晴れの日が続かず、大豆の乾燥が進まない。
前にも紹介しましたが、先日の晴れた午後最後の大豆の脱穀作業をしました。
落とした大豆は左に見える「もんどおし」と呼ぶ竹の篩(ふるい)で選り分ける。
何時の時代に作られた物か、民芸品のような貫禄が出て来た我が家の宝物です。
これまた民芸品のような大きな竹製の箕(み)で集めるとご覧のような殻混じり。
「もんどおし」を通しても細かな殻やごみは残ります。
竹製の大きな箕は二つ使い、一つの箕ですくい取り、「もんどおし」に掛けるのです。
そして、「もんどおし」で選り分けた大豆の箕を上下に大きく煽ると殻やごみは風で飛ぶ。
動画でお見せしたいところですが、風が少し吹いていたら綺麗にごみは飛んでしまいます。
でも、スベルべの拙劣な技術ではこの程度が精一杯。
周りの粗いゴミは手で捨て、大豆は米が入っていた米用の袋に収納。
苦労の末に手に入れる美味しい大豆「秘伝」の量は7~8升くらいでしょうか。
これをもう一度、「唐箕(とうみ)」に掛けて、ごみを完全に取り除いたら完成です。
毎年、秋、雪降り前の忙しい時期に正に寸暇を惜しむと言うような作業。
出来る限り、自家生産の食品を食べたいと言う言わば「スローフード」のスローライフは忙しい!