畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

大人の遠足(その2)

2017-05-10 13:03:13 | 暮らし

  採ったばかりの超新鮮な山菜を天婦羅で食べようかと言う趣向。

崖に近いような雪が最も早く溶ける場所でようやく見つけたはしりの「根曲竹」の筍も天婦羅に。

 

 朝一に採った独活とコゴメに加え、畑の周りで採った「コシアブラ」に「タラの芽」が加わります。

さー、冷たいビールで先ずは乾杯と行きましょう。おやつではなくビールでスタートが大人の遠足ですね。

 

  あ、お客さんは長岡のフレンチレストラン「アシェット」オーナーシェフご夫妻です。

自然な成り行きで、天婦羅はマスターが揚げることに。これほどの贅沢はありませんね。

 

 箱の中身は何でしょう。

実は、ねだったわけでも無いけれど、スベルべママ所望のお弁当なのです。

 

  お弁当のご注文はアシェットさんにどうぞお申し込みを。

 ただし、山菜の天婦羅なんてありませんよ。本格的フレンチなのですから。

           (続く)

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連載110-2「恋愛?見合い?押しかけ?連れ去り」(その2)

2017-05-10 04:43:49 | 暮らし

   恋愛?見合い?押しかけ?連れ去り(その2)

 祖父なりの、考えと思想に秘訣があったようだ。時代が変わったとは言え愉快な話しだ。

そんな祖父の薫陶を得た私の父母の口癖に「馬には乗って見よ、人には添うて見よ」と言う言葉があった。

何時までも遊び呆けていた私も随分この言葉を聞かされた。


 ところがこの話を聞いていたおばあさんが言う。

「あれ、私だって似たようなものですよ」どうしてですか重ねて聞くと「嫁に来るまで、

私の旦那になる人には一度も会った事など無かったですよ」驚いて聞いていると、

「嫁入り先に付くと、同じような年頃の男の人が何人も居て、私の旦那様はどの人だろう」と思ったそうです。

兄弟の多いお宅に嫁がれたのです。

                       (続く)

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大人の遠足(その1)

2017-05-10 04:40:17 | 暮らし

 楽しい企画「大人の遠足」のスタートです。

朝飯前に沢に独活を採りに行き、カモシカとばったり出会ったり、死骸を見つけたり・・・。

 朝食後にテーブルと椅子を軽トラで運搬し、それから「木の芽」摘み。

前日までの強風もおさまり、暑さも程よい絶好の遠足日和です。

 

  魚沼で呼ぶところの「木の芽」は山椒の芽ではありません。

ミツバアケビの新芽、つる先の呼び名で、幽玄とも言えるはかない食べ物です。

 

 朝採り、採りたての独活です。

右の独活のように土に埋もれて自然に軟白化された部分の味もはかなく甘く、そしてかすかな渋みが味覚を刺激する。

 

  畑の周りの「木の芽」は山菜初心者の来客に採らせようと残してあります。

春の山は畑の周りでさえ山菜の宝庫になるのです。

 

  軽トラで一人先行し、トラクターで一仕事。

しばらくするとお客さんを乗せてスベルべママの車が見えてきました。

 

 早速テーブルに持参の材料と調理器具を並べて宴会の準備。

なんだか、大人の遠足は食欲優先のようです。早速畑周りで食材の追加作業。

            (続く)

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