出て来る筈です。
肌寒い中で、柄にも無く神社を参拝し一気に河口湖町まで下ります。
その日は川口湖畔のホテルに宿泊。
河口湖とホテルの露天風呂の間に道路が走っているのは無粋では有ったが、
見上げると薄らと雲を山頂にいただいた富士山が河口湖の水面越しに浮かんで見えるのだった。
写真からすると2005年6月3、4日となっている。もうあれから10年以上も過ぎてしまった。
登山も好きで今まで幾つもの山も登って来た。
そして、平ヶ岳登山には鷹の巣登山口までオートバイで行った。
しかし、半分の五合目まででもあっても、オートバイで登った山は富士山だけだ。
(終わり)