畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

2018-11-14 05:07:50 | 自然

 アスパラ菜の葉に停まりピクリともしない「ハナアブ」。寒くて死を待つばかりかのよう。

毎年繰り返されることだけれど、この季節になると「命」について考えさせられる。

 

  「アキアカネ」も同じように羽根を濡らし動く様子も見えない。

仲間も見えず、一匹でこうして死を待っているのだろうか。

 

  「カマキリ」も動かない。

交尾を終えると、雌は雄を食べてしまうと言うから、これは産卵を終えた雌だろうか。

 

  輪廻転生とも言われるが、こうして生き物は短い一生を終えていく。

人とて同じことであろう。生老病死、自然のなせる自然の流れなのです。

 それを昆虫たちは短い季節の中で生まれ、そして死んでいく。

ハナアブの一生は知らない。でも、アキアカネは水中に産卵し、カマキリは卵塊を木々に残して次世代を待つ。

 

 マックスが大好きだった柿の木のみが重なるようになる、鈴なり状態。

16年と言う時を生きたマックスはこの柿の木の下で眠っている。思い出だけを残して。

 秋で感傷的な気持ちに陥ると言う事ではないでしょう。

しかし、秋は植物も含め、色々な生き物たちが命を終える悲しい季節でもあります。

コメント (4)
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