約束通りの時刻9時少し前に家の前に出ると1台の車が止まる。
湯沢町の飲食店の関係者で、前に行われた見本市で我が家の野菜を見て畑を見学したいとの事でした。
どなたにでもオープン主義なので早速山の畑にご案内。
葉物野菜から説明を始めて、次は根菜類の説明です。彼らには目新しい野菜ばかりらしい。
野菜の説明をしていると、また一台の車が入ってきました。
同じ村のお母さんで「珍しい野菜を作っていると思って見に来たの」なんて言います。
遠く、アスパラ菜の畑で摘み取り。
来客の応対を終えて帰宅すると、大きな瓶に一杯の「剥きクルミ」が礼にと届いていました。
山の畑に初めての来客はたいていその環境に驚かれます。
我が家から見て、急峻な崖とも呼ぶような急斜面の上が畑なのですから。
何方がお出でになられても同じですが、この地形、河岸段丘の成り立ちから説明します。
そして、次は畑の土の成り立ちと説明し、周囲の山々の説明へとおしゃべりスベルべの話は続く。
畑の端は落葉が始まり、下の風景が木々の間から見え始めました。
身を乗り出すと駅前通りの我が家も見えて、十分な驚きに値する風景な様子。
いつも来客をご案内する例のビューポイントへ。
眼下に広がる風景に感嘆の声を上げられます。素直なシェフさんご一行でした。
どなたでも我が家の貧相に雑草だらけの畑をご覧になりたかったらいつでもどうぞ。
普段は一日畑に居ても、一人も他人は見かけない事が多いのだけれど、こうした来客もまた少なくないのです。