トラクターで一心不乱に畑を耕していると、思わず眠くなることもある。
ところが、何者かの雰囲気を感じることがありハッとしてみるとカラス君。
どこで見ているんだろう。って空の上から眺めたら人間の様子なんて一目瞭然。
「ラッキー、ご馳走を掘り出してくれてるぞ」なんて飛んでくるって訳です。
人間がトラクターに乗っていると、すぐには降りられないことを熟知している。
平気ですぐ近くまでやってきて、土の中から掘り出される主として虫の幼虫を探すのです。
熱心に探すものだから、せっかく耕した畑もすぐにカラスの足跡だらけ。
でも、不思議なのは近くの畑には多くのカラスたちが居るというのに、来るのはいつも一羽のみ。
「おい、轢かれないようにな」「へい、大丈夫ねー、それよりトーちゃんカメラのストラップ」なんて。
この時スベルべママは一人で、ジャガイモの土寄せをせっせとしていました。
こんな時にカラスは退屈しのぎにちょうど良い相手。
ちょいと小首を傾けて、スベルべの様子をうかがうなんて、何だかこちらの気持ちを読まれているよう。