昨日は気温の高い一日で一人で山の畑で仕事に励んでいました。
休憩代わりに気まぐれで、ふと古い道の様子を見たくなった。通る人も無く薮のような状態です。
ここは急な坂道で、途中から見る風景はいつ見ても素晴らしい。
紅葉も盛りとなり、正に錦秋の秋。真ん中にJR上越線が見えます。
両側を山に囲まれた盆地状の我が故郷です。
最も奥に見える家並みは魚沼市の中心地、小出地域。
何年か前までは、スベルべが一人で刈り払いをしていたがそれも止めてしまった。
そのために、雑木は繁り放題でこんな有様。もう一度歩けるようにするには大々的な作業が必要です。
急斜面の道が山頂の平地に変わったあたりに唐松があり、その根元にキノコが出ていた。
「イグチ」でしょう。昔は「カラマツタケ」なんて呼んでいましたが、食用になるキノコです。
50年余り前の光景。背負っているのはきっとさつま芋でしょう。
畑でさつま芋の収穫をし、帰るところで急斜面を降り始める前の休憩でしょうか。
50年前と言うと自動車も無く、山の畑との往復は徒歩のみでした。
標高差140メートル余りの山道は険しく苦しい道のりでした。でも、何だかみんなが幸せな時代でした。