畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

夜なべ仕事もやってます

2017-05-09 04:11:17 | 野菜

 夕食後もまだ晩酌の酔いの冷めないうちにもう一稼ぎ。暗いためシャッター速度遅くぶれ気味。

反射式ストーブの威力で室温は18度くらいです。ハウスの中には作業灯も付けてあります。

 

 まだまだナスの苗の移植は続きます。

評判の良い「山本ナス」の他にもイタリアナスの「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」も移植中。

 

 またも朝飯前の一仕事で今度はスイカの移植です。

スイカは最も小さなポリポットに種を蒔いてあります。

 

 それを二回りは大きなポットに移植します。

後は大きくなるのを待って山の畑に植えるだけですね。

 

 少し成長が遅れている一鉢があるので、それも合わせると今年は合計10本のスイカ苗。

夕顔などの台木に接がず、このまま育てる「自根苗」方式で育てるスイカは美味しいですよー。

 いえ、他の野菜だって全部種から愛情を込めて育てています。

文字通り「手塩に掛ける」と言う感じで育てます。手作りの味ってところかな、いや手前味噌ですが。

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連載110「恋愛?見合い?押しかけ?連れ去り」(その1)

2017-05-09 04:05:41 | 暮らし

   恋愛?見合い?押しかけ?連れ去り

 

 「お達者クラブ」と言う名前で開設されている、年配者の交流施設の送迎運転手となり一年が過ぎた。

私も夏場は畑仕事に振り回され、お年寄りと話を交わす事が出来るのは、自動車の中だけとなる。

しかし今年の冬は身体にも心にも余裕があり、部屋の中でお茶を頂きながら、随分親しくお話を聞かせて頂けた。


 これはあるおばあさんのお話です。


 お話を伺ったときは、九十をいくつか越えていらっしゃいました。私から昔話を仕掛けました。

「私の母方の祖父は製糸工場の従業員の募集人をしていました。」と話し始めた。祖父は近衛騎兵隊を勤めた偉丈夫。

体格も良く豪胆だった。人柄も周囲に一目置かれ、信用を得ていた。そんな事から随分と結婚話もまとめたらしい。


 その方法が豪傑だった祖父らしい。自分が製糸工場に紹介した女性に、荷物をまとめて置くよう手紙を書く。

用件は書かない。


 そして、工場まで迎えに出向く。「お前さんは、何月何日に結婚式だから迎えに来た。」と言うと、

娘さんたちは仰天したが、祖父を信用して素直に従ったそうだ。

そんな、一見乱暴なやり方で、結婚を勧めても苦情も、離婚も一切なかったと言うから驚く。

                                         (続く)

  (地方の小新聞に連載して回数も110回に。これは10年ほど前文章です。)

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