(花代、おひねりが飛ぶような名演だったのでしょうか)
祭りには芝居が付き物だった頃(その3終わり)
そんな風にして、一昔前の夏祭りになどでは各地で芝居の舞台が設けられ、
演じられた事が記憶の片隅に残っている。時代の流れとともに芝居を演ずる物好きなど居なくなり、
祭りといえば「カラオケ」などと言う時代が到来。
神社の境内で芝居が演じられていたことなど知らない世代が多くなった。
神社の社の中には、俳句大会の入賞作品も額装されて飾られていたりして、当時の人たちの教養の高さ、
そして暮らしの中の精神性の豊かさ、楽しみなどが見出され、つい、余裕のない今の時代と重ね合わせ、
嘆息してしまう事となる。
ところで、二冊目の台本「碁太平記白石噺」の裏表紙には「北魚沼郡今泉村 山本庄吉」と言う署名が見えます。
どなたか、ご存知の方はいらっしゃらないものかとも思う。
(終わり)